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東先生の怪談愛が、鏡花愛が溢れた一冊。
怪談界隈に出入りしていると、おお!あの時のお話!とか、このことだったの!と思うことばかり。
怪談としてのバイブル。
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言い回しがうっとおしいので
ずっと積読でしたが
がんばって読み終えました。
内容的には面白かったです。
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遠野物語を民俗学的ではなくあくまでも怪談文学として取り扱い、その怪談としての信ぴょう性や、当時の怪談文学の流行、それを取り巻くものなどが中心として書かれていた。
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『遠野物語』及びその成立の事情を民俗学からではなく、怪談という視線で評価・解釈したらどうなるのか。
一章では怪異柳田の気質・筆致についてを、二章から四章では当時の文壇におけるいわば怪談ブームについて、二章では百物語会とその裡を飛び回ったジャーナリストを、三章では「怪談の親玉」こと泉鏡花を、四章では水野葉舟・佐々木喜善について触れ、終章ではその他怪談会などに影響を受けた作家などについて描く。ライトな読み口で、(怪談に限定されているが)文壇の様子が怪談愛たっぷりの筆致で綴られている。
民俗学サイドからの『遠野物語』成立の事情について『遠野物語の誕生』(石井正己著)が引き合いに出されており、併せて読むのも面白いかも知れない。