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下宿らしい下宿という雰囲気なんだなぁ、白旗アパート。
かなりオンボロアパートなので、住人もお金には不自由している様子。
鍵もあってないようなものだし、こんな生活ってどうなんだろうね~?
気の合う人達なら気にならないのか!?
青春って感じ。
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ダ・ヴィンチで紹介されていた本。
さらっと読める本。章によって主人公が変わるので、それぞれの視点で読めるのも読みやすさの一つ。
現代の若者…やりたいことをなかなか見つけられず、それでも彼らなりに悩んだり、がんばってみたりして、少しずつ(ほんとうに少しずつ)変化していく、そんな姿が描かれています。
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金ナシ、ヒマあり、未来ナシ!?
笑えた! こーゆー昭和チックなオンボロアパート好きだわ。
サンサローサって何かな?って思ったら ぷぷぷ(笑)
フトシのキャラもいいな。
住人たちが貧乏なのに楽しそうだし、悩みあるのに明るいし
最後もいい。 すがすがしさが残りました。
裏表紙にもユーモアあり!
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内容(「BOOK」データベースより)
「俺たち、“人生の降参者”みたいですね」
木造二階建て、屋上には一本の白い旗。
まるで“人生の降参者”が集うかのようなここ「白旗アパート」では、今日も誰かが青春の落とし前をつけている……はず!?
いつか後ろに置いてきた「そのとき」を瑞々しく描く連作短編集。
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「白旗アパート」で暮らす若者3人(加藤、フトシ、藤井寺)がとても魅力的でした。織り込まれるジョークや、ほろりとくる一言が、私のツボにぴったりでした。かなり好きな作品です。
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青春って終わりがあるからいいのかもしれない。
お金はないが、時間はたっぷりある。
現実から目を背けてしょーもない事を語り合うのも、この時期ならでは。
そんな20代後半の男性三人のだめっぷりと、それでもどこかで折り合いをつけて生きていこうとする彼らの様子が、あとからじわーっときいてきた作品でした。
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<内容>「俺たち、“人生の降参者”みたいですね―」金ナシ、ヒマあり、未来ナシ!?新・平成アパート物語!誰しもに訪れ、いつか後ろに置いてきた「そのとき」を瑞々しく描く連作短編集。
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伊藤たかみさんの作品は好きですが、この作品は最後まで乗り切れず終わりました。一人ひとりの個性が薄く、のめり込むほどの魅力が感じられませんでした。ただ、それぞれの話を読み終えた後の温かさは、伊藤さんらしい作品だと思います。
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伊藤たかみに再度挑戦2。
やっぱり、ふつう。
文藝賞とった時の方が、なんか粗いけどよかったなあ。
もう一冊読みかけたけど、あまりにしっくりこなくて断念。
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「俺たち、"人生の降参者"みたいですね――」金ナシ、ヒマあり、未来ナシ!?新・平成オンボロアパート物語。木造二階建て、屋上には一本の白い旗。まるで人生に降参しているようだと笑いながらも、新たな一歩を踏み出せずに迷い続ける三人組、加藤氏・藤井寺・フトシが住む「白旗アパート」では、今日も誰かが青春の落とし前をつけている・・・はず?!誰しもに訪れ、いつか後ろに置いてきた「そのとき」を瑞々しく描く連作短編集。
藤井寺の複雑な心境、そして人生に区切りをつけることを決意する流れはとてもゆるやかではあるけど、実際こんなもんだろうなあという感じで一番共感できました。最初の短編の1000円借りた女の人が謎すぎる。何かの伏線なのかと思ったら以後登場しないし。作家として成功する加藤氏ではあるけど、何か運任せだなーというのがぬぐえません。一般人には無理な生き方だ・・・。短い間でもこんな風に自由に暮らすことができれば面白いんだろうなと思いつつ、現実は無理だな・・・と思って終わった(笑)
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やっぱ、こういうアパートものって面白いですよね^^ しかも「人生に白旗をあげているかのようなアパート」の住人の話ときたら、面白くないわけがない!んですが…なんだろう、もうちょっとじっくり眺めていたいというか、え、もう終わっちゃうの?って感じですね。藤井寺君はもっと美しく描いて欲しいし、フトシ氏はあれでいいけど…加藤氏のキャラがもうちょっと立ってたら言うことないですかね^^;
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とてもひさしぶりの伊藤たかみ。
彼の小説のひとつの特徴に、
煮え切らない
というものがあると思うんだけど、
今回も煮え切らない。
途中で切れる。
気になる!
私こういう住居もの(っていう?)けっこう好きみたい。
真綿荘とかスロウハイツとかアンジャーネとか。
白旗アパートも好きだったよー
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屋上に白旗が掲げられているオンボロアパートの住人達の話。
主に煮え切らない男達の冴えない日々を描いているのだけれど
話自体やキャラ設定自体がパッとしなかった。
【図書館・初読・7/14読了】
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講談社の季刊誌『esora』の2007年から連載された、白旗アパートをめぐるシリーズ6編を収録。路地の奥にひっそりと建つ古い木造2階建てのアパート。 まるで人生に白旗をあげてしまったかのような、アパートの奇妙な住民3名が話の中心。アパートに引っ越してくるなり、悪霊がついたかのように注文がなくなってしまった作家の加藤氏。その両隣りに住むのが、デブで貧乏な二浪ニ留の大学6年生フトシ。そして、金沢から出てきた万年医大受験生の藤井寺。金もないのに毎夜毎夜、集まってはちびちび貧しい酒盛りをしている姿は、まるで昭和の世界。 ちょいとひねった各編のタイトルがおやじギャグのようだ。各編が進むごとに、次第に「白旗アパート」の真実に近づいていく展開が面白い。ペーソスに満ちた後半(『青春のおとし前』)はなかなかの味わい。
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ひらがなの「ぺたん」という音は幸せな音。化粧水をコットンに浸して、ほっぺたに叩く時とか、塩サバにするために半身をまな板の上でひっくり返す時。いわれてみれば納得です。しかしこんな名言を吐く「加藤氏」ふくめ白旗莊に巣くう住人たちが、普通の人たちなんです。これが有名人で漫画家の卵ばかりだと、あの有名なアパートになっちゃうし。ところで、アパートの屋上に掲げられている白旗は「伝書鳩への帰還命令」だという意味づけで始まります。最近読んだ「野川」にも伝書鳩が出てきていたので、ひょっとしたら伝書鳩ブームなのかな?まあ、白旗の種明かしは後ほど出てきますが。おもわず自分の若かりしころを思い出してしまう物語です。
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「白旗アパート」というネーミングが気に入って読みました。(*^_^*)なぜか屋根の上に白旗が挙げられているボロアパート。もうそれだけで、人生に降参しているみたいな住まいなんだけど、実際にそこに住む人々には、どこか負のオーラがあり、また、その感覚を結構楽しんじゃっているところが面白かったです。加藤氏(ここに引っ越してきた途端に売れなくなった小説家)、フトシ氏(バイトに明け暮れる大学6年生)藤井寺氏(開業医の息子で医学部受験生・・??)の三人が中心となって話が進むのだけど、この呼び方って、トキワ荘を意識してるよね。アパートの外見も似てるし、そして、トキワ荘の面々のほとんどが功成り、名成し遂げたことを思えば、もしかして彼らだって、と嬉しくなってしまう。ちょっとネタばれ入ります。後半、貧乏神たちが出てきたのは、ちょっとやりすぎかなぁ、という気もするけど、その一篇は一篇で面白かったです。伊藤たかみさん、私は全部読んでいるわけではないけど、少々読みにくい作家さん、というイメージがあったから、この作品が今まで読んだうちではい一番好きかも。