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今はもっぱら自家用車での移動なので、
こういった公共の乗り物に乗っていないのが
すごくもったいない気分。
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10.08.11読了。
かぁ〜!!やっぱり有川浩はいいわ!!大好き!!
相変わらず、すごく恋がしたくなる話です。阪急宝塚線かぁ。大阪方面に行く機会があったら絶対乗らなきゃだなぁ。これを機会に神戸の友達に会いに行くか…?
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阪急今津線の駅で起こる、小さなお話。確かにこれは阪急じゃなくても…とは思ったけど、個人的に馴染みのある駅名だけに、親近感が湧いた。夢見る場所に続く電車だから、こういうちょっとメルヘンチックなことが起きてもおかしくないと思ったりもした。
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なんでかわからないけど今まで敬遠していた作家さんだった(女性ということも知らなかった)けど、とても面白かった。ほのぼの系の小説。電車の中というすごく身近な空間を題材にしていて、しかもありそうでなかなかないようなドラマが描かれているのがまた絶妙。
物語はテンポよく進んで、長編ではあるけど短編のような構成。色々話がつながっていくのも好みのパターン。
あと、たまたま2冊連続で解説が児玉清さんだったのがビックリした。(鹿男あをによしに続いて)
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「阪急電車」ってタイトルに惹かれて読んでみたけど。。。
この著者が描く女の人がちょっと苦手かな。
きっと真面目な人なんだと思う。
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往路と復路、同じ電車に乗り合わせるさまざまな人々。互いに見知らぬ彼(彼女)らの物語を、緩やかに連関させながら進めている。個々の持つ、過去から未来へと時間が流れる横軸を電車の進行に見立て、また、共有された場での、互いにかかわりあう縦軸を駅に見立てたような章構成。短い路線の上で作られる、ひとつの小さな歴史を感じた。
このようなオムニバス形式をとる作品は少なくないが、この本は電車という設定から往路と復路を持つ点で新鮮。往路では主に「現在の自分」が焦点化され、乗り合わせた電車が転機となっている様子が描かれている。一方、復路では、回顧や、自らを振り返るような他者への関わりが描かれ、往路からの時間の流れを意識している。往路のみでも物語としては成立しそうだが、「めでたしのその後」のような復路の存在は、登場人物への想像をよりいっそう膨らませる。例えるなら、電車の中で何度か見かける人について、車内での断片的な情報から、その人の日常を想像するような感覚である。また、復路では未来への希望や、新たな人物の転機も描かれており、線路はどこまでもは続かなくとも、物語は無限に伸び、広がっていくことを期待させる。
多様な人物の物語に枠を与えて切り出し、ひとつの歴史を紡ぎ、かつ枠外の想像を膨らませるものとして、電車はすばらしい題材だと思った。この本はまさに電車の路線そのもの。願わくばもう一往復乗り合わせたいな、と思えるような素敵な作品である。
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どんなに予定の時間に遅れそうだとしても、
ひとたび電車に乗った後は急ぎようがない。
どんなに内心焦っていようと、
今はおとなしく乗っているしかない。
だから私は電車が好きだ。
そしてそんな電車の暇つぶし定番である読書を
もっと楽しくしてくれる本は最高だ!
しかし有川浩はどうしてこんな本を書くのだ。
こんな本を書かれたら …電車の中で読むしかないじゃないか。
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いつも音楽を聞いて外界をシャットアウトして電車に乗ってるけど、今度乗る時はちょっとまわりの雰囲気を感じながら電車乗ってみようと思える小説でした。軽い感じがGOOD!!
何気なく読めるほのぼのした小説だったから良い意味で星は3つ☆☆☆
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読み終わった後、なんとなく電車で寝るのがもったいなく感じてしまって、窓の外を見たりしたくなる、そんな作品。心温まりました。ぽかぽか。
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毎日電車通学しているけど、乗り合わせた誰かと人生が交錯するような出来事についぞ出会ったことはない。けれど、ここで交わされる関西弁の会話を読むうちに、きっと阪急電車なら、こんなこともあるんじゃないか、と思えてきた。
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読みやすくて楽しい。
みんな、正義の味方(笑)
小説世界から一気に醒めるところも個人的にあった。
ゴミの分別でしかたなく引き出物持ち帰るところとか。細かいけど、あそこは登場人物の感情優先でドサッと捨ててほしかった!
そういうの仕方ない時代なのでしょうか?
阪急電車を使っている人は景色や雰囲気がわかってより楽しいのかな。
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宝塚駅を出発し、西宮北口駅までの8駅が、目次になっています。
各駅で乗り降りする中で出会う人たち。
元彼と友人の結婚式に真っ白なワンピースで出席し、討ち入り(!)を果たす翔子。そんな彼女に何気なく声をかける老婦人…。
…といった具合に、人と人が上手く絡んでいきます。
そして、六カ月後…。
今度は西宮北口駅から、宝塚駅まで。
ちょっと変化した彼女たちを乗せます。
ふとした出会いが、その後の人生を変えるきっかけになることもあります。そんな楽しみが満載でした。
阪急電車とは縁がありませんが、乗ってみたくなりました
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電車が止まる駅ごとに主人公がかわり、そのエピソードが語られるストーリー展開。ほのぼのとした恋愛小説です。
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これ大好き!
久々に何度も読み返すだろう作品に出会った。
ローカル線で起こる数々の出来事。
短編集なんだけど、つながってるところが嬉しい。
登場人物があたたかく、ほっこり。
今度はぜひとも江ノ電でのお話を書いてほしい♪
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阪急電車って今はもう仁川へ競馬に行く時くらいしか乗らないけど、会社に入ったばかりの頃は十三の寮に住んでいたり、ついこの間までは三国にも工場があったりで、結構乗ったよね。
この本の舞台は今津線だけど、今みたいに西宮北口で分断されずに地上での神戸線と平面交差してた頃を思い出したよ。
独特の阪急マルーンで塗装された車両は並んで走る阪神やJRより上品な印象を与えるけれど、この本の感じも、短い路線の間に色んな性格の駅があるもんだと思わせながら、そこを乗り降りする人々の人生模様や恋模様を描いて、山の手の品の佳さがふんわり。
カップルを描いてはいつものように甘々ながら彼ら彼女らなりの事情からの抑制が程々に効いてまず好ましく、それ以上に、翔子さん、ミサさん、時江おばあさんと独りで凛と生きる女性のちょっぴりビターなお話がじんわり心に沁みたです。