電子書籍
王道ストーリー
2023/02/06 00:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えび - この投稿者のレビュー一覧を見る
少女向け小説の王道ストーリー。
女性職人モノのあるある満載といったらそれまでですが
しっかり読ませてもらえる作品です。
ただ、ヒロインのやたら追い詰められている感が読んでいてキツイ。
(楽しく読めないので娯楽にならない…)
これは好みの問題だと思いますが、私は読み返す気になれませんでした。
投稿元:
レビューを見る
シャル格好いいと言いながら読んでしまった(笑)善悪がはっきり分かれてると思う。主人公がただひたすら底抜けに明るいだけじゃなくて人間らしかった。
投稿元:
レビューを見る
第7回小説大賞 審査員特別賞受賞作w
面白いですw
主人公アンが可愛くて仕方がない。
終盤の糖分たっぷりの展開は、
続編があったら読んでみたい気持ちでいっぱいでした。
読了 2010/5/24
投稿元:
レビューを見る
ASUKAなどの宣伝で、ものすごい絶賛してたからどれだけ面白いんだろうと思っていましたが、私の中では投稿作を加筆修正したとは思えない出来でした。
全体的にかわいらしいお話で、お話の広がりとしては少し物足りないのですが、イラストとあっていてとてもよかったと思います。
あと、銀砂糖のお菓子の作り方は粘土細工のようで興味深かったです。
投稿元:
レビューを見る
最初はどうかなぁ…と思っていましたが
すぐに引き込まれてしまって
あっという間に読み終えてしまいました。
とりあえずざっと読んでもう一度読む派のわたし。
続きが気になります☆
投稿元:
レビューを見る
結構あちこちで絶賛されていたので、へそ曲がりで天邪鬼な私としては、きっとそれほどじゃないんだろうと思っていた。
……面白かった(笑)。
シャルはいいツンデレ。可愛い。
投稿元:
レビューを見る
表紙があきさんということにまず惹かれたので読んでみました。
キャラクターに特徴があって読みやすいです。
説明というか、もう少し文章があってもいいかなという印象
投稿元:
レビューを見る
おもしろかったー。
目的達成終わり!じゃなくて、成長した終わり方っていいな。
続きが出るなら読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
まず、イラストレーターがあきさん、という事で迷わず購入を決め、選考員の方々の言葉は、あまり意識しない様に心がけて読んだ。
正直、序盤は世界に入り込めず、白けそうになった。章の間ごとにシャル視点の話があるが、どうにも主人公に対する感情や年相応ではない思考に不自然さを感じた。しかし後半、アンが苦境に陥るところからクライマックスにかけては、そんな事も忘れる勢いで読む事ができた。恋愛要素が薄いと評してあったが加筆によるものか、ほのかに甘い展開もあり、良い意味で予想を裏切られた。審査員特別賞にふさわしい作品で、とても満足できた。
投稿元:
レビューを見る
とても繊細で、どこまでも続いてゆく“道”を意識させられた物語でした。良質のロードムービーを見たような気分です。
読み返したり内容を思い出していると、数年前に見たかの名作映画「スタンド・バイ・ミー」のテーマソングと共に線路伝いに歩いていく四人の少年の姿が浮かび上がってくるのはなぜなのか。
投稿元:
レビューを見る
希望が生まれていくような結末に心が温まりました
特に終盤のシャル!あなた格好良すぎだから!
思わず涙が出そうになった面がありました
それにしても砂糖林檎美味しそう……食べたら裏切りの味らしいけど
甘くて優しいお話に大満足です
投稿元:
レビューを見る
“目があった。妖精は、アンをまっすぐ見つめた。
何か考えるように、妖精はしばらく眉根を寄せていた。が、すぐに納得したように、呟いた。
「見覚えがあると思ったら、かかしに似てるのか」
そして興味をなくしたように、ふいと、アンから視線をそらした。
「し…し、失礼な……花盛りの、年頃の女の子に向かって」
妖精の独り言に、アンは握り拳を固めた。
「盛りも、たかがしれてる」
そっぽをむきながらも、妖精がずけっと言った。
「なんて言いぐさ――!?」”
小柄で痩せていて手足が細くて、ふわふわとした麦の穂色の髪をしている十五歳の少女、アン・ハルフォード。
彼女は、年に一回開催される砂糖菓子品評会に参加するため、護衛として黒い瞳に黒い髪をもつ、美形だが口の悪い戦士妖精シャル・フェン・シャルを雇い、品評会のおこなわれる王都を目指して旅をはじめる。
はたして、彼女は品評会に無事参加することができるのか。そして、一流の銀砂糖師になれるのか。
『審査員全員が激賞!!第7回小説大賞審査員特別賞受賞作!!』……ということでちょっと気になって読んでみた。
一言でいうと、良かった。
宣伝に偽りなし。
“アンはどこか、図星を指されたような気がした。自分でも意識せずに感じている、自分の砂糖菓子に対する、引け目のようなものを的確に言い当てられた。”
舞台設定から登場人物は、もしかしたらそれなりにありがちのものかもしれない。
でも、この展開はすごいと思う。
アンが人間と妖精の関係と、自分とフェンの関係を見つめ直すところとか。
アンが自分の欠点を克服することができたところとか。
フェンが自分からアンのところへと戻ってくるところとか。
そのどれもが、すごい道筋立って、納得できる。
しっかりとしていて、それでいて面白いトーク、目が離せない展開。
久しぶりに、良い本読んだなって思えた。
“「とことん失礼な奴だな、シャル・フェン・シャル!いくらアンが、どっからひいき目に見ても、かかしにそっくりとはいえ、かかし、かかしと呼ぶな!」
「かかしをかかしと言って、何が悪い」
「なっ、おまえ!!かかし、かかしと連呼するなよ!」
「かかしを連呼してるのは、おまえだ」
「とにかく!事実でも、言っていいことと悪いことが、世の中にはあるんだ!かかしなんて、かかしなんて!!そっくりすぎて、笑えないだろうが!!」
力なく、アンは笑う。
「あなたたち……、二人とも失礼なんだってこと、いい加減自覚してくれる?」
すると二人の妖精ははたと気がついたように言い争いをやめて、お互いに顔を見合わせた。
――今年、銀砂糖師になれなかった。でもまた来年来るようにと、王妃様がおっしゃった。それで充分。
美味しい砂糖菓子を欲しがる、黒曜石の妖精と。
無理やり恩返ししたがる、水滴の妖精と。
すくなくともこれからは、ひとりぼっちじゃないと知る。
――わたしは、一人じゃない。いつかは、銀砂糖師になれるかもしれない��未来がある。これは最高。
アンは、微笑んだ。
「ま、いいか。かかしでも、カラスでも。わたし、あなたたちのために、砂糖菓子を作る。素敵な砂糖菓子をね。わたし、それしかできないから」
空は高く澄んでいる。
王都の広場には、たくさんの砂糖菓子の、甘い香りが漂っていた。”
投稿元:
レビューを見る
うわあ、面白い!
こんなに面白い新人賞受賞作を読んだのは久しぶり!
かわいらしくて、ライトで、甘くて、キャラも立ってて、世界観も素敵!
前向きで優しい主人公、クールな妖精、出しゃばりがかわいい妖精というこのパーティー。私も仲間に入りたいもん。面白い証拠だね。
私もこんなロードムービーが書きたい!
たき火で食事するシーンなんかは西部劇みたいで好きだよ。
いいね、たき火は。
投稿元:
レビューを見る
やはりビーンズ文庫らしい少女漫画チックですね。
妖精が人間に脅迫され、使役されているのが当たり前という世界観。しかし、その風潮の中でそれを気にしない主人公の性格がとてもスカッとした。
そして、なかなかのビッチが出るあたり珍しいなと。ここまでの悪役はここ最近のラノベじゃないんじゃないかね。多分。
投稿元:
レビューを見る
砂糖菓子というと、クリスマスケーキの上のずんぐりむっくりなサンタやらトナカイやら、あとお彼岸のお菓子を思い出してしまうのですが…ちょっとネットで画像検索してみたら本当に薔薇の形をしたものや半透明で薄く色を付けたのとか、すごく綺麗で可愛らしいものでした。
少女小説と児童小説の中間ぐらい。
あきさんがイラストだったのと、金色の帯だったのとが購買理由ですが、あとがきを読んでとても好感を持ちました。なんて真面目で心配性な方なんだろう…!