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紙の本
今度は正統派の番外編短編集
2010/06/27 22:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
『8.5』が出たばかりなのにまたかと思ったが、こちらは正統派の純然たる短編集だった。番外編という意味ではどちらも同じだが、第二ボランティア部を取り巻くちょっとした騒動に砂戸家のお馴染み風景や脇役のスピンオフ的作品という、日常の一コマを切り取った内容である。
・砂戸家の朝 【第一話、第四話】
相変わらず馬鹿馬鹿しくてくだらない面白さが炸裂する砂戸家である。今回も含めて思うのだが、いつも姉の方が若干いい思いをする傾向にあるので、たまには母の完勝が見たいところ。また、予想通りのオチながら、女装ではないタツミ・アントワネット(つまり女)の水着姿がなかなかの破壊力で出てくる(挿絵付き)。
・第二ボランティア部 【第三話】
一応のメインであろう。正統のボランティア部が出てきて、部の改名バトルに挑む話。おそらく『けいおん』を意識したかパロディにしている。ここで、というかこの期に及んで“ジェニファー”なる存在と共に出てくる新キャラ【竹澤明姫】の振る舞いが本シリーズらしいのだが、実は凄く頑張り屋さんなのに、その生命線(?)を立ち切ろうという展開は少し可哀想だったかな?
・スピンオフ 【第五話】
料理部の金満娘こと花片未依の語りで始まるのに間宮さんの話だったりする。実は四姉妹だったり、間宮流の一子相伝が災いして揉めてたりする実情が『北斗の拳』のパロディで綴られる。花片さんの冷静かつ全うなツッコミ独白が面白いが、間宮さんとは関係ないところにオチがあったことに多少の違和感もあった。
アニメの開始を見越して若干引き伸ばしているような気がしないでもないが、本編が少しずつ物語の核心に迫っているところにこうした肩肘張らずに読める短編集が出てくるのは悪くない。太郎を始めとして、様々なタイプの「快楽」が超絶な表現で描かれていて楽しかった。
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