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読み始めるまで知らなかったけど中身は短編の内容に加筆修正を加えたもの。
だからだろうか、全体的に薄味な作品に思えた。
文体の読み易さも影響してるんだろうけど、その分森博嗣入門書としては丁度いい内容ボリュームなんじゃないかと思う。
煽り文にもある通り学問や研究に対する考え方、大学観などを一大学生が研究者として成長していく過程を通して描いてあり、読むだけで何かしらのやる気が出てくる一冊。
でもね、基本的な物語は短編とさして変わりがないから、それだけでは済まないんだよ。
夢と現実を一挙に突き付けてくる一冊でもある。
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森 博嗣をほんっとーに久々に読みました。自宅でもS&MシリーズとVシリーズ以外はすべて売ってしまいましたし…。
いやはや。なんともはや。この本はちょっと今現状の自分には劇薬みたいな話でした。
とりあえず数学の本を読んできます。
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工学博士、元大学助教授、森博嗣の本音だったと思います。だから泣けました。いろんな意味でとても“純粋”だと思います。森ミスの、研究者森博嗣の、学生森博嗣の原点を垣間みれたような。この本を読むと、考えても分からなかった何かを、考えて、考えて、考え抜きたくなります。何か壁を見つけて、登りたくなります。静かに。熱狂的に。純粋に。「覚えておくといい、学問には王道しか存在しない」らしいですよ。
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そうだよ。研究ってこういうことなんだよ。研究のわからない人にも読んでほしいし、わかる人ならあの一日中同じ事を考えていられる幸せな感覚が蘇るかも。
多分、彼が森博嗣から見た理想の研究者なんだろう。
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以前から森作品で語られているテーマやエピソードが幾つか集約された作品。
序盤部分には共感が持てましたね。
森ファンと大学院に行くかどうか迷ってる人は読んでみてもいいかも
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10/11/18読了
今年読んだ中で一番の作品かも
作中の登場人物全員がとても魅力的
その生き方、考え方、に触れ色々考えさせられた
専門用語・知識が多数出てきて理解出来ない所も多々あったが
物語に引き込まれたのは事実である
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森作品に慣れていないとこの語り口は淡々とつまらないかもしれないが、研究者の考えてること・やるべきことが書かれているので、大学生に読んでほしいと思う。もっと早く読んでいたら仕事にいかせたかもしれない。(もちろんこれからでも遅くない。)ラストは読んだことあるな、と不思議に思ったら、元の短編があったみたい。印象ないなあ・・・。
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読み終わった後涙が止まらなかった。そして、なんて純粋なんだろうって思った。この感情をスカイ・クロラシリーズでも感じて、純粋であることはなんてすばらしいのだろうと感じた。この本を読んでよかった。
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久々の森作品。作家活動をやめられると聞いていたが、もしかしてこれが最後の本なのだろうか?と感じている。喜嶋先生の研究者としての姿を見ていて切なかった。純粋な研究者の峰にはその人しかいないのだろうか…まるで学生時代を思い出す時の、心にしみるような切なさが読み終わっても抜けない。きっとまた必ず読むだろう作品になった。
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これはちょっとどうなんだろう、理系男子の回想? ああ、研究者のひとってこんなふうだよねえ、と割と面白く読めていたんだけれども、観念に走っているようなラストでいきなり読者は空に放り出されるようだ。
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純粋な探究心のもと、着実に研究の道を歩み続けて行く物語。
悲壮感に溢れるラストは、大学のポストの実態が教授の目線からリアルに伝わってくる。
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久しぶりに大学の研究室に入り浸ってた頃のことを思い出した。あの時指導教官が異動しなかったら、修士課程に進んでいたのだろうか?
考えることの楽しさは全てあの先生から教わった。自分にも喜嶋先生がいたことは幸せなことだった。
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研究。ゼミ。大学。淡々としているようで、熱い。理系の人の気持ちがちょっと分かった。まだパソコンがそこら中になかった頃の話し。中村さんのキャラがちょっと好き。
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この本を学生時代によみたかった…
あの頃の自分が恥ずかしい、でも今だからそう思えるのかな?
良い本だった‼
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学生目線で描かれた、単調に繰り返される研究漬けな毎日。
言葉の一つ一つを拾い上げて大事に大事に読んでしまいました。うーん…何でこんなに惹かれるのかなあ。
五つ星は付けたけど、今回は万人にオススメ!な気持ちでは付けてません。読む人を選びます。
私にとっては大切な作品になったけど、薦めたい人はいないかなー。
久しぶりに森先生の端正な思考に触れられただけで満足。私自身の一部を素っ気なく突き放されてるのに、何でこんなに好きなんだろう…
三年に上がる前に読めてよかった