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ちょっと想像していたのとは違って、最初は戸惑ったけど、読んでいくうちにぐんぐん引き込まれました。連鎖する凶悪犯罪に女子高生のマドカが巻き込まれる。ファンタジー的な要素もありつつ、学園モノでもありつつ。犯罪の発想が奇抜でおもしろかった
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初野晴の作品。
今までが重い印象のある作品だったので、こういうものも書けるのかと感心した。
だが今までと変わらず、とりあつかうテーマに筆者の社会的関心が見える。それがいい。
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きた。きました。
ミステリとファンタジーの融合。
読み進めていくにつれて引き込まれていく感じ。
私もサファイヤに恋をした。
最後が少しあっけなかったけど
予測できない事態の連続はおもしろかった。
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ちょっとファンタジーが入っているが中身はしっかりミステリ。
いろいろな異常犯罪者が出てくることもあり全体的にトーンは暗め。
ファンタジーよりミステリの要素がいいので違和感なく読めた。
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登場人物全員が一筋縄でいかない人ばかり。
主人公二人組からして、びっくり。
オチは読めてしまうとはいえ、
”少数派”を題材としていて読み難いって思う人も
いるかもしれないけど、
ちょっと切なさが、良い感じで残ります。
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女子高生マドカが女装癖のある男子高生の幽霊をパートナーに、街に現れた歪な犯罪者たちと対峙していく物語。青春・恋愛・ミステリにファンタジーといろいろ詰め込んでいるのにゴチャゴチャしておらず、一気に読めます。そして最後には心に切ないようなやるせないような、それでいて爽やかな後味を残してくれました。この作者の別の話もぜひとも読んでみたい。
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マイノリティなキャラに個性的な犯罪者。
最後はしんみりしつつ、後味の悪さはなく、読みやすかった本。
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極限的な設定で綱渡りのように繰り広げられるミステリ。タイトロープ過ぎて緊張する。
いっそファンタジーのほうが落ち着いたかもしれない。
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マドカの健気な強さがかわいい。サファイアのしたたかさもかわいい。事件は後味の悪いものばかりだけど、希望も残してくれているからまた読みたくなる。
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面白くて一気に読めてしまった。
最後から二話目以降の犯人の動機がイマイチ分からなかったのがちょっと残念だったかな~
ラストも話が繋がって、よめてなかった分、スッキリ。
また次回作が読みたい。
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レズビアンの女子高生と女装好きな美少年の幽霊が、難事件を解決して良く話。
とても面白かったです。
またも続きが気になる終わり方をされています。続きが出るならぜひ読みたい!
ヤサグレてしまったサファイヤ君がどんな風になってしまっているのか、すごく気になります。
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ノベルズで出たとき、凄く迷って、文庫になったときも凄く迷ったです。ようやく決心して、購入。結果、面白かったです。この後が気になるけど、ここで終わるからいいんですよね。
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最初はどんなファンタジーのお話なんだろうと思ったら…
青春ミステリーな感じで良かった。
最後はちょっとしんみりした。
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「ファンタジック・ミステリー」という大層なお題がついていたので期待して読んでみると・・・
真性レズビアンの主人公が女装趣味の幽霊と出会って街にはびこる悪を・・・
という、びっくりするほどの「陳腐」な設定。
・・・くらいに思ってたんですけどね。読み進めてみるとなかなかに悪くない。街にはびこる犯罪者、といっても本作は「シリアル・キラー」とかを相手にしていて、犯罪者ごとの章だてになっているのも読みやすいし、章をまたぐこまごまとした伏線もよい感じ。
「ドッグキラー」「ラフレシア」「グレイマン」など、曰くありげな犯罪者たちも想像力をかき立てられます。
キャラそれぞれに魅力というか個性がつけられているのに安易に「続編」を意識せずに綺麗に完結させたのも好印象。ああいうのって萎えるんだよなあ・・・
はじめの落胆があったためか、逆に好評価に落ち着いてみたり。
しかしこの本、なんで値段が妙に高いんだろう?
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テーマとして『マイノリティ』『社会的弱者』『少数派』があり、それによる疎外感や劣等感を抱えているひともいれば、逆に開き直りや、少数派であることが自身の価値であるように思いこむひともいる。それを『理由』にしてしまうひとがいる。疎外感や劣等感に負けずになんとかまっとうに生きようとしているひとたちの姿が切なくも美しく感じます。折れてしまったラフレシアも。
読了後、サファイヤのことを念頭に置きもういちど読み返しました。マドカとサファイヤの未来が明るいものであることを願わずにいられません。まっとうに生きようとしているひとたちの未来が明るいものであることも、願わずにいられません。