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青年が迷い込んだ廃村。そこに建つ屋敷は、地下の長い廊下で繋がっていた・・・「長い廊下がある家」
平和な金婚式の雪の夜。粉雪が明かした殺人の真相は・・・「雪と金婚式」
火村不在でアリスが単独で心霊写真の謎を解く・・・「天空の眼」
三つのグラスのジュースの内、一つには毒が入っている。もぐりの聴講生に強要されたデスゲームに、火村は打ち勝つ事ができるのか?・・・「ロジカル・デスゲーム」
以上4編の短編集。
最近のアリスの長編には、イマイチ感を感じてしまっているのですが、短編はそうでもないなー。
「雪と金婚式」はアニバーサリー50で既読だったのだけれど、その他は面白く読めました。
特に「ロジカル~」はよかった。
〈モンティ・ホール問題〉についての火村の解説がわかりやすかったですよ。
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何度か言ってますが、僕にとって有栖川有栖の作品は本格ミステリの教科書のようなものなんですな。本格ミステリとは何ぞや? という問いに対して答えは色々とあるでしょうが、僕としては有栖川有栖の作品がそうである、ということも出来るんですな。
そんな有栖川有栖による本買うミステリ短編集。作家アリスシリーズですな。幽霊が出るという長い廊下、記念日に降る雪への想い、心霊写真に写っていたもの、命を賭したゲーム。それぞれの奥に謎に覆われた真実が潜んでいます。決して派手ではない、でも魅力的な謎が論理によって解きほどかれる時の快感。そして謎が解かれた上でも、まだなお美しい。そんな作品だから余り再読をしない僕が有栖川作品は幾度と再読してしまうんですな。
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短編集としては今のところ一番のお気に入り。自分で推理しながら読めた!(全然あってなかったけど)アリスの推理が珍しく正解にたどり着いていて驚いてしまった。しかし不憫さが拭えない。
少し珍しい形式の短編も織り交ぜられていて一気に読み切ってしまえるほど面白かった
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どれも毛色のちがうバラエティに富んだ内容で、シリーズを読み続けている人にとっては、異色な短編集だと思いす。
有栖川さんの作品で、館ものというのは珍しいのではないでしょうか。
根本の本格推理小説という枠を外さない所が好きです。
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ちょっと不思議な一冊。火村先生より今回はアリスくんがすごい。その話を読破した時点で、頑張ったねとつぶやいてました。それがなんなのかは、読んでのお楽しみ。短編なのでさらさらーと読み終えることが出来る。そしてこれを読む前に、乱鴉の島を読んでいるとあっと思うところがあります。唯、ちっちゃーなことですけども。そんな楽しみ方もあるなと。矢張り、好きなシリーズ。
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作家買い。
サイン会までに読み終わらなかった…。
短編集だったけども、火村が直接犯人と対峙するんじゃなく、謎を解いたところで終わりって話が多かった気がする。
しかしアリスはほんとかわいいなー。
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火村シリーズの短編が4作。
最初の2編はいつも通りの展開ですが、あとの2編はそれぞれアリス、火村メインの話。
最後の話は本格ミステリ?とは思ったけれど、緊迫感あっておもしろかったです。
そろそろ長編が読みたいですねー。
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あとがきの通りすべて味わいの違う作品で、ひとつひとつが小粒で楽しいお料理の八寸みたいな感じ。
久しぶりの火村シリーズ。ミステリを読んだのも久々だったので、常になく楽しめた。表題作の短編の仕掛けはすぐに解ったけれど、アリスと火村の掛け合いが面白くて読み終えるのが惜しかった。今回はくすっと笑える掛け合いが多かったな。アリスの独り言(心の声?)も愉快~
有栖川さんの小説、文章の独特のやわらかさとユーモアが大好き!
凄惨な場面もどこか冴え冴えとしていて、犯罪につながる人間の悲しさや愚かさが漂ってくる中に、そんなどうしようもない人間に対する愛情みたいなのが感じられる。
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安心して読める!
絶対に推理を楽しませてくれる、アリスさん
最高★
特に最後のロジカル・デスゲームはドキドキもんでした。
あんな状況になったら・・・やばい。
4編収録。
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さすがのロジックでありました!!イエス!火村准教授!!
本当に久々にアリスが推理を的中させたのにびっくり(笑)
行き止まりを見つける係っていう設定は光文社ならではの設定なのですかねぇ??
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有栖川さん作品は初。犯人がわかってる上で展開される推理は苦手かも。あと好みの問題だけど方言を使っているものは頭に入りにくい気がします。
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ミステリー短編集。
普通のミステリーとは異なり、謎解きがメインな感じがしない。事件にまつわる人間たちの人柄にスポットをあてた内容。
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久しぶりの作家シリーズで、バラエティに富んだ短編集。
シリーズが好きである程度読み込んでいる方向けかもしれません。
そして読み込んでいる私にとってはとても面白かったです。(笑)トリックやロジック以前の、背景の描写も相変わらず素敵。
そろそろ長編も読みたいです、先生。(笑)
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作家アリスと火村のシリーズ
「長い廊下がある家」「雪と金婚式」「天空の眼」「ロジカル・デスゲーム」の4編収録。
なんだか作家アリスは久しぶりな気がしましたが。
なんというか、いつも通りのアリスと火村シリーズでした。
この中では「ロジカル・デスゲーム」がお気に入りですね。
火村自身が狙われ、挑まれた死のゲーム。
三つの同じグラスの中に一つだけ毒入りのものがあり、それ以外を選べば火村の勝ち。
命を賭けた真剣勝負の場での駆け引きがさすがでした。
「雪と金婚式」は既読。
「天空の眼」もいままでとは変わった構成で珍しくて面白かったです。
表題作はまぁ、いつも通りということで。
今年は2作品だけかな?
先に読んだ『闇の喇叭』のほうが面白かったかな。
これも変わった設定でしたが。
あまり小細工せずに、火村お得意のガチガチのロジカルな作品が読みたいなぁ。
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相変わらず火村助教授(今は准教授だけどこっちの方がしっくりくる・・・)は格好良い。
にしても最後の話は・・・火村助教授意外と抜けていたりするんですか?
そうだとしたらそれはそれで良いです、味です。
それにしても初めて読んだ時うんと年上だったのに、サザエさん化しているのでどんどん歳が近付いてきている・・・がくぶる。
追い抜く日もそう遠くないぞ。