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2010/8/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2019/10/23〜10/25
QEDシリーズのちょい役、御名方史紋が主役になるanother story。キャラが立っているので面白く読めるが、基本的な展開はQEDシリーズを踏襲。張り巡らされた伏線の回収も見事。
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手元に『毒草の誘惑』( http://amzn.to/a853C4)という本があるので、『毒草師』に出てくる植物を調べてみました。梅蕙草(バイケイソウ)はヤマトタケルを冒した毒として、冶葛(ヤカツ、ゲルセミウム・エレガンス)は地球上で最猛毒の植物として紹介されていました。冶葛が正倉院にあったこと、献納された756年には32斤あったものが、856年にはわずか2斤11両2部しか残っていなかったことなども書かれていたので、『毒草師』のこの辺りの話が史実であることが分かりました。
この著者の作品は、ミステリとしてはあんまり好みじゃないのに、周辺情報が面白くてついつい手が伸びます。帯に「新シリーズ開幕」とあるので、毒草師もシリーズとして展開するのですね。楽しみです。
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QED Another Storyと銘打たれた本作。
本編の登場人物、毒草師・御名形史紋を主人公に旧家で起きた連続失踪事件を解き明かしております。
本編では扱い切れなかった「ミステリ」に重点を置いた意欲作なれど、本編の魅力を知る身としては少し物足りなさが。
次作に期待……かな?
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QEDシリーズのスピンオフ、なのか?御名形が主役となる話。本編よりも歴史うんちくが少なくて、小説としては読み易いかと。しっかしどっちの主役も変人だねぇ
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QED外伝ということで、読んでみた。登場人物や舞台は違うが、話の流れはQEDと変わらない。実に彼らしい作品。主人公はまた輪をかけて変人。
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主人公がタタルじゃないのは歴史解明パートが少ないからなのでしょうか?
毒草師の仕事内容が気になるなぁ。
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QEDに出てくるキャラクタらしいけれど、QEDは途中までしか読んでおらず彼は出てきていないので、そちらでの活躍の程は謎。
QEDの探偵役である「タタル」に輪をかけての変人。
歴史的蘊蓄が少いし、主人公となる視点が男なのでフワフワした感じがないので比較的スムーズに読めた。
歴史的蘊蓄を求める人には物足りないだろうが、小説としての読み易さとしてはこちらが上かな。
けれども、歴史的舞台が登場するあたりは作者らしい。
思春期の多感な頃に毒系の本を愛読していたので、妙な気恥かしさなどを感じたりもしたが、それは極めて個人的な話。
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もう『毒草師シリーズ』で別に連作すればいいのにー!
未だに史紋さんの存在意義がわからない。嫌いじゃないけど好きにもなれない(笑)。
とりあえず、がんばれ西田くん!
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QEDシリーズに出てきた毒草師・御名形史紋が主人公のスピンオフシリーズ。
本編のQEDよりもミステリの方に重点を置いている感じ。本編のやたらと長い薀蓄が苦手な人にはこちらの方がいいのかも。でも私的にはタタルのキャラの方が好きかな。懇切丁寧な、そのやたらと長いタタルの薀蓄が好きだから。まぁ、今作でも薀蓄はあるわけで、ぶっきらぼうな史紋の薀蓄解説の前に本編から読んでおく方がすんなりと頭に入ってくるような気がします。
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QEDシリーズのスピンオフ。
歴史的蘊蓄は本編より少なめかな。
その分ミステリー部分に重点がおかれているが、 どうもタタルさんのあの長ったらしい蘊蓄話に中毒症状を起こしている私には、若干物足りなさが残った。
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QEDの外伝。いつものパターンに見せて置いて、ちゃんと毒草師にかけているのが本編と対象的で面白かった。冶葛の話しが個人的には一番興味深かった。
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QEDシリーズのスピンオフだそうです。
重苦しく、だけど読後感のやわらかな雰囲気はQEDのシリーズと似ていて好きなお話でした。
推理を話す二人のシーンが交互に出てくる辺りがじわじわ盛り上がってよかったです。
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QEDのアナザーストーリー。
今回は伊勢物語がメインです。
いろんな伏線があっておもしろいのが高田作品だよね。
御名形は男前だな〜
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QEDの「六歌仙の暗号」のあとに読んだので、同じ在原業平などが出てきて、読みやすかったかな。
まさか、ラストで西田君があんな目に遭うとは(笑)
まぁ、上手くいくとは思っていなかったけど(笑)
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QEDのシリーズ初期から出てきた題材を一度コンパイルしてみたみたいな形で使ったようなお話。祟とはキャラが違うのだけれど、変人であることは変わらないというより、むしろ、正体不明さがいや増しているというところ。百人一首の時に御登場願った在原業平を中心に、歌は前後と関連づけて解釈せよとか、名の無いもの/人で無いもの、山に住む異形としての冶金師(の伝承における妖怪化)といったモチーフが繰り返されるわけで、シリーズを読んできた人は「ああ、はいはい」というところですが、意外にも「恨みを持って死んだだろうから祟り神になるし、祟りを受けないように高位の神として祀る」という例のパターンが出てこないですね。