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clouting(抜き取り):ハンカチを盗む行為。逃げの名手、ジャック・ドーキンズがその代表。Reader merchant(読書家の商人): イングランド銀行から出てきたばかりの紳士から財布を抜く人。onion hunter(タマネギ狩り):懐中時計の鎖につながれた印鑑やメダルを狙う人。silk-snatcher(シルクのひったくり):歩行者のフードや帽子をかっさらう人。noisy dog racket(らんちき騒ぎ):玄関の真鍮でできたノッカーをいただく人。nabbing the snow(雪をかっさらう):物干しやロープに干してある洗濯物をちょうだいする仕種。などなど。。
もっと悪質なのがいますが、割愛します。このとうじのロンドンには、いろんな職種があったようです。(p.310)。。
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まるでその時代に生活していたかの様な記述。とても詳しく19世紀のロンドンを知ることが出来る。豊かな人の暮らしというより、ロンドンで働く普通の人、貧しい人の暮らしだ。人口が増えて、発展してきたが、現在の様に落ち着く前の事のロンドン。町は、まだ清潔でなく、悪さをする人や哀れな人が多かった。貧しい人は、とことん貧しかった。活気があったが、犯罪者も多かった。しかし、町は交通網、水道など近代に向けて発達して行くのだった。
現代の人には、とても滞在できないし、歩けない町だったらしい。でも、当時の人々は一生懸命生活して、可能な人は楽しみを見つけていたようだ。
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19世紀ロンドンの生活の様子を知ることができる面白い一冊。
当時の風俗を知れば、旅行もまた楽しくなる。
19世紀の作品を書く人にはぜひ一読をお勧めしたい。