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「御師」とは伊勢参りの世話をする、ツアコンのような仕事。主人公の弥五郎はなにやら子細ありげな依頼人と伊勢参りに出るが…わりと話が順調に進み過ぎてちょっと物足りなく。
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余談:伊勢神宮の近くに『おかげ横丁』ってあるけど、これっておかげ参りと関係あるよねぇ
おかげ参りについて、もっと知りたくなった
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なんか予想通りに話がすすみ、話が終わった。
詰まんなかったかといえば、そうでもない。
水戸黄門みたいな定番の時代小説は、暇つぶしに読むのに丁度良いかもしれない。
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この作家さんが好きで作品はいちおう一通り読んでますが、今回のはなんとも物足りませんでした。緻密に丁寧に書き込まれる作風がこの作家さんの持ち味だと思うんですけど、まったく生かされてないというか…もっとページ数をかけて、道中のあれこれや人物の描写も丹念に書いて欲しかったですね。でも、御師という職業は初めて知ったので、そこは面白かったです。
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お伊勢参りのツアーガイド「御師」について、ちょっと興味があったので、入門代わりに「御師」を題材にした小説を一冊読んでみました。読みやすくて、面白かったです。10代向き。
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L
江戸から伊勢までの伊勢参りツアーを取り仕切る弥五郎の話。そんな職があったとは!という驚きはあるものの、それ以外は想定内。
弥五郎の身の上も、旅途中の清兵衛への刺客ネタも、清兵衛を狙う黒幕まで丁寧に読んでたら迷うことなしというか、やっぱりね〜的な。
弥五郎、14歳で伊勢を離れて13年の27歳設定な割に家族にウブすぎなような。
江戸から伊勢まであっという間だし最後の収拾もあっけなく丸く収まってまだまだ物足りないような。旅絡みは馴染み辛いなぁ。
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弥五郎はお伊勢参りの案内役、「御師」の手代見習。ある日、弥五郎は日本橋の材木商・巽屋清兵衛が賊に襲われているところを助ける。それが縁で、清兵衛のお伊勢参りに付き合う羽目に。旅の道連れは妙に婀娜っぽいお妾さんや口やかましい下っ引きなど、たいそう賑やかな面々。道中の名物や景色もまた格別。だが、行く先々でなぜか清兵衛が狙われ、弥五郎自身にも伊勢を訪れたくない理由があって…。
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お伊勢参りの案内役、『御師』の手代見習弥五郎のお伊勢参り道中記長編。ある日、弥五郎は日本橋の材木商・巽屋清兵衛が賊に襲われているところを助ける。それが縁で、清兵衛のお伊勢参りに付き合う羽目に、手代頭惣七の手配で伊勢講の蛙講一団と、旅の道連れは妙に婀娜っぽいお妾さんお世や口やかましい下っ引き亀太など、たいそう賑やかな面々。道中の名物や景色もまた格別。だが、行く先々でなぜか清兵衛が狙われ、弥五郎自身にも伊勢を訪れたくない理由があって…。垂れ耳の大きな犬を傍らにした若い娘が、一行の後をつけて……。
弥五郎の生い立ちと伊勢の関わり、清兵衛が襲われる理由、同行する事になった蛙講一団それぞれの事情・思惑が、道中で明らかにされていく。道中記として読み初め肩透かしを食らいましたが、先日読んだ西條さんの「朱龍哭く 弁天観音よろず始末記」同様、謎を複雑に絡ませ面白く読めました。手代頭惣七の教え「人に生きる望みを持たせる」『人を生かすことができて、はじめて一人前の御師です』弥五郎は道中で成長したのだが……。
御師(おし/おんし):特定の寺社に所属して、その社寺へ参詣者を案内し、参拝・宿泊などの世話をする者のことである。特に伊勢神宮のものは「おんし」と読む。
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不勉強なので「御師」という職業?の事も「伊勢参り」の詳細も知りませんで、それを知れただけでも収穫な上、物語りも期待を裏切らず面白うございました。伊勢に着くまでは、伊勢参り一行の御師兼用心棒として様々な事件を解決する事件物としても楽しめ、賑やかな一行の紀行物としても楽しめました。伊勢に着いてからは御師・弥五郎の過去と物語の軸の事件が一挙に解決していくお手並みが鮮やかです。普通この時代の男の人って、メンツとかプライドに拘りそうなのに、弥五郎は『損して得取れ』の見本ですな。
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伊勢参りものに興味があり、目についたものを読んでる状態。
こちらは普通に面白かったけど、ややもの足りず。
旅があっという間に進んでしまっているので、もっと読みたいのと
それぞれの出来事があっさりとまとまり過ぎている印象…とでも。
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気軽にサラッと読める時代エンタメもの。「御師」という職業はこの作品で初めて耳にした。大社お抱えの今でいうツアーコンダクターみたいなものかな。事件モノとしても面白いけど、お伊勢参りとか、御師の仕事とか、現代にはない、その時代の風習の描写が興味深く読めた。読後感も良く、西條さんの作品らしい安定的な面白さだった。
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“御師”って初めて知りました。お伊勢参りはききますが、今回は馴染みのない言葉があって、辞書を横に置きながらの読書となりました。御師の弥五郎は襲われた巽屋の清兵衛を助けたのが切欠で、清兵衛の伊勢参りに用心棒を兼ねて同行することになります。他に伊勢参りする一行を連れての道中記。弥五郎には伊勢に戻りたくない事情があり気が進まなかったものの、清兵衛を見放すことが出来ず、道中も清兵衛を守ります。清兵衛の狙われる理由も、弥五郎が伊勢を飛びだした理由も、西條さんらしい人情味溢れる物語でした。
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途中、裏切りが続くからさあ。一期一会の親切が仇になってばっかで、なんか、世知辛い話だのぅ(´・ω・`)と読みづらくなってきちゃったけど、全般、つながっていた。なるほど。
でもなんか、単なる逆恨みでもない、わるいやつらの気持ちもわかるのよねこれ。。。清廉はときに刃。。できるひと、つよいひとは意図せず周りを削るかんじわかる。。。清兵衛もけっしてヒーローではないし、忠義に縛られたいちばんの弱者なのかもしれないと考えたり、唸ったり。弥五郎が、伊勢の「御師」として成長する過程はとてもいいね。信心に関わる仕事はこうあるべき。弥五郎の生い立ちやら隻鮫との対決など、もっとじっくりシリーズものにして組みほどいていってもよかったくらい1冊にぎゅぎゅといろいろ盛り込まれてる。時代劇ドラマにしたら12話くらいに分けられそう。殺陣シーンも随所あるし、ブチの活躍も劇画向きだし(でも“加賀犬”って検索したらそんな獰猛なかんじもなくて、脳内イメージは土佐犬の体で読んだ)。亀太でもお世でも番外編つくれそうだし、読み終えてみたら盛りだくさんな物語だった。
県をまたいで徒歩の旅なんて、いまじゃなかなかできないけれど、わくわくするだろうなあ。お伊勢参りを疑似体験しながらサスペンスも楽しめちゃう、おとくな1冊。ってかんじでした。
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読みやすくて一気に読めた。個人的には清兵衛の設定にちょっと違和感があるけど、読後感も良いし楽しめた。御師という仕事や伊勢参りの描写も面白い。分かりやすい悪役とか根っからの悪人がいないのも良かった。
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西條奈加のロードノベルです♪
江戸時代、お伊勢参りは庶民の夢。
お金のない農民さえも皆でお金を工面して村の代表が行くほどでした。
そのお伊勢参りの案内役「御師」の手代見習・弥五郎がある材木商を助けたことからお伊勢参りに同行するお話です。
おもしろおかしい珍道中かと思ったらこれがちゃんとミステリーに仕上がって面白かった〜♪
お伊勢参りは団体旅行ですから、旅する仲間もキャラが立ってます。揃いの蛙模様の着物で伊勢に向かう御一行が賑やかで楽しい(^^)
そして道中何度も材木商を襲ってくる謎の男達。
材木商の目的はお伊勢参りではない感じでまたまた謎!
西條奈加は読みやすく面白い。
上手い!そしてちょっと泣かせる!
おすすめです:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。