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読み物型ビジネス書に問題を加えるという試みをしている。
これまで、戦略とかフレームワークとかの本を読んで自習してきた私にとっては、読みながら正解できている自分が心地よく(って、4択だからそんなに難しくない)。
試みは面白いし、日ごろ仕事で使うことなく本を読んでいるだけの私にとっては、フレームワークの使いどころを知ることもできた。
問題をエンターテインメント要素と意識して組み込んだ方がもっとのめり込めただろうなぁ…
ストーリー部分は、おっさんくさくて嫌だった。(恋愛模様とか、不倫で会社を去るとか)ビジネス読み物だから若干おっさん的な価値観を敢えて入れているのかもしれないけれど、だったら最初から先輩は男性で構わないのでは?
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ストーリーのあらすじを簡単に説明すると、舞台は瀕死のゲームソ
フト会社、K&H。創業者が病死して以来、低迷を続ける同社に、
主人公の今井慎也と、MBAを持つ有能キャリアウーマン、高嶺舞
が乗り込むという設定。
社内政治のうまい営業部長の近藤と対立しながら、2人はK&H社
を勝利に導くという、そんな流れです。
主人公2人の会話に、さり気なく理解テストが盛り込まれ、完全に
理解してから戦略の深い話に進むという流れになっており、戦略セ
ンスを身につけるには最適の教材。
2人のラブストーリーも楽しみながら、一気に読み進められる、じ
つに興味深い読み物です。
ストーリーとして見れば、説明調の部分が多く、セリフもまだまだ
荒削りですが、アイデアがじつにいい。
現在、社内の人間関係や売上の鈍化で行き詰っている会社も、その
すべては戦略に原因がある、ということに気づかされるでしょう。
ぜひ、読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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いまの近藤部長の話は、単に数字目標を並べたために過ぎないわ。
具体的にどうやって、その目標を達成するのかという行動計画が述
べられていないのよ
自ら無理だと思っているところに強引な営業をかけても、結果は見
えているわね
三大経営資源の配分は、経営戦略がないと決められないのよ
経営戦略がないことによる弊害は、経営資源の配分に問題をきたす
だけじゃないのよ。甘く考えてちゃダメ
経営理念がないことには経営戦略を作ることはできないのよ
プラットフォームメーカーはロイヤリティ収入を見込んでいるから
こそ、ゲーム機本体を原価割れでも売れる
外部環境は(1)マクロ環境、(2)競合、(3)市場に分けるこ
とができるの。この3つを捉えると、より詳細に外部環境を分析で
きるのよ
◆マクロ環境を分析するPEST分析
・政治(Politics)
・経済(Economy)
・社会(Society)
・技術(Technology)
調査会社を使えばこんな資料は簡単に作れるわ。使わなければなら
ないところには、お金を注ぎ込むべきなのよ
◆組織分析フレームワークの7S
ハードのS、ソフトのSというのがあるでしょう? この中でハー
ドのSというのは、比較的企業が変えやすいもの、ソフトのSは、
比較的変えにくいものといわれているわ
K&Hの経営理念は『遊びの創造を通じて、世界の人々に高度な知
的興奮を提供する企業をめざす』だったな。ということは、K&H
が知的興奮を与えられないゲーム制作を戦略ドメインに設定すると
いうことは、あってはならないんだな
リーダーにとっては市場を拡大させることが利益につながる
組織内に無駄があるほど、その余分な力を生かすために違う分��に
進出する可能性が高まるのよ
機能別組織ではトップしか全体を統括できないの。だから機能別組
織では、分権化が起こらずトップに権限が集中する傾向があるのよ
(事業部制組織では)事業部間が疎遠になることによって、企業内
にダブって投資が行われるなどのムダが発生する可能性もある
◆目次◆
第1章 会議は踊るいつまでも
第2章 舞先輩のマル秘作戦
第3章 なぜ、営業のプロが素人に負けたのか
第4章 数字で会社を裸にする
第5章 会社を取り巻く環境をつかむ
第6章 会社はどこに向かうべきか
第7章 新規事業を模索する
第8章 決戦の場はどこだ?
第9章 いざ戦略へ!
第10章 競争に打ち勝つために
第11章 会社はどこから変えていくか
第12章 マーケティング戦略で事業を強化せよ
第13章 事業パートナーの離反を止めよ
第14章 オンラインゲーム事業部の苦闘
第15章 生まれ変わるK&H
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戦略を考える流れと、その各プロセスで使えるフレームワークを、読後にまとめるといいんじゃないかと思いました。
ひとつの事例を元に読み進められるので、各フレームワークで考えたことがどうつながっていくのか、イメージしやすくてよかったです。
戦略をどう考えるかということと、戦略をどう実現するかということは別物で、本書でも後者はほとんど語られてません。でも、まずは確かな戦略が必要ですね。おばかな戦略を全力で実現しても、仕方ないですからね。
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ストーリー+選択問題というのはわかりやすい。教育用ケースとテキストの間をつなぐ感じか。問題の質にやや差があるように思う。
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ストーリーに沿って、さまざまなフレームワークの使い方を紹介しているので、とても分かり易かった。
実際はこんなにすんなり物事は進まないとは思うが、縁遠い経営戦略ですらフレームワークを使って考えるイメージが湧き、それが良かった。
一点気になるのは、ラブストーリが入っているところ…
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戦略におけるフレームワークを小説と設問を通して学べる一冊。
舞台はゲーム業界で、会社再建のために主人公の2人が奮闘するという物語。フレームワークの使い方がわかりやすく、ストーリーから自然に頭に入ってくるので戦略を学びたい人にもお勧め。主人公二人の恋のゆくえも途中から気になった。
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オーソドックスな経営戦略論を、ゲームソフト開発会社を対象にして、物語形式で展開。
マーケティングの4P、SWOT分析、セグメンテーション、組織論からモチベーション理論まで、基本的なマーケティング+経営論は、ざっと触れている。
ただ、自社のコア・コンピタンスも不明瞭な大半の中小企業において、実践できるレベルのものではない。(否定的な意味ではありません)
経営学を学び始めた大学生や、コンサルタントを目指し始めた方に向いている本だと思います。
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フレームワークの使い方がストーリーを通してのほうがどんな場面でどういう風に使うと効果的なのかが分かりやすい。といあえずSWOTを覚えておこう。
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最近よく見かけるビジネス小説形式で戦略思考やフレームワークを紹介した本。途中でクイズが出されるのが、話の流れが途切れて、違和感があるものの、一つの軸に沿って順番に戦略やフレームワークが紹介されており、わかりやすい。
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書名だけを見ると、よくあるビジネス書だが帯の「瀕死のゲームソフト会社に出向してきた2人が・・」というコピーに誘われ購入してみました。
なんせ私は、ゲーム会社に就職したかった身。興味津々です。
内容的にもかなり満足のいく内容。小難しい知識を、分かりやすく解説してくれます。確認問題があったり、図解もあり、すっと読むことができました。文句なく5つ星の一冊。
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【読了】戦略立案の基礎が小説仕立てで書かれている本。読みやすい。ちょっと内容が浅い気もするが、入門編あるいは復習用としては悪くない。
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ビジネス理論を使ってつぶれそうな会社を立て直すという、物語形式。
物語自体は安っぽいドラマみたいだが、読みやすくわかりやすい。
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●ビジネス小説。
●若手マーケッターの主人公と、アメリカでマーケティングを学んで帰ってきた美人上司が、中堅ゲームメーカーを立て直すために獅子奮迅の活躍をする話。
●フレームワークの使い方と適切な使う順番が分かる。(特に、使う順番は、意外と他の本でははっきり表現してないことが多い。)
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著者は中小企業診断士。
本書は「経営戦略」のフレームワーク等の
理論を実際の仕事場に置き換えて説明してくれている。
ゲーム開発会社での設定での小説風。
ある程度、大学等で経営に関する知識がある方の方が
理解しやすいと思いますが、説明もとてもわかりやすく
良書だと思います。
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経営戦略の基本(教科書的)な本です!!
小説調で進んでいくのでとても読みやすいです。
一度、読んでみる価値はあると思います。