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人は困難に直面したとき、必ず何らかの選択をしながら前に進んでいる。選択が正しく成功したように思えても、幸せを長く感じることができなかったり、間違えた選択で酷い状態に陥ってもそこから這い上がることが出来れば喜びは落ち込んだ分だけ大きく感じ、落ち込んだことに感謝さえしてしまうものである。人生に起こる事の善し悪しは紙一重。ならば良い出来事は周りにお裾分けし、辛い経験はこれからの成功のきっかけだと思うことで、運をグルグル回してどちらの経験も「生きるチカラ」にしてしまおう!
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・生きるのには「正しい」も「間違い」もない。
・あらゆる選択は間違いを含んでいる。
・自分に起こることは全ていいことなのだ。
思えば自分の人生をふりかえると、いつも間違えないように慎重に選択した末、予想外の損害があってがっかりする、ということが多かった。しかし見方を変えればその選択によって得たものも大きく、まったく損失のない完璧な選択を望むことが間違いだったと気づいた。この考え方をすると肩の力を抜いて、生きられるような気がする。何があっても、「どうせ生きている間のこと」なんだから。
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人は偶然に身を任せることによってはじめて自由になれる。
大丈夫、人生なんてなんとかなるさ。
あまり多くの選択の余地がありすぎると人は幸せになれない。
自分にふりかかることのすべてをおもしろがれるかどうか。
選択し、つまずくところから人生は始まる。
何が起こるかわからないから楽しい。
我々は人生を楽しむために生きている。
誰の人生にも浮沈みはあるもので、そんなとき、どのような態度を取るべきか。
まじめで従順な人よりも、ちょっと不良でよく笑う人の方が長生きする。
人間にとってもっとも怖いのは不確かなもの。どう対応していいのかわからないものである。あらゆる選択には誤りが含まれており、成功か失敗かはそう簡単には判断がつかない。
幸運は自分の最も弱いところに不運となって戻ってくる。
自分がポジティブになってすべてを受け入れられれば、成功じゃないか。
何かに対して怯えがあるうちは人は決して幸せになれない。
たしかに谷底から見ないと人生がどのようなものかはわからない。
ふりかかった災難こそ人生のきっかけ。
幸不幸というのはあとからやってくる。
常に自分を負けた側の立場において考えることが大切。
むしろ失敗と思える状況に置かれたときのことが重要。
人生では誰の身にも公平に怒ることを不幸と呼んではいけない。
生きるのに正しいも間違いもない。
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「計画された偶然」
スタンフォード大学のクランボルツ教授らが提案した考え方。
成功した人々のキャリアを分析したところ、彼らのうちの8割は「今ある自分のキャリアは予期せぬ偶然によるものだ」と答えたという。
つまり合理的な要素をいくら積み上げていっても、望むべき結果が得られるとは限らないが、逆に、予期せぬ偶然によって思わぬ成功があったという意外な回答。
それならむしろ、それを積極的に自分のキャリアに取り入れるように行動すべきではないかという考え方。
つねに洗濯の幅を広げておいて、予期せぬ偶然の出来事が起こったら、それを活用して新しい可能性に賭けよということになる。偶然は味方。
「人間どうせ生きているうちのこと」
「すべての選択には、それ自身、間違いが含まれている」
一度大きな喜びを感じて、後にそれをすっかり失ってしまった者は、最初から喜びを持たなかった者とは大きく違っている。その差は人生を生きたかどうかほどの違いで、「人間どうせ生きているうちのこと」という言葉がここでも背景に鳴り響いている。
生きるとはできるだけ大きな感動や喜びを経験することであり、破産や没落をおそれてちまちまと保身に走るようなことであってはならない。
何も失わないで生きているつもりが、最初からすでに大事なものを失っているのだ。
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上島啓司著「生きるチカラ」集英社新書(2010)
* 我々が生きる意味を知るのはわが身にふりかかった災難によってである。
* 選択し、つまずくことから人生は始まる
* 自分の命をすり減らすようなリスクをとる賭けをしてこそ、他の凡庸な人間たちには味わえない境地をさまようことができるようになる
* 生きることは遊ぶことであり、そうなると徹底的に生きるというのは限界を超えてまで遊ぶということをと意味することになる。中途半端に遊ぶくらいなら遊ばないほうがいい。
* 成功とはある経験が自分を強くするということである。自分に起こることをポジティブに受け入れることが出来たのであれば、それは自分にとって「成功」なのではないか。
* 自分自身の過ちを悔いても仕方がない。「あらゆる選択は誤りを含んでいる」。正しい選択と誤った選択があるわけではない。どの選択にも行っての正しさと誤りが含まれているものなのだ。
* 自分に不運が回ってきたときに初めて世の中の仕組みが見えてくる。
* ふりかかった災難こそ人生のきっかけである。
* 谷底から見ないと人生がどのようなものかはわからない。
* 人生は短くあっという間に終わってしまう。欲張っていろいろな人生を生きて見る方が楽しいと感じればそうすればよい。可能なことは出来るだけすべてやってみる価値はある。人の何倍も生きるというのはそういうことである。
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題名に惹かれて読みました。そうか!こういう考え方であれば、なんでも素直にできちゃうな!って納得です。
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「あらゆる選択には誤りが含まれており、成功か失敗かはそう簡単には判断が付かない」
身も蓋も無い言葉だけど、言われてみれば確かにそう。
幸せでも不幸でもそれを受入れなければ思考できないし、行動できない。
結局、「運をぐるぐる回す」ように動くしか無い。
シンプルだけど、それが一番難しい。
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確かにいいことを書いているのだけれども、格言じみすぎて逆にうすくきこえる。もっとその中身を記述してほしい気もした。宗教学の先生のためか少々スピリチュアルっぽい。誰でも読める本だと思う。次はもっと掘り下げたものを期待する。
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人間どうせ生きているうちのことじゃないの と 自分の身に起こることは全ていいことなのだ
が、すごい気持ち軽くなる。でも目から鱗ってほどでは無かった。ソフトな自己啓発本。
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大好きな宗教人類学者というかギャンブラーというか旅行好きな人というかの植島啓司さんの本。
多分4回目。
世界各地で宗教人類学調査の結果見つけた考え方は(ただの旅行好きな気もするけど)「選択に『正しい』も『間違い』も両方無い」というテーマ。
例えば結婚。
人生に大きな影響を与える選択にも関わらず、それは(人生全体を通して見れば)経験が浅い時期になされる事が多く、経験が浅くしかも初めてなのだから失敗する方が当たり前。
しかも全ての選択にも、それ自身間違いが含まれている。つまり全ては正解でも不正解でもあり、程度の問題であると喝破。
そんな形で、人生万事塞翁が馬に代表されるような幸福論というか人生観を提示している。
真面目な人間は将来の時点での不安も引き受けるので早死にする可能性が高い、も苦笑しつつ受け入れざるを得ない。
因みに本当に大好きではあるけれども、身近に居たら相当仲が悪い様な気がしてならない。
こうしてテキストにされて、どれだけの覚悟感でその価値を提示しているのかが分かるから尊敬出来るのだと思う。
また本という、行為では無く思考を言語化されたものに触れる事が出来るから「何をしているか」ではなくて「何を考えてるのか」に対する評価が出来るんだなと感じた。
読書の価値を(僕にとって)感じられる本。
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人生には不幸なこともある。あとからそれを後悔するのではなく、受け入れて生きていくことが大切。
宝くじで高額当選するようないいことがあっても、結局人生は±0なんだと思った。
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この著者の本はオリジナルだと思う。真似できない。なかなか書こうと思い付かない本な気がする。
単なる自己啓発本、エッセイと読みちがえるなかれ、何度も読み返せる味わいのある本。
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大学3年…就職か大学院か…悩める長男が読んでいた。
「自分の身に起こることはすべていいことなのだ」
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久々に読んだ植島先生の本。
失敗はするに決まっている。という当たり前のことに気づかせてくれる。
偶然の中にこそ喜びや悲しみがある。
あらためて、先に知っておきたい、失敗したくない。と、物事に当たる前に自分が調べすぎているような気がした。
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結構よかったが、結論はといれれば、ん?、となるかな。さらっと読めた
アソシエ今読むべき本から
1、生きるのに「正しい」も「間違い」もない
・なんでも知ればいいというものではない
・「計画された偶然」を生きる
・たとえ不測の事態が起こっても
・過ちはなぜ起こるのか
・好きな男が二人いる、あなたはどちらを選ぶだろうか
・「人間どうせ生きているうちのことじゃないの」
・出会いはけっして偶然ではない
2 あらゆる選択は誤りを含んでいる
・なぜそんなことが許せないのか
・貧乏にもそれなりの価値がある
・もし大切なものをすべて失ったとしても
・放浪の果てに何が見えるか
・先がわかればなにも怖くない
・まずいクロワッサンよりおいしいクロワッサン
3 金持ちはみんな不幸?
・大金持ちは二度死ぬ
・酒池肉林
・宝くじで夢を見る
・ロト6で3億2000万円ゲット
・攻撃誘発性(ヴァルネラビリティ)
・本当の「幸せ」とは何か
4 ふりかかった災難こそ人生のきっかけ
・もう一度人生をくりかえしてみる
・運が良かったり悪かったり
・一つのマイナスで人をキライになる
・一つのプラスで人を好きになる
・みんな問題を抱えている
・ふりかかった災難こそ人生のきっかけ
5 人間は支離滅裂でかまわない
・自分には正反対の「自分」が隠されている
・運をぐるぐる回す
・この世に「いい人」と「悪い人」がいるわけではない
・エンジン01文化戦略会議
・イヤなことはやらない
・欲張っていろいろな人生を生きる
6 自分の身におこることはすべていいことなのだ
・幸不幸というのは後からやってくる
・果たして不幸はあなたのせいか
・ちょっと見方を変えてみると
・自分の身に起こることはすべていいことなのだ
・人生にも折り返し点がある
おわりに