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チア男子!! みんなのレビュー

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みんなのレビュー187件

みんなの評価3.7

評価内訳

185 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

チアを通して彼らは次の高みをめざす。朝井リョウ「チア男子!!」。

2010/12/21 19:08

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「桐島、部活やめるってよ」の朝井リョウのデビュー2作目。最後ま
で読んでやはり彼は力のある作家だと確信した。はっきり言って、前半
は感心しない。ムダな表現があまりに多すぎるのだ。ムダがすべてダメ
というわけではないが、青春スポーツ小説のそれはテンポを生み出さな
い。致命的な欠点だ。最初の柔道の部分も長過ぎる。全10章のうちの6
章後半からようやく良いテンポが生まれ、そこからラストまでは気持ち
よく読める。それだけに前半のムダが惜しい。

 そのタイトル通り、これは男子だけのチアリーディングチームの物語
だ。柔道をあきらめチアを始める晴希、誘ったのは友人で柔道でもライ
バルだった一馬だ。最初は7人、最終的には16人の大学生たちで作る
チーム、彼らはそれぞれに物語があり、何とか次のステップに進みたい
と考えている。そんな彼らだからこそ「チアリーディング」が必要だっ
た。「チアは本来、観ている人を応援し、希望を、勇気を与える唯一の
スポーツ」だ。そのためには自らもパワーを持っていなければならない。
しかも、メンバー間に強い信頼がなければ強いチームは作れないのだ。
彼らはチアを通して変わり、立ち直り、さらに高みをめざし進んで行こ
うとする。大団円に用意された競技会、2分30秒の演技、そこで作者は、
演技と16人の想いをシンクロさせるという大技に出ている。それは着地
までピタリと決まって本当に見事だ。特に演技の描写が素晴らしい。朝
井リョウ、彼の来年の活躍に期待したい。

ブログ「声が聞こえたら、きっと探しに行くから」より

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紙の本

熱い熱いチア男子たちの物語。

2012/03/16 20:27

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みす・れもん - この投稿者のレビュー一覧を見る

柔道一家に育った晴希。幼い頃から柔道をする姉の背中を追いかけながら育った。自分の才能に限界を感じていた彼は大学生になったばかりの頃の怪我をきっかけに柔道部を辞めた。そして、同時に柔道部を辞めた幼なじみの一馬が言った「俺はハルと新しいこと始める」という言葉でチアリーディングを始めることになる。一馬の亡くなった母親がチアリーディングをしていたのだ。二人っきりで始めたチアだったけれど、徐々に仲間は増えていき…。

チアリーディングというのをちゃんと観たことがないので、いろんな技の名前がどんどん出てくると少し混乱。表紙の裏にあるイラストを見ながら確認できるものもあったけれど、そうじゃないものはとりあえず名前だけ覚えるって感じになった。うーん…。もっといろんな技を図解してくれるとイメージしやすかったかなぁと残念。けれど、登場する大学生の男子たちのキャラクターは魅力的で、いろんな傷を隠しながら強がってる姿は、微笑ましくもあり、切なげでもあり。
チアリーディングを初めて数ヶ月で形にしてしまう身体能力には驚いてしまう。そのトレーニング方法について詳しく記されているので、それなりにリアリティもある(流れた時間と内容の濃さにギャップは感じるが…)。でも、そんな細かなことはどうでもいいんだ。彼らのチアに懸ける思いが熱い。それぞれに大事なものを目指してステップアップしていく。

学祭での舞台を目指してスタートしたチアメンバーは7人。初舞台が終わったあと、チアリーディング全国選手権を目指して再スタート。メンバーは16人になっていた。
16人というのはチームとして成立する最低限の数字なのかな? 第二ステージから加わった9人だけれど、あまり触れられなかった男子もいた。もったいないなぁ…。ヤクザな世界に憧れている"金"さんの舎弟、"銀"と"銅"なんていっつも二人一組扱い。それでもスポットライトはほとんど当たらなくて。人数を減らすわけにはいかなかったんだろうか(舞台の様子を読むと16人は必要だったんだろうという印象も受ける)。少しキャラがかぶることもあって、名前がちゃんと頭に入るまでは混乱するところもあったかな。

途中で少し読むスピードが落ちて、時々止まったりもしたけれど、最終章は泣きながら読んだ。お互いにぶつかりながらも最後はチームとして一つになった彼らの気持ちが熱すぎて、涙が止まらなかった。だから朝井さんの文章は好きなんだ。

「星やどりの声」が朝井さんの作品では一番好き。この作品は二番目かな。最新作も早く読みたい。

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2010/11/07 16:12

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2010/11/06 22:28

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2010/11/03 05:03

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2011/02/27 22:50

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2010/11/12 15:52

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2010/11/15 23:01

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2010/11/22 10:35

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2010/12/02 11:34

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2010/12/05 00:15

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2010/12/06 22:31

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2010/12/06 10:41

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2010/12/14 23:38

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2010/12/21 09:19

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