紙の本
日本資本主義の父:奇跡の人
2017/12/28 00:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セーヌ右岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治維新、近代国家建設の激動期に私利私欲なく、日本の資本主義の基盤を築いた渋沢栄一の出現は、我が国の近代国家としての発展にとって奇跡ではないかと思われる。その渋沢の生きざまや、社会生活、教育、経済活動等を行うに際しての基本的な考え、指針、心情が手に取るように理解できるのが本書である。
紙の本
現代語訳が読みやすい
2016/02/07 19:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レッドもとき - この投稿者のレビュー一覧を見る
渋沢栄一氏に興味を持ったら、まずこの本から読むといい。
『論語と算盤』の重要な部分を現代語で訳しているので読みやすい。
繰り返し読むのに適している。
紙の本
理想と現実の狭間か
2019/12/24 09:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:neoaco - この投稿者のレビュー一覧を見る
『論語』とは、孔子と彼の高弟の言行を孔子の死後、弟子達が記録した書物である。『孟子』『大学』『中庸』と併せて朱子学における「四書」の1つに数えられる。
所謂人徳の重要性を説く、道徳・倫理書である。
サラリーマンとして日々過ごす中で、ともすれば『算盤』的発想に支配されがちであるが、それだけでは真の成功はおぼつかない。『論語』が説く人間性を帯びることができれば、それ幸せであろうが、実際は非常に難しく、備わった人物は希有であると思う。
紙の本
右手に論語、左手に算盤
2018/09/03 14:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:masaya - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本資本主義の父と言われる著者の問題意識は、色褪せず、現代にも当てはまると思いました。
コンプライアンスを騒がれてる昨今の情勢が、ビジネスに論語が導入されていない証左とも言えるでしょう。
電子書籍
現代に通じる
2022/03/29 18:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sas - この投稿者のレビュー一覧を見る
物事に対する考え方として、現代に通じることが多いです。
算盤の力を鍛えることも大切ですが、道徳心を常に持つことが必要であることをあらためて確認できる良書です。
紙の本
100年経っても色褪せない普遍のテーマ
2021/12/22 23:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
実業において自己の利益を追求するのではなく、常識や教養、品格などをベースに世のためになることをしなさい、という主張は、100年前も現在も通じるものである。むしろ、現代にこそ、経営者だけでなく、広く読まれるべきものではないかと思う。
渋沢栄一が今の日本の実業界をみたら、なんと言うだろうか、ということにも思いを馳せたくなってしまう。
投稿元:
レビューを見る
今から100年以上前、新しい一万円札の顔となる「日本経済の父」こと渋沢栄一による名著『論語と算盤』を、現代人にも読みやすく平易な言葉で書き直された現代語訳。
何度読み直しても、古びることのない本質が随所に書かれており、読む度に新しい発見があることに驚く。おかげで、本が赤線だらけ、ページの角をいくつ折ったことか。
企業の経営者や一部の経済人だけでなく、社会人になったすべての人に読んで欲しい必読の書です。
特に個人的に興味深かかったのは、国内各地の貧困村を再生させた二宮尊徳の何をどう評価しているのか、あるいは西郷隆盛との交友関係にも言及されており、興味深い内容でした。
投稿元:
レビューを見る
最近の週刊ダイヤモンド古典特集では、多くの経営者が「論語と算盤」を
明治時代に何千の株式会社を設立した日本の起業家に先駆けのような存在の渋沢栄一が事業を起こして、社会に貢献するとはいかなることかを論語の記述を交えて解説する。
本書は新現代訳だそうだが、それほど違和感なく読み進めることができた。
しかし、全体的に説教くさい印象は拭えないかなーというのが第一印象。
古典は暗唱できるぐらい読み込む必要があると斉藤孝が週刊ダイヤモンドの古典特集でいっていたが、あまりにもわかりやすい訳だと、長い間付き合おうという熱意がわかないのかもしれない。
あくまでも原典を併読する必要があることを痛感した一冊だった。
投稿元:
レビューを見る
まったく古くささを感じさせない。心が震えた。
学ぶ理由、儲ける理由、生きる理由など、あらゆることがわかる。
昔の話だけど、現代社会の問題とリンクして、読み解ける気がする。
俺も、世のために生きる人間になりたい。
投稿元:
レビューを見る
近代日本の資本主義の基礎を創った渋沢栄一が書き残した『論語と算盤』を平易な言葉に置き換え現代日本人に読みやすくと提供されたのがこの書物である。
日本の実業世界の礎を築いた渋沢栄一は、徳川幕府側の人間として存在してきたが、明治維新後、短い期間ではあるが、大蔵省にも在籍した。
大久保との性格の違いで政府を離れたが、西欧社会を外遊した経験が後々の考え方を大きく左右したようだ。
資本主義のど真ん中で勝負し、本質を見抜く洞察力のある人の言葉には普遍性があり、納得させられるものがある。
算盤と、倫理・理性とを程よく共有できる人が人の上に立つ仕組みづくりは永遠の課題なのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
明治時代の企業家・渋沢栄一の講演をまとめた本。現代語訳だからということもあるが、今読んでも古い感じはしない。そういう意味では「いまの若い者は・・・」という説教的な言葉かもしれないが、それも含めて背筋を伸ばして読むことも必要な本だと思う。もしかしたら、現代の日本に必要なのは坂本龍馬ではなく、渋沢栄一なのではないかと感じた。
投稿元:
レビューを見る
現代語訳によって、非常に読みやすい。内容はどこから読んでも背筋を伸ばす事が出来る。また読み返すだろう。
しかし、バイタリティのある男は、色欲も旺盛であるという時代を超えた定説に、渋沢栄一お前もか!(笑)岩崎弥太郎と喧嘩して、馴染みの芸者を忘れずにお持ち帰りした件は笑えた。
投稿元:
レビューを見る
2010/06/25:資本主義で利益ばかり追い求めがちな世の中においてどう生きるかを論語を基に説いています。
現代語訳のせいもあるかもしれませんが、とても読みやすく殆ど古さを感じさせませんでした。
投稿元:
レビューを見る
この本は、すごい!
渋沢栄一の“論語と算盤”を口語訳したものですが、
この訳と内容が秀逸です。
下手なビジネス書を読むよりもよっぽど勉強になること間違いなしな一冊です。
おススメ!
投稿元:
レビューを見る
渋沢栄一って方は本当すごい人やったんやな。日本実業界を造ったといわれる彼の功績は、もっともっと賞賛されるべきだろう。
しかし、なんと美しい高貴な志だろう。名よりも実、実も我が実ではなく天下の実 ・・・ 成功や失敗で一喜一憂している自分が情けなくなる。成功するにしてもいかにして成功したかだ。失敗しても勉強を続けていけば、いつかは幸運にめぐまれるときがくる。