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おもしろかった。日常の中に非日常があるというか、非日常なのに日常、という感じ。
フルーツタウンの話が一番怖かった。
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2010/3/9
朝日新聞(...だったかな?)で紹介。この作品はミステリー?ホラー?それともファンタジー??
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垣川さんの短編集!
ホラーというよりは、ふとしたことからアナザーワールドに紛れ込むような感じのお話が多かったです。
タカシ君という小学生とユナさんという中心に時にはリンクし、時には独立したお話として物語は進みます。
ほんまこういう夜と闇のハザマの妖しい世界を描かせたら垣川さんうまいですね~!!
ちょっとした魔や気の紛れで闇のアナザーワールドへ!
そして、はまるとなかなか抜け出せませんよ~
皆さんもおきをつけを
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いつも新刊を秋頃出されるのに、今回は出ないな~と思ったら2月頃に出ていたという。
それはさておき、今回も素敵な話だった。
恒川さんの作品は「非日常が日常として文章に溶け込んでいる」ことに魅力があると思う。
勿論話の中で非日常は「不思議」として記述されているのだけれども、例えば見た目若いけれども実は120歳のユナが当たり前の「日常」として普通に溶け込んでいる空間――例えばティユル氏が何故そんな姿になったのかという根本に触れることなく、ただそこにいたのを見つけたという非日常のみ描写される空間――ありとあらゆるところに非日常に隠された(読み手にとっての)不思議を綺麗にまとめあげ、且つそれを読み易い文体で記述していくのだから、作品の空気に惹かれるタイプの私にはたまらない。
100%謎の解明を求めるタイプには一寸不完全燃焼だろうが、童話が楽しめる人ならオススメ。
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南の島を舞台にした中篇集。
妖しく不思議で底意地が悪く、でもどこかゆったりと構えている。
「蛸漁師」と「まどろみのティユルさん」が好き。
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恒川さんで作家読みしてたけど今回はちょっと物足りないような。
一気に読む気もでず、何回にもわけて読んだからか。
馬があわない本でした。
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連続短編ですが、全てがいつものように不可思議話ばかり。
進んでみたり、後ろに戻ってみたり。
むしろ話が後ろに行くほどに、不思議度が上がっていきますね…w
もう何がどうなっているのか。
むしろ子供の母親はどこで何してるんだろうとか
いつもながらに違う所に疑問が…。
借金、どうなったんでしょう?
しかし120歳。
毎年数えていたんでしょうか?w
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120年もどんなものを見てきたのか。
はじめは優しく、緩やかに怖くなっていく話が多かった。
不謹慎にも果物がおいしそうだと思った。
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タカシが呪術師ユナさんに連れられて来た南の島々で起こるのは、精霊、悪霊たちが織りなす不可思議なのか、それとも、心の中に潜む夢なのか。「では素晴らしい人生とは何かね?何があると素晴らしいのだね」との問いかけも現実なのか幻なのか判らない。
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純和風ホラーが話題の恒川光太郎作品ということで読書。
呪術的な南洋の島で起こる不思議な出来事を描いた短編集。
従来の純和風な雰囲気とは違い、今作は南の島が舞台。背筋がひやっとするような話を作るのが本当に上手い作家さんだと思いました。ただ、ここ数作同様に『夜市』などの作品を越えるような面白さは見出せなかったのが残念でした。今後に期待したいところです。
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どこかの南の島を中心とした連作短編集。
異界との狭間にあるような物語の雰囲気はこれまでどおり。
日本ではない異国の話なので、より彼岸に近い感じがする。
好みではあるけれど、今ひとつ釈然としないのは表紙が好みでないからか。
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ホラーってほどでもないんですが、一応。
恒川さんの本は気持ち悪さがキモチイイ的なところあります。
今回もまるっきりの短編か?と思わせていて連作でした。
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南国を舞台にした連作になっている短編集。最後の短編で全ての話がスッキリとまとまり、爽快感を覚えた。ただ処女作の「夜市」が未だに一番好き。出来ればまたそろそろ長編が読みたい。
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独立した短編集かと思いきや、読み進むうちに同じ南の島が舞台のお話と気付く。そのリンク具合が絶妙でいいなと思う。時空を越えて綴られる物語はどれも不可思議なものばかりで面白かったですが、やはり日本が舞台のお話の方が好きだなぁ。
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待ちに待った恒川さんの新作!
これまで日本的な世界観で幻想的なストーリーを描いてきた恒川さんですが、今回は呪術が存在する南洋の島が舞台。一話ごとに内容の変わる短編集で、ちょっとずつリンクしている。そして作中に出てくる「オン」というのは、『雷の季節の終わりに』の「穏」なのかな。こういう他作品とのちょっとした繋がりも面白い。
今回は幻想的というよりも、舞台が南国ということもあって濃密な妖しさに満ち満ちています。
「一歩足を踏み入れたらもう戻れない異質な世界」をとても魅力的に描くのが恒川さんの魅力なのだけど、本作はかなりファンタジックな要素が強いです。面白いんだけど、各短編にもうちょっと繋がりを持たせて欲しかったかな。これは長編の方が面白いのかも。
でもやっぱり恒川ワールド大好きです。早くも新作が待ち遠しい。