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「正義」は人によって定義が異なるので共感できない部分はあるかと思う。
僕には正義の味方研究部が「正義」という言葉を使うのは違うのではないかと思った。
あと正直、主人公の魅力があまり伝わってこなかった。
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あの“杯”だけはご勘弁いただけないだろうか・・・。
あと、終盤の部長の振る舞いが残念だった。
多少は納得なんだけど、ちょっとやりすぎ感が。
正義ねぇ・・・やっぱりここはセンセイの名言
「なろうとした瞬間に失格なんだよ」
の出番でしょうか。違うか?
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高校でものすごいいじめられっ子が、大学で入ったサークルが「正義の味方研究部」
大学内で起こる、事件を次々と解決!
ってな話ではないんだけど、
元いじめられっ子である主人公に対して与える
周りの人たちの考え方「正義・悪・正しいこと・悪いこと」
たとえば、悪いことであっても法律で規制されていなければ罰せられない。
『罰せられない=悪くない=正義』なのか?
みたいなことについて、考えさせられたお話。
主人公の心情についても良く描かれていて、面白かったです。
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単なるいじめられっ子の青春小説ではなくて、格差社会という
意外と深いテーマも織り込んできて面白い。
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いじめられないために、いじめられない極意を知っている。
晴れて大学生。新しい生活。いじめられない普通の日々。
…喜んだのもつかの間、また、悪夢が始まろうとした。
そのとき、天からの右フック。
正義のミカタに助けられ、いじめられっ子スペシャリストが認められ正義のミカタに入部する…。
自分の正義って何だろう?
ヒトの正義って何だろう?
弱々しかった主人公が、自分らしさを見つけていく姿は、エヴァのシンジくんと似ていると思ったのは私だけでしょうか。
おススメ。
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途中は抜群に面白いんだけど、ラストがかなり残念な感じ。
読者に投げかけたいメッセージがあるのは分かるんだけど、その描き方がちょっと……
そこまで積み重ねてきた気持ちの良い部分を全部汚してしまうのは、青春物語ではやってはいけないやり方なのではないかなと思いました。
そのせいでいまいち主人公にも感情移入できず。むしろ主人公が思考停止してるように感じてしまいました。
途中までが面白いだけに、とても惜しい作品だと思います。
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「正義の味方「というより「正義の視かた」なのでしょうね。
個人的には「正義」を振りかざす人は、一方的な見方しかできない人が多いと感じていますけど。
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正義ってなんだろう?そんな哲学的な問いを投げ掛けられる物語です。自分の信じる正しさを貫くことの厳しさや大切さを感じることができました。
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★5個に限りなく近い!
いじめられっ子だった亮太が大学で正義の味方に!?
でも正義って一体なんなんだ
勧善懲悪
TVや小説みたいに正義は強いのか
ラスト色々考えさせられました
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高校時代にひどいイジメに遭っていた主人公の亮太。
頑張って大学に合格したものの、
予想外なことにいじめっ子の主犯格も入学していた。
その窮地を救われたことから「正義の味方研究部」に入部し、
その信念に基づいて活動していくのだが、、、
クライマックスの展開はちょっと気に入らなかったけど、
亮太が到達した(しかけている?)考え方にはとても共感が持てた。
最初からなんだか不思議な違和感を覚えてたもんなー。
それは、実際にいじめられた経験がある人にしか
分からないものかもしれないけど。
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本多さんの作品は読み安いっていうのもあって、
大好き~!!っていう感じではないんですが見つけると手にとって読んでます。
新作があったので早速チェック。
今まで私が読んできた本多さんの作品とはちょっと違ったかも。
今までは「優しい」人が出てきて「事件」がおこるんだけど、
そこにはなんだか静かな悲しさとか寂しさとか幸せが書いてあるような気がしたんですけど、今回は「静か」とは無縁…(笑)
学園ものだから余計なのかもしれないけども。
高校時代かなりのいじめられっ子だった主人公は台学デビューをはたすも、
高校時代にいじめっこだった「畠田」も同じ大学にきていて、
地獄を見るかと思ったが、ひょんなことから「正義の味方研究部」に入部することになる。
そこで初めてできた友達や仲間と、学園の正義を守るために奮闘するが・・・。という話。
「正義の味方研究部」だなんておもしろい設定だと思うし、
部活のメンバーはとっても魅力的な人たちで気持ちがいい。
のだけど、当の主人公が、なんだか情けない感じで・・・。
読んでいて「もうっ!!!」とかイライラしてしまうことしばしば。
いじめられていた過去の描写もなんだか悲しくなってしまって。
前に重松清さんの「ナイフ」を読んだ時も痛すぎて辛すぎてってなったんですが、
これはユーモアがあるにしろ、やっぱり心が痛かった…。
イライラと痛いので、とにかく「早く読んでしまおう」という心持で読んでました。
終わり方も、なんだか私はふに落ちない感じだったかなぁ…。
きっと、タイトルと表紙が明るい感じだったんだけど、ギャップがあったからふに落ちなかったのかも。わたしは「勧善懲悪の水戸黄門」みたいなものを想像してたのですが、そうおいう簡単なお話ではなかったので。読む人が読めば面白いのかも。実際最後はそこまで後味悪くないし。ってことで、ちょっと疲れた1冊でした。
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大好きな本多孝好さんの新作。
いじめられっ子だった主人公が、一念発起して大学に入学し、ひょんなことから「正義の味方研究部」に入部。
大学で起きる様々な事件に関わっていきながら、成長していく青春物語。
装丁を見たときに、なんか本多さんっぽくないな、と感じていたのですが、
読んでみるとやっぱり、今までの本多さんの作品とは、少し色の違う感じの作品でした。
読みやすく、それなりに面白かったのですが、なんとなく設定に入りこめない感じがありました。
「正義」という言葉を堂々と看板に掲げていること自体で、「正義の味方研究部」に少なからず違和感や嫌悪感を抱いてしまっていたからかもしれません。
畠田が改心したのも謎でした。
個人的には大学生活でのエピソードより、お父さんとの場面が一番感動しました。
間先輩、亘先輩など、スマートな感じの人に惹かれるのは相変わらず(笑)
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出だしは良いが、だんだん理屈っぽくなってきて中盤から読むのがつらくなる。
どうにか最後まで読んだけど・・・。
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すごく面白かったのに、レビューを書かずに放置していました。買ってきたその日に読み終わったのにwwwwww
うんと、強烈な「いじめられっ子」が一念発起して、高校時代のクラスメートが絶対に行かない大学に入って、人生変えるぞ!でもひっそりと生きていくぞ!みたいな決意をみなぎらせていた時、高校時代にいじめていた奴が同じ大学に現れてしまう。またカツアゲの日々が始まるのか、また大学でもいじめられるのか…と思っていた時に、ボクシングでインターハイ三連覇した奴が助けてくれる。そいつに連れて行かれ、向かった部室は「正義の味方研究部」だった。なぜかそのいじめられっ子も強制的に入部させられるんだけれど、その研究部は、学内で起きたさまざまな事件を「正義の味方」視点でさばいていく…というお話。
設定も面白いし、ぐいぐい読ませてくれるし、いじめられっ子のいじめられ具合もリアルな感じだし、ラストまで突っ走ってくれたし、とても楽しかった。主人公が、少しずつ強くなっていくのも、インターハイ三連覇のボクサーと友達になっていくのも楽しい。途中も主人公が悪の道に引っ張られやしないかとヒヤヒヤ。ラストも「弱者ならではの決意」がまたすがすがしい。
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本多孝好の作家としての幅が広がった小説。
普段はお洒落で、気取りすぎなくらいの文体の彼が、いじめられっ子を主人公に立てて描いた青春物。
タイトルの「ミカタ」が「味方」と「見方」をかけているのかな、という予想通り、正義とは何か、を問いかけているようだけれど、その部分は客観的視点の入門書といったレベルで、それよりも「ストーリーやキャラで読ませる」彼の一面が見れたのが面白かった。
彼の作品に飽きてきたな、と思った人にはオススメの一冊。