投稿元:
レビューを見る
趣向品というよりほとんどが甘い物のはなし。
なんだか面白そうな事が書いてあるのは判るが、句読点が独特で読みづらい。そのせいか、ほとんど流してしまって詳しく読み込んでいない。
頭の悪い私にも読めるように、編集者にはもう少し気を利かせてほしかった。
投稿元:
レビューを見る
快楽の効用という題名に引かれて購入
飲酒や喫煙といった嗜好品が、人間にとってどのような意味があるのか。
漫画「バーテンダー」ででてきた言葉「健康には悪くても、精神にとってはいいものだ」を思い出しながら読んだ。
飲酒についての言及はなかったが、嗜好品についてもやもや存在していた考えが、うまく言語化されていて、読んだ後すっきり納得することができた。
投稿元:
レビューを見る
嗜好品、つまり無駄なものへの哀惜の詰まった本。質感のあるうまい文章がところどころに見えて、へたくそな小説を読むよりも、心が幾度か揺り動かされた。章立ても凝っていて興味深いのだが、調べたことを羅列しているだけで、言いたいことがやや不明瞭なのが難点。どんくさい生き方をしてきて人なのかしら、と、何か親近感が湧く。いずれにしても、今だこういう書き手が存在するということはとても貴重なことだ。
投稿元:
レビューを見る
科学的な話になると読みにくくてかなわん。味蕾の説明でうんざりした。二章はまるっといらんかったんじゃないかな。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
嗜好品は古くから見出され、追い求められてきた。
酒、煙草、お菓子。
コーヒー、お茶、チョコレートなどのカフェイン。
これらの多くは稀少品であったが、資本主義の発展とともに、大衆消費品となっていく。
この過程をたどると、快楽と癒着した歴史が浮かび上がり、欲望の形が明らかになる。
なぜひとは嗜好品を求めるのか?
それを快楽とするならば、快楽とは何なのか?
嗜みとつき合うための技術と経験とは?
人文学と科学の両方の知見を援用しながら、生命の余剰とでもいうべき嗜好品を考察し、人間の実存に迫る一冊。
[ 目次 ]
第1章 煙草の愉楽
第2章 味覚の迷宮
第3章 砂糖への欲望
第4章 スイートメモリー
第5章 最後の晩餐
第6章 「デブ」の奈落
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
投稿元:
レビューを見る
色んな快楽物質や嗜好品について書いた一冊。
学術的なことも書いてあるけれど、著者のエッセイという感じがした。
投稿元:
レビューを見る
タバコとか砂糖とか。鹿島先生あたりを連想させる博識エッセイ。強い主張や斬新な知見があるわけではないが、わりと楽しめる。基本的に文学の人なんだと思う。