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筆者はよほど日銀に恨みがあるのだろうか、たしかに日銀はまともでない。これはもう中学生でも知っている。しかし白河法皇やら日銀貴族をそこまでコケオロシしなくてもいいのではないか。
まあ、こういう馬鹿共が日本の銀行を仕切っているということを世間に知らせるという意味ではよいかもしれない。
日銀がお金を刷って出さないからデフレ。お金を作らない日銀は職務怠慢。
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上念氏の日銀のデフレ放置批判。白川総裁など就任当初から評価などしていなかったが、いよいよの引き締め屋の正体を露呈させてきていて気持ちが悪い限りである。上念氏の批判内容は、日銀はデフレをターゲットとしている政策を行っているという点がある。
読者に金融政策によって、日ごろの今以上に楽にはなるのだということを金融緩和に批判的な人にも理解でき、説得するために書かれ本。
短時間でさらりと読める。
経済格差、円高、デフレ、変動相場制と固定相場制、アルゼンチンの通貨危機、成長率と金融商品への投資などに関心があれば、読んでみて損はないと思う。
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上念さんの本の図らずも2冊目です。要点は前に読んだものと大差ないですが、日銀貴族が生まれた歴史、日銀のトラウマ等々の話は、例え話もたくさん交えていて(ハルマゲドン、藁人形、デフレファイター等々・・・)面白かったです。御用学者の話は驚きでした。
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日銀批判の本。
あまりにも日銀への毒舌っぷりに筆者の主張が弱まってる感がある。
ようは、金融緩和して物価を上げることで、失業率低下(フィリップス曲線)になり皆ハッピー。
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20110518読了。
著者の主張は「日銀はデフレ脱却するための手を打っていない」というもの。
その主張をするために色々な「日銀ここが悪いよ」というのをつらつらと書いている本。
しかしその主張がまとはずれな点も多い。
本当に的を得ている主張もあるのかもしれないが
ほとんどは問題にもならない重箱の隅をつついて大きく騒いでいる印象。
(たとえば、白川総裁は年収3000万オーバーな上に
日銀法によって国から解雇されることもない。だからおかしい、みたいなつながってない論法がえんえんとかかれている)
文章は長く書けばよいものではない。
大事なところのみを書き、本筋と関係ないことは書かないことが
説得力、信用の向上につながるのだなあ、と反面教師的に学ばされた一冊。
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「官僚はデフォで神」という言葉、ショッキングではありましたが、そう考えると世の中おかしい!訳が分かってもきます。偏差値の高い人が敬われ、そういう人たちの考えだけで成り立ってきた国家の病を解説した本。
金融政策の失敗に対し、日銀がとった態度;通貨を発行してもデフレ解消は無理⇒でも、欧米は通貨発行で解消済み⇒生産性への地道な取り組みが必要⇒だから、日銀は責任をとらなくていい、なんてどこまでいっても言い逃ればかりは、官僚を身近に持ち、育った私から見ても「うん、うん」とうなづける内容。
日本経済の脱却への道のり;日銀が硬貨を30兆円⇒政府が一万円札30億枚に両替⇒20万円/年の定額給付をマイルドな(=3~4%)インフレになるまで続けること
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現代における日銀の「功罪」を徹底追及した新書。
功罪というか、罪ばかりなんですが・・。
ただ、著者は日銀に個人的な私怨があるのか、ちょっと言葉が攻撃的で、客観視点での事実面がちょっと薄れている印象を受ける。
もう少し冷静に書いてくれれば、説得力ある内容になっていたのではないだろうか・・。
残念でならない。
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鮮やかな論理でデフレの原因と日銀の罪を論破。インフレターゲットなど、今まさにデフレ脱却にむけての動きが見られる事を3年前に書いてある。このままデフレ脱却で本書の内容が正しい事が証明されるのか楽しみ。
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上念司氏の日銀批判本。
日銀を批判しているところは基本的に他の著作とほぼ被るので、それほど目新しさはないが、なぜ日銀がこれほどまでにデフレ下でインフレ対策をするのかに迫っているくだりなどは面白い視点であり、純粋に読み応えがあった。
白川前総裁を「白川法皇」と名付けたり、タイトルにもあるように「日銀貴族」としてコケにするあたりはやり過ぎ感もあるが、日銀の過度の独立性によって言いたい放題、でもデフレ脱却はしませんというスタンスを、下部組織である日銀に対して政府も突き崩せない状況を端的に表しているという意味ではありなのかなとも思う。
ついでに、今後出す本の中でも良いので、白川前総裁が退任し、安倍首相の意向に沿った政策を推し進めてくれるであろう黒田新総裁になったとたんに手のひらを返すようになびいている日銀審議委員についても書いてくれると、さぞかし面白いのではと変な期待をしてしまう。
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実は経済学に興味を持ったキッカケになった本。日銀の不作為は、今は結構知られている事だが、この当時は殆ど知られていない中で、タイトルに興味を惹かれ読むと、デフレの原因に対する問題点が的確に説明されており、彼の言い分は正しかったと言う証明になっている。