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もともと上手に気持ちを言葉にできないが、読み終わった今、
気持ちを記すのは難しい。
もっと深く考えていきたいと思う。
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フォトリーディングのあと高速を交えて読んでいる。なかなか読みごたえあるが、日米の記録や生存者のインタビューなども含めてしっかりと取材されていて信頼できる歴史の記録ドキュメンタリー。
途中、日本人クリスチャンの特攻パイロットの遺書が載っていた。おそらく米国人読者のための逸話として用いているのであろうが、自分自身のこととして、信仰者として特攻を考えるきっかけであった。
とても良く取材されていて情報量が多い。
例えば小川大尉の生い立ちは興味深かった。彼は村の秀才で、戦争がなければ優秀な人材として活躍していたことだろう。その他にも学徒出陣組の生い立ちなどの背景は日本人として戦争の悲哀を感じた。
しかしながら読みながらその情報量の多さにだれてきてしまった。戦記や戦争体験なら、光文社NF文庫の内容の方が面白い。おそらく取材した内容と体験した内容の違いであろうかと思われる。よって、特にこれを選んで読まなくて良いという意味で星三つ。
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これは1945年5月11日の沖縄で米海軍エセックス級正規空母バンカーヒル(全長265メートル)に零戦で突入した安則中尉・小川少尉とバンカーヒルに搭乗していた米海軍軍人達の生い立ちから戦後までのノンフィクションである。バンカーヒルはこの2機による特攻で沈没こそ免れたものの400人近くの戦死行方不明を出し戦線を離脱。二度と復帰することは無かった。著者はあのケネディ大統領の甥でアメリカ側の視点と日本側の視点双方から、かなり中立に書かれている印象である。当時の若い日米軍人が戦場で何をどのように考え感じていたのか、現代の人間には判らないかも知れないが、少しでも理解を近づけるためにも必読である。