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“あの戯言遣いのクラスメイトとは――違う。
クラスメイトとは言え、その独り言を聞き拾っただけで、ろくにお喋りをしたわけでもないのだが――それでも、江本にはわかる。
直感的に、理解できてしまう。
彼はきっと――変わることを恐れまい。
何故ならあれは、自己否定の塊だ。
だからこそ――変われない。
江本の性質とは、似て非なる孤独の性質――あるいは同一なのかもしれないけれど、レベルとスケールがまるで違う。
自己否定が極まり過ぎていて、自己の体内に収まり切っていない――彼は居ながらにして、周囲にさえ悪影響をもたらすだろう。
周囲の個性を根こそぎにするだろう。
あれではすべてが――なるようにならない。”
殺人鬼零崎人識と、戯言遣いとの関係。
裏表紙のいーちゃんの目のどぐろぐろさが、すごい当時のいーちゃんにマッチしてる。
あと、七々見が意外とちっちゃかった。
京都連続通り魔事件の裏というか、真相というか。
意外な人が出てたり関わってたりで楽しめた。
時間軸的には、この巻の「しまらない」が一番最後で最近なのか?
この後、殺人鬼と戯言遣いが出会ったなんて考えるだけでマジ楽しい。
“「京都へは、観光ですか?」
わけのわからない話に付き合うのもいい加減疲れてきたので、鈴無はそんな定型句に逃げた――それが功を奏すると思っていたわけではないのだが、しかし意外なことに青年は、
「んや」
と、彼女の普通の質問に、普通に答えた。
「八年前は、悩みに来たんだけどな――哲学の道に行ったりしてよ。でも、今回は違う。今回は俺に会いにきた。そんだけ」
いや、それは――答としては、あまり普通の答ではなかったかもしれないけれど。
わけのわからない言葉ではあったけれど。
でも。
先程までの話と違い、なんとなく納得させられる言葉ではあった。”
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作者の貫きたいとおもっていることは何なのか、なんとなく伝わった気がするけどツマラナイ。
期待はずれ。
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本屋さんの本棚に並んでいた順番で読んだらいいのかなー、と思って、四冊の中で一番最初に読んでしまったのがこれだったんですけれど。
本来は戯言遣いを一番ラストにすればなんかいい感じに整理がついて終わる感じになれたのかな?まあそれは今となってはどうでもいいんだけど。
ぜろりんといーちゃんの絡みをかなり期待してた私としては、全然いーちゃん出てこないからちょっと落胆でした。
ただ、楽しむポイントはそこだけではないです。
骨董アパートの魔女さんや女刑事さんも初ビジュアル化ですし。
友と潤さんの掛け合いは思わずにやけてしまいますね。
何だかんだで、人間シリーズ完結おめでとうございます。
終わるのは悲しいけど、お疲れさまでした。
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ほんとだ・・・いーちゃんまったくでてこない・・・
なんか絶対最後に読まないほうがいいって友達に言われたけどわかります^^;
これはクビツリと平行してるのか~
哀川さんのところがすごく格好良かったです
共通点がないのが共通点だ!
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人間シリーズ完結編四部作。戯言遣いとの関係が一番最後らしいけど、これを最初に、というかこれしか買ってない。
ブクログの皆さんのレビューを見ると、4作の中でこれが一番評価の平均が低い(笑)買うの失敗した。
それほど期待もしてないけど、期待はずれかな。
先が気になるほどでもなく、自分の中で戯言シリーズを越えられる作品てないな~という感じ。
ただ、「家は檻、絆は鎖、家族は囚人」というのはすげえと。
たまに胸を貫く言葉や考えがあるからこの人の本を読むのをやめらんないのかも。
しかし、戯言遣いはほとんど出てこないし、何が言いたかったのかは謎。限りなく2に近い★3つ。
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人識シリーズ最終巻から読んじゃった(笑)
でも、いいや。人識と戯言の関係が一番好きだから。
あんまし、いーちゃん登場しないけどね。
戯言シリーズを裏から読んだ感じ。
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出夢→双識→戯言→伊織が概ね時系列順だったのでこの順で読みました。そんなわけで人間関係三冊目はこちら。予想通りいーたんがほぼ全く出ませんが、佐々さん視点のいーたん描写はとても新鮮でした。あと七々見が笑えます。京都連続通り魔事件の真相というのがコンセプトでしたが、なんというか人識はほんとに19歳のくせして中学生か…と思ったり思わなかったり。第零章と最終章の時間軸にはそれなりに衝撃でした。大人になった人識って本気で想像つかないっす。巻末の戯言遣いとの関係には大変にやにやさせてもらいました。
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はい,人間シリーズ最終巻ですね.
最終巻といっても4冊同時発売なんでどれが最後とか,良く分からんのだけども.
読む順番もあとがきでなんとなく書いてるけども
結局どれを最後に持ってきても良いとか,自由に試してくださいとか書いてるんで
結局は
どの順番で読んでも同じことだがな・・・.
とかなんとか,そういうことなんでしょう.
殺人鬼と戯言遣い
人間失格と欠陥人間
というわけで,クビシメロマンチストと同時期に京都で起こっていた
連続殺人事件の話ですよ.
いーちゃんがむいみちゃんを追い込んでる(?)間に人識がそんなことをしてたなんて・・・.
うん,面白かったよ.
とりあえずコレで人間関係の4冊を読み終わったわけです.
よし,あとがきに書いてる順番に読み直したりして
フラグを回収していくぜっ!
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西尾維新は筆が早いなぁ。
読み込みが浅いせいかもしれないけど、既刊の補完にしか見えず残念。
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「クビシメロマンチスト」で起きていた京都連続通り魔事件が、別の視点により描かれている。
それぞれの章ごとに、戯言遣いの周囲の人々やシリーズの脇役が登場し、推理小説と名探偵についての思考が語られ、そして人識に出会い影響される。
玖渚友との会話により事件の”目的”を看破する哀川潤。ついに通り魔事件の真相が明かされる・・・。
いーたんについて読みたければ「クビシメ」を読んでってこと?
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零崎人識の人間関係シリーズ、4巻の内の一冊。
「戯言使い」シリーズの登場人物の裏側?が見られて面白い。
「戯言使い」シリーズを読んでからがおススメ。
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「クビシメロマンチスト」で描かれたあの連続殺人事件の裏を描いた物語。といっても実は驚愕の真相が!というわけではないのですが。これはなんというか……そんな動機ありですか(笑)。
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戯言シリーズを読んでいないせいか、ストーリーも主旨もよくわからず…
しかし戯言遣いからすごく負のオーラを感じました。
【2010.09.26】
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友人に借りた。クビシメロマンチストで回収しきれなかった伏線がやっと回収された一冊。クビシメロマンチスト読んでから六年近く経っているので、懐かしい気持ちいっぱいで読んだ。
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「零崎一賊」――それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。
死んだ人間みたいな目をした少年と、顔面刺青の殺人鬼。二人の出会いが、そして語られることのなかった京都連続通り魔事件の真相がついに明かされる! 零崎人識の動機と、その無惨なる結末は……!?
あらすじ抜粋
人間シリーズ最終回。
シリーズは全部読んだが、あえてこれだけ。