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「コンビニ不都合な真実」のようなルポかと思ったら、筆者の個人的な感想が大部分を占める内容だった。ファストフード本部ではなく、個別店舗に来たとんでもないお客さんやアルバイトの話が中心。そして筆者自身の武勇伝や活躍話がそれとなく散りばめられているところも鼻についた。
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タイトルを見て、食の安全に関するものかと思えば、なんと言うことはなく、ただのファストフード店の事件簿てきなもの。何が「恐ろしい話」なのかさっぱり分からず。残念ですがタイトルに偽りありですね。
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題名から察するに、ファストフード(特に装丁がバーガーですから)の栄養や素材に関しての暴露本的啓蒙的な内容だろうと期待して購入しましたが、、、
著者が入社したA社(恐らく本書の内容から察するに超大型ハンバーガーチェーンと思われます)での店舗経験を基に執筆された様ですが、内容はアルバイト学生のモラルや労働に対する意欲の低さとか芸能人が来店した、厨房でネズミ退治するとか、怖いお兄さん達にクレーム付けられた等など
店舗勤務の日記みたいな感じで全く面白くない上に事実かどうかも判らない出来事が綴られているだけです。
面白かったのは、女性アルバイトと親密な関係なる店員が多い事と六本木店では美人SM女王と犬役でパンツとネクタイだけのおやじが来店した話で後日取引先銀行員だったとか、、、(作り話っぽいですが) この2点だけは笑いました。
申し訳けないですがこんな内容で出版出来るって凄いなと感心したりもしました。
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そのハンバーガー、そして、あなた、大丈夫ですか?
今年の夏はTwitterで投稿された不衛生な写真が晒され、炎上することが相次いだ。
それは氷山の一角かもしれない。
ファストフードに限らず、食品業界というものは(真面目にやっている人たちには申し訳ないが)恐ろしいことがまかり通っている......?
添加物が多いとか、食用ミミズがほんとうだった、とかそういったものがのせられているかと思っていたが、そうではない。
食用ミミズの話は確かにでてくる。
が、違う、と言っているので一安心(ということにしておこう)。
まあ、ミミズにとっては迷惑な話、そもそもミミズは世界一綺麗だという話を本書とは別に読んだことがある。
話を元に戻すと、添加物云々、というより「人」に対する怖い話が主な内容だ。
SMの女王様、首切り男、セクハラ社員、超クレーマーなどなど。
なかには、「難民」の話もある。
朝日新聞で「マクド難民」(初めはクルド難民や何かだと思っていた)というものが取り上げられたことがあった。
ファストフードに居座る人の言い分も、店側の言い分もあるだろう。
何とも言えない気持ちになる。
マニュアル人間、という言い方もされるが、マニュアルがなければサービスの質は提供者によってばらついてしまう。
しかし、創造力がなければ、臨機応変な対応は難しい。
両方兼ね備えるのが一番だが、なかなかそうなるのは難しい。
本書は労働に関する考察と言う面から見ても、興味深い。
登場するA社、B社で比べてみるのも面白いだろう。
それにしても、「食」の安全というのは蔑ろにされがちだ。
今日のご飯は大丈夫かと心配になってしまう。