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アニメーション映画『秒速5センチメートル』監督:新海誠氏のおすすめ本。
新海氏が勧める本書は「せつなくもまっすぐな」小説。
高校生になった森下栞は中学の時に同じクラスだった月島耕也に遭遇する。
そこから色々とあるわけですが、久々に恋愛小説で良いと思った作品。
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みずみずしい作品である。
ただ、内容に触れるよりも主人公が行う休みの日にどこか山手の駅を決めてそこに散策しに行く、という事を私もやってみたいと思った。
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2度買おうかどうか迷ってスルーして、3度めに買ってしまった本。
主人公が感じている孤独感とか、「そこはかとない悲しさ」にものすごく共感してしまった。大人でも子供でもない高校2年生という年齢の感じる心情。学校で見せる顔とは別のキャラをまとって知らない町を歩く主人公。その心の動きや考え方が、読んでいてすごく気持ちよかったです。
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せつない。
容姿に自信のない主人公が、想い人の視線が自分にないことにこころの中でつぶやくセリフがせつないです。
未来のある終わり方でよかった。
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女の子の切ない気持ちがひしひしと伝わってくる作品。
途中のいくつかのエピソードの内、母親の部分は必要なのか?
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休みの日の楽しみ、学校での自分とは別人になり、山手線の駅に降り立ち、写真を撮り歩く。
そんな楽しみの最中、中学の同級生にあった。
それ以降、彼の存在が気になり・・・。
うまく自分の感情を表に出せないもどかしさ、読んでいて切なくなりました。
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そこはかとなく悲しい、孤独感。言えなくて伝えられなくて自分の中だけに閉じ込めてしまう想い。わかるような気がする。主人公と年齢が近いからこそこう思ったのかもしれない。何度も胸がきゅうっとなるような切なさやもどかしさに共感した。出会いは一期一会かもしれないけれど、やはり縁というものは存在しているのかもしれない。とても頼りない繋がりに思えるそれが大きな引力になっているのかもしれない。そんなことを考えさせられた作品でした。
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たんにはつらつ爽やか~な青春小説ではなく大人になった今でもグッとくる小説だったと思う。
端から見たらお互い惹かれてるのが分かるのに遠回りばかりして。
麟太郎や貴子のクラスメイトだけど年上という設定も上手くマッチしていたよね。
貴子の結婚式には泣かされた。
世界で一番好きな人だから・・幸せだから・・なんて堂々と言えるなんて栞達じゃなくても羨ましいよね。
自分たちの世界だけじゃなくもっと広い世界があるってどんどん飛び出して広げていってほしい。
でも自分たちの世界だけでじたばたしてるこの世代も好き(笑)
この時期の2個年上は大きいけれど、それを抜いても耕也は子どもだなぁ(苦笑)
本当に大切な子にはどう接して良いのか分からないんだね。
適当な恋愛ならいくらでもできるのに。
私的には麟太郎のバンド仲間やマスターの気持ちで栞達を見ていたから切なくても最後には伝わって良かったと親ばかのような気持ち(笑)
表紙絵もゆったりした時間や焦りがなく読む前も読んだ後もほっとする。
「一期一会」と言う言葉は若い頃にこそ大切にしてほしいなぁ。
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とても読みやすい青春恋愛小説。
といっても恋愛部分は共感できず。もう三十路の男なので!
でも登場人物が全員魅力的で、青春小説としてすごく面白かった。面白かったというよりは、気持ち良かったという言葉がぴったりかも。爽快。
ラストあたりのイベントには素直に感動して気持ちよく泣けました。
いいなあ、こういうの。って思えます。
ここまで登場人物みんながみんな、心地よい人間をしている小説って、意外にないかも。
それにしても五十を過ぎてこれを書ける作者さんはすごい。
でもその歳だからこそ、大人が読んでもほどよい青臭さにバランスがとれてるんだと思います。
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恋することってせつなくて、苦しい。
主人公モリの気持ちがふつふつと伝わってきて
読んでいるこっちも、きゅっと胸が苦しくなる。
でも最後はなんだかちょっとにまにましてしまう。
忘れられないかつての同級生。
気になっている、なんて知られたくない。
気づいてほしくない、でも気づいてほしい。
矛盾する恋心。
ちょっとツンデレな主人公が可愛いのです。
そして彼女の周りのクラスメートたち。
高校生活。
あの頃って毎日が当たり前のようで
なんだかその景色の中に自分たちはずっといるような
そんな感覚があったけれど、でも同じ景色は続かない。
駆け足で過ぎていって、その瞬間はその瞬間だけのもの。
そんな青春時代。
モリとツキシマの関係がもどかしくて
その距離感がなんだかとてもいいのです。
二人の何気ない会話とか、
二人の東京散策。
読み終わったあとはなんだか爽快で
恋してたあの頃を思い出す。
浮かび上がる情景。
せつなくて甘い素敵な青春小説。
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休日は変装をして山手線に乗り、街を散策する栞(主人公)。ふと降りた五反田駅で想いをよせていた転校生に出会い、揺れ動く心。同級生のJazzバンドマン・一児の母・美少女に囲まれながら、栞は本当の気持ちに気づいていく。
こういう高校生活を送りたかった。
甘酸っぱい、ほろにがい、やさぐれた高校生。
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1ページ、1ページ、読み進めてしまう。次はどうなるのだろう?って。
私は感情移入してしまうことが多いが、読んでいるとついつい自分に置き換えてしまった。
こんな場面もあったよね…、あのとき。
そう、自分の思い出を思い浮かべた。
読んでると、切なくなった一冊。
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麟太郎をすきになれたらよかったのに。
あんなにやさしい麟太郎ではなくて、月島なのね。
これはもうどうしようもないんだよなあ。
メールの使い方が最後の方は効果的で、いいな。
終わり方もすき。
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単行本を図書館で読んで気に入ったので文庫を購入。
でも裏表紙の絵が無い〜(涙。
自分自身を持て余す、青春時代を思い出す。
ラストの携帯メールの使い方も好き。
携帯を使ってこんなに切なくさせられるとは。
ダーツな旅でブラタモリなところも大好物。
そしてやっぱりいい男は麟太郎でしょ!
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おっしゃれーな都会の高校生のお話。
結局話の中心に据えられているのは恋愛。
ませているように見えても、所詮は子供なのだ。