紙の本
独裁者の末路
2022/05/27 08:16
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投稿者:名無し - この投稿者のレビュー一覧を見る
独裁者の末路を語るのに不可欠な、奸臣や愛人の存在は欠かせないが、彼らの愚かな考えが支配者に受け入れられることで、世界が悲惨な状況になっていくことは、多くの歴史的事実が証明していて、本書もその中の1冊である。
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これは上下巻あわせて読んでこそその凝縮されたエッセンスが味わえる。スターリンだけでなく、その周辺の実力者たちの狂気スレスレの駆け引きがすさまじい。
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各書評で絶賛されていましたが、ロシア革命の基本知識が無いと結構つらい。書評で絶賛しているのも50以上の人ばっかでしたな。
それはさておき、苦労して読んでいればそれなりに面白い。
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なんで購入したか失念。
とにかく厚い本。上だけで『日本の論点』ぐらいの厚さがある。
こわ、おもしろいのだが、もう少し、年表とか使ったら簡単に書けるのになと思う。
毛沢東がまねたのだろうが、大粛清の仕方がスターリンと毛沢東は同じ。
(1)まず、自分を神と信じていない部下を殺す。
(2)自分が若い頃の同士を殺す。
(3)自分の身の回りで私生活を知っているものを殺す。
スターリンは妻が自殺してから、大粛清を始めるが、毛沢東は最初から妻を内戦で見殺しにしたりする。両方とも、悪い意味で強靱な精神力を持っている。
この二人の歴史をみて、やはり北朝鮮が気になる。
そもそも神格化されていない、キムジョンウンをどうやって、恐怖政治が支えるのか、歴史上初めての経験、もしかしたら、そもそも恐怖政治が維持できないのではないか、と薄ら寒い思いがする。
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やっと読み終わった・・・って気分だが、まだ上巻が読み終わっただけだ。ここまでで635ページあった。ようやく、独ソ戦がはじまるところだ。
ポル・ポトとも毛沢東とも違う。独特の・・・といえばいいのか、なんでこうも人を殺すのか。よくこれで政府組織が持つものだし、さらにいうと、よくこれで第2次世界大戦に勝ったものだ。その後冷戦も闘いぬいているわけだし・・・ 分からん。これだったら、大日本帝国のほうがよほどまともな国家に思える。
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スターリンの家族、スヴェトラーナ、フルシチョフ、ベリヤ、エジョフ、オルジョニキゼ、スースロフなどの重臣、ライバルたちの壮絶な闘争。とにかく沢山の人が死にます。戦争の無い現代日本に生きていることに感謝せずにいられない。上下2巻、力作。
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チャイルド44で描かれていた全体主義社会が異常すぎてフィクションではと疑ってたのだが、この本を読んで、本当のことだと思い知った。死者を数で表すのは好きではないが、二千万、三千万の人々があっけなく殺される国、こんな愚かな大量殺戮を犯し続けていた国と対等に渡り合っていた大戦後の世界への信頼も揺らぐ。上巻は大テロルのすさまじさに寒気を覚え、下巻は第2次大戦時の愚かしさに笑ってしまった。登場人物が膨大で、結局、モロトフと歴代の拷問長官たちくらいまでしか、最後まで把握しきれなかったのが残念。
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「人間スターリン」を最新史料から描いた画期的な伝記。独ソ戦からその最期まで、親族、女性、同志、敵の群像を通して、その実像に迫る労作。亀山郁夫氏推薦!《英国文学賞》(歴史部門)受賞作品。
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【由来】
・新帝国主義の時代 P420
【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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幾つかの書評で見て気になっていたので読み始め。600頁超の大作…だけどまだ上巻。。
ロシア革命やスターリンに関する基礎知識がないとやや難しいと感じた。もう少し基礎知識を勉強してからの方が良かったか。。
圧倒的なリーダーシップと体力を持ち合わせた狂乱的なリーダーがここまで国家や人間を狂わせていくとは…と恐怖しながら読んでいた。
下巻は独ソ戦…しっかり読み込みたい