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テーマを一言で言うといきなりのネタばれだけど、グリムウッドのリプレイ作品。
でも、単純なループではなくて割と凝ってる。
戻るたびに同じところから始まるなんて優しくない。
常に今どこで誰と何を話したかを考えながらのリプレイなので、
主人公も大変だ。
すごく作品としては凝っているし上手なんだけど、
どうも主人公以外の登場人物に思い入れができなくて、そのせいかどうも
主人公と同化して助けたいキモチにならず、物語に入り込めなかった。
自分の命よりもあまり書き込まれていない弟や、昔の連れを助けたいという主人公。
その部分に共鳴できずで、がつがつに飛ばし読みしちゃった。
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最近ぬるい本ばかり読んでいたので、気分一新のために読んでみた。
ハードボイルドにこんなギミックが仕込まれているのは珍しいです。
いったい何度同じ現象が起こるのかと途中までは少ししつこさを感じていましたが、不思議なことに繰り返しも度を超すと楽しみになってきました。
それにしても杏の正体は予想外だったな。
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バーのマスターの裏の顔は盗みのプロ。孤児院時代からの弟分をヤクザとのトラブルから救う為に立ち上がるが、あえなく命を落とす・・・だが気づいたら昨日に戻って、やり直し。また新たな展開・・・
あまり読んだことのない、良く言えば独創的な小説作法ということになるのかもしれませんが、リアリティ、迫真感、共感性、といった面で、どっぷり没入できないで、今ひとつ(途中から、どうせまた・・・)でした。
(2011/7/2)
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表の顔はバーのマスター
その実裏は窃盗のプロ
そんな主人公が、孤児院時代の弟分のトラブルに巻き込まれる。
そして死・・・・時間をさかのぼって生き返る
何度も死を迎え、そしてよみがえり、たどりついた真実は??
うーん、戻る時間がだんだんと短くなってくるという以外は
それほど新しい感じはせず。
生き返るたびにジタバタ事態を変えようとする主人公も気持ちはわかるけど・・
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しがないバーのマスター斉木は
以前盗みのプロフェッショナルとして活動していたが
とある事故で仲間を失い隠遁の日々。
(先輩は昏睡状態、愛する女は行方不明)
そこへ孤児院時代の腐れ縁・悟が助けを求めにやってきた。
トラブルメーカーの悟の頼みをいつも断れず
いつもトラブルに巻き込まれ、いつも今度は断ろうと決意する、
私はそういうキャラクターは嫌いなんだよおおぉぉおぉぉぉお!
しかしそこは話のキモではない。
悟をきっかけに巻き込まれたトラブルで斉木が死ぬんだが
死ぬたびに時間が巻き戻り、最初はトラブルの始まる前だったが
トラブルの渦中になり、死ぬ前になり…
と、だんだん巻き戻る時間が短くなる。
その限られた時間内で引き継いだ記憶を元に
トラブルの原因を探る…という作品。
でもいつも断れずいつも巻き込まれいつも今度こそ、と思う。
時間ループ自体がまさにそういう状況なのに
さらにキャラクターの性格が似たような感じだと、
ループ後の感情や展開で同じような失敗をするので
読んでいてちょっといらつくんですよね。
ハードボイルドだからしょうがないのかもだが
斉木がちょっとナルシストっぽいのもなー。
男性が読むと、かっけー!ってなるのかな。
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2014.4.17読了。
裏表紙の内容を読んで即買い。
昔、盗みのプロだった斎木。今はバーのマスター。その元に、しばらく音信がなかった弟分が助けを求めてやって来る。その弟分のトラブルに巻き込まれ命を落とすんだけど、意識がなくなるとすぐ時間を遡ってトラブル前に戻ってしまう。戻りながら事態を解決させようと動き回る…
何度も何度も時間を遡るのが、途中少し飽きてきた。悟の姉がもう少しなにかあると思ったなぁ。遡る度に新しい事実が発覚していったのはこの小説の面白いところなんだろうけど、進むにつれていつ遡った時のことなのか…段々に覚えてられなくなってきた 笑