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軽井沢の老舗ホテルを舞台に戦前戦後の昭和を生きた
令嬢姉妹。
多くの日本人が貧窮する中、ある所にはある生活 を送っている。
日本版「風と共に去りぬ」の感あり。
日常の世知辛い心配とかけ離れた心地よさを味わえる。
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軽井沢の老舗ホテルに育ったお嬢様の、
幼少期(戦前)~大人(戦後)になるまでの物語。
全体的にさらっとした印象。
作中でお嬢様が感じる、
恵まれているが故の後ろめたさ、と言う気持は
なんとなくわかる気がする。
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お嬢様として育てられた姉妹がどう生きるのか?とワクワクしながら読めた。
あっさりした文体で読みやすい。
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軽井沢の朝霧ホテルの令嬢麻由子の半生 昭和13年から昭和30年までの世相をちりばめながら 物語が進む ダンスしかできなかった彼女が戦後のどさくさの中でPXの横流しで自立した強い女に変身していくのが好い 浮気している現場に踏み込み追いすがる主人を振り切って颯爽と出ていくのが良い 喝采
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軽井沢の老舗ホテルの令嬢が世間知らずのまま結婚し、戦後の物資不足のなか逞しく成長していくというストーリー。
旦那がテンプレのようにクズだと、妻は子供を守るため強くなるしかない。という流れが良い意味では安心して読めますが、悪い意味ではありきたりに感じました。ラストがハッピーエンドだったからまぁいいか。持ち前のフットワークの軽さで闇取引に挑戦して利益を出して行く麻由子。読んでいてハラハラするけど最悪軽井沢に帰ればいいもんな...という安心感もちらつく。
戦中を運良く生き残り、家柄のおかげで衣食住に困窮しなくて済んだことを後ろめたく感じてしまう麻由子ですが、
「人の立場なんぞ、いつ逆転するかわからん。どんな時にでも自分のできることをしていくしかない」
という祖父の言葉は覚えておきたいです。