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僕は存じ上げなかったんですが、ふと本屋の書棚を見渡すといっぱい本を出していた方。「著者略歴」を読んでも、あんまり何の人だかわかんなかったですけど。そもそも気象大学校の元教授っていうのが別世界。よくわかんない。まあ、とにかく仏教家だか仏教研究者だかの方のよう。
タイトルを読めばわかるように「そんな意固地になるなよ、捨てちゃえ捨てちゃえ、そんなもん」って本。とにかくスゲーわかりやすかった。
仏教思想系の本って、最近の「仏教ブーム」もあってか、よく出てますよね。僕も何冊か読んでみたけれど、まあ同じことや当たり前のことが多く書かれている印象。でも、この本はちょっと違った。いや、当たり前なのは確かなんだけれど、切り口が違う感じ。ちょっと目からウロコ。どばー。
でもところどころに矛盾を感じてしまう。そういう時って自分の不勉強・不出来を反省する一方で、仏教やら宗教やらのヒキョウさを感じちゃうのよね。それこそ「ああ言えばナンチャラ氏」みたいな。
さて、わかりやすさという点に話をフューチャーするんですけど、枕とかたとえ話が秀逸なわけですよ。時々、変なたとえもあるけど。ってことを書いてみて、そういえば以前レビューした大栗道榮さんの『空海!感動の人生学』でもおんなじこと書いたなーって思った。やっぱ僧職系男子って説法とかの関係でそういうのが巧いのでしょうな。
【目次】
まえがき
第一章 「こだわり」を捨てる
第二章 「世間」を捨てる
第三章 「欲望」を捨てる
第四章 「自分」を捨てる
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一方通行で物事を見ていたと、そんなふうに思わされる。
こういう見方があるのか、世間は。
ずいぶんラクに生きられる気がする。
とてもよかった。
いつもそばに置いておいて、読みたい。
付箋だらけになってしまった。
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こだわりを捨てろとか気楽に生きようとか宗教に絡めて作者なりの人生観である。
変な宗教や特定の宗教を勧めるものではないので、普通の人でも読める。
作者は年配なようで、宗教を絡めるせいか難しい言葉や言い回しが出てきて少し読みづらい。
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「我」という語の一つの意味に、が「我」・・・②思うところに凝り固まって、人の言に従わないこと。ひとりよがり。があるとされています。そして、この意味での「我を張る」という言葉が「がんばる」に転じたのです。「頑張る」は当て字。「我に張る」の転。①我意を張り通す。したがって、昨今の日本人は口を開けば「がんばれ!がんばれ!」と言って、がんばることを美徳のようにしていますが、仏教の教えからすればがんばってはいけないのです。がんばることは我を張ることで、悪いことです。
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断捨離の本かと思っていたら仏教の本でした。こだわりとか世間体とか欲望とか理想の自分とかそういったものを捨てていこうと言う内容です。ちょっと物の見方が偏った部分もありますが。