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(2010/1/11読了)お2人のすれ違いっぷりがたまらない(笑)対談しているときはそこそこ対話になっているが、後書きのすれ違い度がなんとも。「話せば分かり合えると確信しました!」の勝間さんと、「いや~世界が違うわ~」と諦めてる香山さん・・・(笑)個人的には、多少の努力じゃ年収なんか上がらないよ、新卒で大手に就職できるくらいの能力がないと(中小正社員じゃ)年収はずっと横ばいさ~というのが実感なので、香山さん派である。
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「少しでいいから、努力を続けることで誰かから『ありがとう』と言われ、幸せになれます」という勝間さん。
「努力できない人がいることはわかりますか。努力しないことが幸せという人の気持ちがわかりますか」という香山さん。
この二人の間で話は平行線をたどります。
絶対友達にならない人っていますけど、そんな二人を横から見てるような気分。もう、話すのやめたらいいのに、って。
勝間さんみたいな人が前を走ってくれないと、希望がもてないじゃないですか。
でもさ、香山さんみたいな人が後ろを走ってくれないと、浮かばれないじゃないですか。
どっちが正しいとか、自分はどっちの味方という以前に、二人とも、必要なんです。二人とも、よくいるタイプ。
そんな気がします。
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ぎっしり中身がつまった勝間さんの術を香山さんがザクザクと
切っている印象を受けました。
勝間さんの本は結構好きでちょこちょこ読んでるけど、
香山さんの言ってるとおり、続かなかったりうまくいかなかったりってほとんど。
でも、そんなところを直接本人に突いてくるところにこの本の魅力を感じたわけで読んでみました^^
p66
もっとがんばって努力をすれば今以上のなんだかすごい
幸せがやってくると思って努力するけど、そんなのは来ないんだというところ。
ここは、勘違いしてる人ってきっと多いと思う。
少なくとも私はその1人だったし。
p76
「これだったら超楽しい」って思えるところに時間を使っていくといい。
p81
どういうがんばり方をするかよりも、
ただがんばっちゃう方が楽チンだけど、どういうがんばり方をするかを考えることって大事だな。
p82
がんばった結果が良かった悪かったよりも、
がんばるプロセスを楽しめるといいなぁ。
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自分は怠け者だなぁと自覚しながらも勝間さんみたいなキャリアプランを目指していた。両者の狭間に自分がいるような気がしたのでなんとなく読んでみた本。
とにかくポジティブに行動していく勝間さんとそれなりにやって頑張らなくてもいいじゃんという香山さん。
両者の言い分は理解できるが、自分はどちらかというと香山さん寄りの人間ではないかなぁと思った。勝間さんへの突っ込み方がまさに自分が聞いてみたいと思うようなことばかりだったからだ。思考回路が似てる。しかし、勝間さんのようになりたいという願望もあり立場としては中途半端な感じ。この場合、ただどちらかのようなタイプにならなければいけないのではなくて、自分らしさを受け入れて両者の良いところだけを取り入れていけばよいのだと思う。「ゼロイチ思考」というのは無意識のうちに自分の中にもあったと思い知らされた。
読み終わってから考えさせられることは、「自分にとっての幸せ」とは何かということ。そして、幸せのために自分はどこまでしたいのか、どの程度の幸せを求めるのか。
そういうふうにスケールを大きくするとやっぱり勝間さんみたいにかっこいいのを目指してしまうけれど、一番大事なのは、『日々の小さな幸せを感じること』なのかなぁと勝間さんの意見を聞いて思った。確かにそれは自分の気持ち次第で、後天的な訓練でどうにかなる気がする。
これからはロールモデルはツールとして生かして、プロセスを楽しみながら努力しよう。
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勝間和代を遠巻きに見ている。
個人的意見は香山リカの「努力したくても出来ない人がいる」だ。
でも香山さんだって充分すぎるほど立派な社会人ではないかしら。一般人代表ではないよね。人の能力も価値観も多種多様で十人十色。自分の水にあう場所でしあわせを感じていきるのがしあわせなのではないかと思った。
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もう軽妙すぎて、電車の中で読みながらニヤニヤしてしまった。
私は「カヤマー」です。
香山さんも勝間さんも何も間違っていない。
勝間さんはまっとうで、ポジティブで、スマートでクールで、でも憎めないパーソナリティも持ち合わせていて、空気も読みつつ、実に大人なのです。
そこで敢えて、香山さんがひたすら「でもそれは無理な人もいる」というスタンスを貫き、これでもかというくらい批判する。
その繰り返しです、この1冊は。
でも、香山さんがとことん疑問をぶつけるのは、そういった能力が高くない我々に対して、
「それでいいんだ」というメッセージを、自分に投影してもらうことで実現してるんだと思う。
120%同じ質問を逐一したいと思って、香山さんのせりふがジャストなんで、もう心地よくてうれしかった。星5つ。
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努力しないでぼんやりと生きていたら『基本は横になっていて、勤務時間ギリギリによっこらしょ、と腰をあげてグズグズ働いてまた帰って寝る』という日々でさえ過ごす事が出来ない世の中。
平行線な二人のやりとりを読んで、幸せになれるかなれないか云々の前に努力は生きる為に必要な事だよなぁと思わず遠い目。
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香山さんの著書「しがみつかない生き方」でふつうの幸せを手に入れるには勝間和代を目指さないとあった。
かたや、勝間さんは「やればできる」という著書を反論書としてだされた。
読み始めたところではあるが、このふたり…なるほどね。
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会話がかみ合っておらず、読んでも特に何も残らない。
勝間和代は他人を幸せにするために努力しないと幸せになれない、というようなことを言っていたと思うが、そこには需要に応えないと対価を得られないという市場の原則のこと以上の意味はないと思うし、それ以上の意味を与えるとしたら、それはもはや宗教だと思う。
一方で毎日おいしいパンを食べることが幸せ、とも言っていた気がするが、さっきの幸せ論と矛盾してないか?
他方、香山リカも勝間和代を目指さないと書いて時代の空気をつかんだまでは良かったが、じゃあどうするというと明確な対抗軸を示せておらず、勝間的生き方はなんか嫌、ということしか言えてないのががっかり。
敢えて言うなら、香山リカの努力をしないでも(できない人でも)生きられる社会が望ましいという点には賛成だが、生きる権利とは思わない。努力しなくても生きられる世の中かどうかは、われわれがどんな社会を選択するかにかかってくるので、普遍的に努力しなくても生きる権利などないと思うし、普遍的に認められることなどないだろう。
まあこの辺は程度問題なので言ってもしょうがないが、境界線を引くとすれば「人は他人に迷惑をかけない限り何をしてもよい」、という他害原理は普遍的だと思っている。
何をしても良いので当然生きてもいいわけであるが、誰かが自動的に私を生かしてくれるわけではない。
それにしても、そもそも話題性だけで売り出したような本なので内容を期待するべくもないのだが、これほど深まらないとは思わなかった。
頑張らない生き方はOKか、的なテーマは朝日新聞らしいのだが、結論がぜんぜん導き出されないところも新聞記事をまとめた本のようである。
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☆気になった言葉
・守破離
・今は情報が見えすぎてる
-たとえばクラスで一芸に秀でていても、ネットでもっとすごい人がたくさんいることを思い知ってしまう。
☆香山さんの主張
・努力を止めてもいい
・会社では成長を見てくれる、仕事の相談は出来ないけど気軽に愚痴を聞いてくれる
-こういったことも大切なのではないか。
・ダメな人間を置いてかないでほしい。というメッセージ
☆勝間さんの主張
・がんばり方を間違えてる人が多い。
・遊軍を入れると企業が成り立たない
・美人すぎるとそのスキルだけを使って生き残るから残りのスキルを磨く必要がなくなり、退化する。
勝間さんと香山さんでは、今まで接してきた人間達があまりにも違うからこのように意見の相違が起きるのではないか。というのがこの議論を読み終わって最初に思った感想です。
勝間さんは日本の経済や企業の成長を意識した「人」をとらえている。(今まで0~5の力の人を10~90まで引き伸ばしたい)香山さんはウツ状態など、どこか故障を抱えてしまった「人」を拾い上げるところに重点を置いている(今まで-50~-10の力の人を0~5まで引き伸ばしたい)のではないかと。
また、香山さんは「感情」で話していて勝間さんは「論理」で話していました。
僕は精神的に調子が悪くなったこともないし、努力すれば大概のことは何とかなると思ってる人なので、勝間さん派です。勝間さんの方がアイディアや具体案が沢山出ていましたしね。
ただ、勝間さんを誤解されてたり、信者になりきっている人もいるっぽいので、そういう人たち(偽カツマー)を止めるストッパーの役割を香山さんとこの著書が担っているのでしょう。
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香山リカの負け
勝間和代つよし。結局どうしろというのか二人ともわからんまま話が続いていくという結構シュールな会話。
10年くらい上の香山リカがやりこめられているような気がする。
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私は香山リカ同様、勝間和代のブームがいまいち腑に落ちないため、読みたかった本。
最後まで、勝間和代と香山リカの思考の立ち居地が違うまま対話が続き、最後までかみ合わない。
しかし、おかげでわかったことは、(勝間和代の本を読む際は、当前のこととして読んでいなければならなかったのだろうけど)勝間和代の論じることは、一部の人にのみ当てはまるということ。
(ただ、影響力が大きく、新聞や、政治活動の中で彼女が発言する機会も多いため、「一部の人向けの発言」だということを、忘れてしまう。)
弱者と向き合うことの多い 香山リカ と
ビジネスで成功を求めようという人と向き合う 勝間和代
では、そら、論点、かみ合いませんよ。
私は、最後まで、香山リカの立場に共感します。
ラストの、あとがきが印象的。
勝間和代は“対談を通じて、よい方向への変化がおきた。またぜひ、鋭い質問力をこれからも炸裂させてください。”というような、まるでまた話しましょうね。といっているようなトーン。
比べて、
香山リカは「今後は、遠くからご活躍をお祈りしています。・・・どうぞお元気で。」と書いている。
んー。この違い、それまでの160ページほどの対話を、がっつり表している感じがします。
『香山リカ:おそらく、勝間さんとは日常の中で見ている人間が違うんじゃないでしょうか。私の仕事は、患者さんのマイナスの状況をゼロにするところまでです。勝間さんの本を読んでいる人たちは、ゼロになりたいわけではなくて、すでにプラスなのに1から5へ、5から10へとなっていきたい人たちです。』
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カツマー対カヤマー。
今のところ僕のなかでは6対4って感じですかね。
二人ともの考えに異論は結構ある。
僕自身は努力することに喜びを見つけ出すタイプ。でも、ときどき頑張ってる自分、本当は怠けたいところも頑張るそんな生活にうんざりしてしまうこともあります。
ぼくだっていつ起き上がれなくなるかわからない。勝間さん60%香山さん40%の生き方がちょうどよさそう
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勝間派か香山派か。
0か100かじゃないから、どっちかというと私は勝間派。
うなずける部分が多いという点で。
とても楽しかった。対談の本に今まで触れてきてないのでこうも意見が交わらないのかーと関心してしまった。それでこそ対談なんだな。
幸せの居場所は人によって違う。だからそれを間違いだの足りないだの人のモノサシを使ったって幸せになんかなれない。
けどもこの現代において勝間和代は崇拝され、その考え方に反するものは駄目だという間違った理解が横行される。それにストップをかけたい香山リカ。どっちが正解なんていえないけど、色んな人が居ていいんだ助け合って生きていけばいいんだって思えた。
わたしはもしかしたら誰かを助けるためにここに居るのかも知れない。
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最後まで立ち読みしてしまった。どちらも信念のある主張でうなずける部分あり。結局は幸せの基準は人それぞれってことなのか…。