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20101223読了。
ジェレミーベンサム、カントなど代表的な哲学者の思考をわかりやすく説明し、具体的な例を元にディスカッションさせる。
知識も頭に入ってくるし、哲学の入門書としてもよさげ。
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言葉一つ一つにとらわれず、まずは読み通してみて欲しい。大切なことは、\"議論\"が行われるということ。 \"議論\"とは、お互いが\"良い\"\"悪い\"を言うのではなく、それぞれが\"どう考えるか\"を出し合う場だと理解できれば、十分。 それは決して学校だけではなく、職場はもちろん、家庭の中でも、お互いの考えを出し合い、そこから結論を導いてゆくという\"会話\"のあり方が重要だと考える。
こちらも参考になる。
http://www.visualecture.com/wordpress/?cat=205
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誰にでも考えることの出来る質問をきっかけに哲学者の言葉を引用して聴講者と一緒に議論を進める。まず、わかりやすい。きっかけが考えやすい質問から始まっていることで誰もが難解な言葉を使っている哲学者の要旨をつかむことが出来る。哲学の入門書としてよい。
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なぜこの授業がハーバードでとても人気があるのか、それを垣間見ることが出来る、とても興味深い書籍である。サンデル教授の著書をとても多く見かけるが、やはり「本質」について考えることの大切さを教えてくれるからであると思う。
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1000人を超す講義でも双方向の授業はできる。学生もよく準備しているし、1000人の前で堂々と発言している。教授は随所で笑いをとり、エンターテイナーとしての魅力も充分。しかも、カッコいいんだよね、この人。(高橋節子先生)
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このディスカッション型の講義を、実際にライブで受けることができれば、文字通り白熱したものとなり、火照った頭が冷めるのに多くの時間を要すだろう。
個人的には、読んでいて以下のテーマを聴講生とともにいろいろ考えた。
・ベンサムの「功利主義 最大多数の最大幸福」→必ず選択されなかった選択肢があるという現実。全ての価値を集計することは不可能。
・費用便益分析→国はたばこを販売した方が収益があがる。
・貧困と志願兵システムの関係
・3つ目の正義の考え方:美徳と共通善を育むこと(アリストテレス)
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「これからの「正義」の話をしよう」を講義形式(因果関係は逆だけれども)で表現しただけなんだけれども、授業のやり取りの臨場感が伝わってきてなかなかに面白い。いろんな意見を言わせ、それを議論し、集約して進めていく講義形式はすごい。かなりちゃんと理解してないとこういう風には講義を進められない。
それにしても、これをリアルタイムで理解し、議論していくハーバードの学生ってやっぱ優秀。結構予習してるんだろうけれども。
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授業中に書き留めておきたい要点が文章下部にまとめられていて親切。誰がどんな意見だったか、生徒の名前を記憶しながら読むのが難しかった。わかりやすさで言ったらDVDのほうが良かったかも。
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一人と三人、もし、どちらかしか助けられないとしたら
どちらを選びますか?
生き残るために、人を殺すことは許されるのか?
何が正義か、何が道徳的に正しいのか、
ハーバード大のマイケル・サンデル教授が学生と一緒に議論していきます。
哲学や哲学者の話になると難しくて、私にはなかなか理解できなかったりするのですが、
何が面白いって、学生の議論です。
自分の意見や、相手に対する反論をきちっと論理的に説明できてて
「さすがハーバードー」と思いましたw
そして自分にはなかった視点や考えに触れることができるので、
とても刺激になります。
自分の意見が180度ひっくり返されたこともありました。
まるで自分が一緒に授業を受けているかのような感覚になります。
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正義とは何かを身近な話を引き合いに出しながら問答形式で話は進む。後段に進むにつれて話は難解になっていってる。カントの純粋理性批判は一度読んだが,本書下巻まで読んだ後,もう一度読見返してみようと思う。
一人を犠牲にして5人を助けるのが良いのか,そうせず5人を見殺しにするのが良いのか,よく考えるにつれてわからなくなる。答えは出ているようで出ていない。本書の問いについて,読者自らが考えることを誘発するような著書である。
下巻では,イチローの年収が妥当なものか,イチローの年収にかけられる税は妥当なものか,払う必要があるか等,最大多数の最大幸福についていかに考えるべきかを議論している。議論についていくのに精一杯の部分もあるが,考えさせられる本であり,答えはそれぞれの読者が考えていかねばならない。
全2巻
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とても為になる本。
たまたま、年始にNHKでやってたのを見て、「何かすっげぇ難しいけど、これはとてつもなく面白いぞ・・・」と思ったのがキッカケ。
この人の考えてることを知りたいと思って、手を出した。
「これからの正義の~~」はハードカバーだったので、先にこのシリーズを攻めた。
やはり難しい。。。ちょっと気を抜くとあっという間に論理から振り落とされる感じがする。なので、ちゃんと読むにはすごく集中力が必要だった。
内容はと言えば、当たり前過ぎて考えしなかった内容を問いかけられるような感じである。そしてそんな内容に限って、自分の中で答えが出ないのだ。どっちのスタンスも理解できてしまう。
この教授のことを理解するためには、もっと深く読み込む必要があるだろう。
上巻読んで一段落したので、そろそろ下巻を読もう。
下巻の読了感で「これからの正義の~~」を買うか考えよう。
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政治哲学なんてほとんど触れたことなかったけど、導入がとっつき易く、ディベート形式で話が進んでいくので理解しやすい。何にしろ、最終的に自分で考え自分で結論を出さなきゃいけないんだろうけど、いろんな方向から、いろんな方法で考えるというのは、大切であり面白いことなんだろうと思う。
。それにしても、この学生たちはよく準備して授業に臨んでいるなぁ。
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まずは、殺人について、人数の多い殺人と少ない殺人のどちらが道徳的に許されるか議論する。その際に出てきた意見として、結果主義と定言的な考え方(絶対的道徳)があった。結果主義は結果によって判断するという考えで、定言的な考え方とは結果ではない、駄目なものは駄目という考えだ。サンデル教授は結果主義だけの考え方にも問題がるのではないかと学生たちに言う。
サンデルは、功利主義の代表格ベンサムを解説しながら、人間の命すらも費用として価値尺度を与えようとしていくことについて、批判的に学生たちと議論する。
サンデルはミルも解説し、人間の快楽に高級や低級の区別があるのかを議論する。
リバタリアニズムは、富者に課税することは強制労働させることと同じであり、いけないことだと主張する。kろえは、結果主義ではなく定言的考え方だ。絶対的正義があると言うことだ。サンデル教授は、コウしたリバタリアニズムに反対する立場から議論を展開する。
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社会と富の再分配について、考えさせられました。
しかし、読み終わった後の今でも、まだリバタリアニズムが自分にあるのがわかります。
下巻も読んで理解を深めようと思います(^_^;)
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難しい!
だけどおもしろかった!
正しい答えはなくて、だけど模索してみんなで議論しあう。
ステキだと思った!
自分ならどう答えるかとかも考えながら読めます!