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夏野さんらしいストレートなメッセージが含まれる素晴らしい内容だった。
ここが変だよ日本人という点を夏野さんがズバっと物申し、あるべき姿や現実的な理想を提案している。
【国のヘン一例】
・一国の首相が軽々しくできない約束をし、やっぱりできなくてもそのままそのポジションに居続けるのはヘン。
・嫌がらせを恐れておおっぴらに天下り廃止を謳えない経済団体は本当にヘン。
【企業のヘン一例】
・個人の能力と関係なく、ある年齢にならないと役員になれないというのはヘン。
・海外市場で売り上げを伸ばそうとする企業の役員会が日本人だけで構成されているのはヘンだし、英語ができない役員がいるのは論外。
【個人のヘン一例】
・自分は会社に貢献していないと思っているのに居座り続けるのはヘン。
・本当は正しくないと思っていることをそのままにして仕事を遂行するのはヘン。
このように我が国には「ヘンな所」が多数あるが、IT革命がますます進展する中で、日本の企業やそこで働くビジネスマン、そして日本という国そのものが、どう変わり、なにを目指すべきか。
夏野さんが「当たり前」と日々感じていることが書かれている。
グローバル化の流れの中で日本のモノづくりやサービス開発は大きな壁にぶつかっている。国内市場に安住し世界に飛び出せないこの現状は「ガラパゴス化」などと言われているが、この認識はポジティブに受け止める事もできる。
ガラパゴスのリクイグアナは、ほかでは絶滅するから閉じこもっているのに対し、この国はほかで通用するポテンシャルを持ちながら、自ら閉じこもっているのだ。
いったい何がいけないと思いますか?
是非読んでみてください。
若い世代の方は勇気と自信をもらえるし、50代以上の方は危機感と緊張感が生まれる筈です。
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元NTTドコモ役員、i-modeを作った男こと夏野氏の新刊。
最近はニコニコ生放送以外にも、フジテレビの朝の番組なんかにもコメンテーターとして出演している。
この本では、とにかく日本が元気になる方法論を、夏野流の切り口で紹介している。
自信を持て!
変化を恐れるな!
を柱として展開しているのだが、どうも孫正義氏の様な熱さが伝わってこなかった。方法論の是非は別として、思い切った論調の意見もあるのだが・・・。
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極端な議論をしている分わかりやすかったし、読みやすかったが、これを鵜呑みにはできないと思う。ただ、言わんとしていることはとても共感できることが多かった。
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iPadのアプリ版で読む。電車および飛行機の中で読んだが、特に目の疲れもない。文字の大きさも縦書き横書きも変更できる。実際にはあまり使わなかったが、目次から飛べたり、脚注がリンクになっていたり、紙の本よりも便利に読める。しかも安い(600円)。電子書籍化はこれから進むんだろうなと実感した。
本の内容は、日本は変わらないといけない、ということで、会社、IT、メディア、リーダー、政治、についてここは変だという点を指摘して、どう変わるべきかと提言するという形になっている。競争社会肯定の面から正論が積み重ねられている。正論という意味で新鮮さはあまりないのだが、夏野さんのポジションは明快。個人的にも賛成。自分も含めて対応できるのか、それは大きな課題。
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i-modeやおサイフケータイの生みの親、夏野剛が書いた本。
何もないところから自分のビジョンに従って、価値を作る日本で数少ない人の一人なんだなって改めて感じた。
多くの評論家が口だけだったりする中で、docomoという巨大な企業を引っ張り、i-modeやおサイフケータイというdocomoに欠かすことの出来ないインフラを作り上げた夏野さんはホントにすごいと思う。
Googleの広告事業のように強固なインフラを作り上げた功績は、ホントに偉大だと思う。
何時か何処かで会えたらいいな。
内容は時事問題や過去の夏野さんの経験に対しての考え方=思考法がメイン。
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夏野さんの考えを幅広く書いている書籍。
すべてが「うん、その通り」とはいかないが軸が通っていて明確でわかりやすい。
結局シンプルに考えて必要ないものは必要ない。やることをきちんとやる。
ということだ。
個人に置き換えた場合、使ってないものは捨てる。今持っているものをみなおす。というのも言っているが、私自身この部分もできていなかったので、また改めて取り組みたいと思う。
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脱ガラパゴスの思考法とは? 当たり前に、当たり前のことを指摘し、行動すること。そうすれば、きっと世の中は変わる。この国では、ほかで通用する力を持ちながら、自ら閉じこもっている。
変化を率先して受け入れ、社会や会社を変革していくリーダーシップの重要性。
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日本経済のヤバさを教えてくれる本。時代遅れの経営陣は、何もできないから、退任を勧めている。
その一方、日本人の素晴らしさも教えてくれる。著者曰く、従業員を見張らなくても、ちゃんと働くのは日本ぐらいらしい。さらに、まだまだ技術力はある人も多く、経営が変われば、日本は良くなるとのこと。
さて、どうなるかな。。
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歯に衣着せぬ発言が多いからか、何かと批判されやすい筆者。だが、日本を良くしよう、明るい未来しようとする前向きな考え方に深く共鳴。
また、ITの進化で情報量が莫大になった今、むしろアナログな人間関係の重要性が増していると筆者。
情報が莫大すぎて、どれが信頼出来どれが出来ない情報かを、その業界の信頼出来る人にレクチャーしてもらう事が、最も早くて正確な情報収集であるからだが、激しく同意。
ITにたけている若者に、この辺が今、求められているのではないか。
12/04/01-40
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買ったきっかけ:
孫さんのUst放送で夏野さんが司会をやっていて、その時の印象がただのiモード作ったたまたまの人じゃなかった。というのがきっかけです。
ニコニコ動画見ていてもあんまいい印象なかったので、個人的にはびっくりでした。
感想:
全体を通して、ひたすら日本への危機感を伝えようとしており、その解決策としてリーダーの変革。
現状の、組織改革を主体に様々な観点から必要性を訴えていました。
個人的には提案事項以外は、なんら反論ないです。
書籍の中で提案しているいくつかの(例えば、役員・議員10年制など)提案事項は正直もっと論議しえる内容だと思います。
世界にはばたこう!という言葉は強く感じました。もっともっと日本に誇りを持ちつつ、今の現状を多くの人が理解すべきだと、その伝えたいことには大いに共感します。
一日一日、ひとつひとつのことを「まぁ、仕方ないか」とか「今までこうだったから」とかで片付けるのは効率はいいかもしれないけど、何も生まない効率だってことをもっと深く理解すべきだ。
日本が今どれだけヤバイかをわかるべきだ。今のトップにいるやつらは逃げ切れる世代なんだよ。溜めに溜めこんだ負債を負うのは俺ら今の30代以下の世代。
この事実をもっと真剣に捉えるべき。
圧倒的多数の、50代以上の世代は何もしなくて短絡的な経済施策を取っていればどうにかなるという事実から導かれる実情をもっと客観的に見るべきだ。
こんなこと言うと、どうせ変わらない。
とか、って言うかもしれないけど、じゃあなんで新興国の1メーカー(LGとか)が世界に羽ばたけるの?
という疑問をぶつけたい。
世界は広いけど、近い。
IT になった瞬間スタートラインは世界でもまったく問題無い。
自分たちがやっていることに誇りと展望をもっともっと持って行こう。
そんな、メッセージがこの本の感想には似合うと思います。
おすすめポイント:
日本のダメなところ、良いところがよく分かる。
そして、なんでこうなったのか?どうすればいいのか?というヒントが沢山詰まっていると思う。
感動なんて一切しないけど、これはすべての人に読んで欲しい。特に若い世代じゃなくて流れ流れてきた40代以上の人は必須だと思う。
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連載の書籍化と言うのはあるのだろうが、一つ一つの論考があまりにも表面的。深みもオリジナリティーも全くなかった。
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状況は常に変化し続ける。だから今できることを精いっぱいやろう。人の評価や社会の評価よりも、自分が後悔しないこと。がんばろう。
日本の未来はまだまだ明るい。