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証券会社勤務から転落し、ホームレスになった男が仲間を誘って宗教を興す事にしたが・・・
「仮想儀礼」みたいな感じかなと思って読み始めたけれど、今の所、だいぶポップな印象。とりあえず、3人の過去になんかありそうで気になる。
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俺はまだ自分の運というやつに貸しがある。
さぁ、勝負だ。
全財産は、3円。転落はほんの少しのきっかけで起きた。
大手証券会社勤務からホームレスになり、
寒さと飢えと人々の侮蔑の目中で閃く--「宗教を興す」
段ボールハウスの設置場所を求めて辿り着いた公園で
出会ったのは、怪しい辻占い師と若い美形のホームレス。
世間の端に追いやられた3人が手を組み、
究極の逆襲が始まる--
驚愕のリアリティで描かれる極貧の日々と宗教創設計画。
『明日の記憶』から6年。人間の業(ごう)を描き出す
新たなる代表作の誕生!
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ホームレス。
うぅ、考えただけでこの時期は寒い・ツライだろう。
そこから這い上がろうとする男。公園で出会った占い師と美形ホームレスの3人で宗教を始めてしまうが。
うーん、どうなるんだろう?
美形ホームレス、ナカムラが鍵なのか?
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一流証券マンから一転、所持金3円のホームレスに身をやつした男が
同じホームレスの若者と辻占いの男を誘って
起死回生のビジネスに乗り出す。
そのビジネスの名は宗教。
ホームレスなりたての心情がリアル。
後半が楽しみ。
【図書館・初読・12/7読了】
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全財産は、三円。転落はほんの少しのきっかけで起きた。大手証券会社勤務からホームレスになり、寒さと飢えと人々の侮蔑の目の中で閃く―「宗教を興す」。社会を見つめ人間の業を描きだす著者の新たなる代表作、誕生。
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無一文のホームレスから起死回生の宗教団体を立ち上げる。著者の作品は『明日への記憶』について二作目。本作について思うことは、あらゆる場面でのディテールにリアリティーがあることに、著者の取材と筆力を感じる。それが最後まで続く作品は少ない。
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【砂の王国】 萩原浩さん
大手証券会社をリストラされ、嫁には逃げられ、住んでいたマンションにも
いられなくなり、流れ流れてホームレスに身を落とした。
証券マン時代、自分を押さえつけ、他人の言葉に従い続けた
結果が今のコレだ。。
手持ちの所持金は総額3円。。
行政の支援も名ばかりだ。
もうお上の情けは受けない。。
偶然手に入れた5万円で、命を賭して競馬勝負をし
ソレを元でに社会復帰を果たした。
成り上がるために自らの名前を変え、ホームレス時代に知り合った
占い師とホームレスに似合わぬ風貌を持つ男とをスカウトした。
オレがこれから始める新しいビジネスは「新興宗教」だ。。
☆
「明日の記憶」に続く作品と広告には書かれてました。
シリアスな前作とは異なり、コチラはコミカルな内容で
読みやすくて面白い。。
どんな宗教でも始める時は、みな新興宗教。
法律に引っかからないよう、細心の注意を払い、
宗教をビジネスとしてとらえ、
顧客(信者)のニーズ(信仰心)に応えるコトを第一に考える。
木島と名を変えた男が一癖も二癖もある占い師や
何を考えているのか分からないイケメンホームレスの誘導に
四苦八苦しながら信者を獲得してゆくくだりはとても面白いです。
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くくく……。
とりあえず上巻、一気読みです。
どん底のホームレス人生から、一発逆転の宗教を興そうとするお話。
上巻はまだまだ宗教をやっとスタートさせた序章に過ぎないので、下巻でこれが成功するか失敗するか……。
目が離せません。
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妻には三行半を突きつけられ、勤めていた証券会社も首になり、ついにはホームレスまで身を落としてしまった男が同じホームレス仲間の若い男と出会う。その若い男の特殊な魅力に気付いた男は、彼を教祖に祀りあげて新興宗教を興すが…。上巻では新興宗教が軌道に乗り始めるまでが描かれますが、導入部がちょっと冗長かな。でも、村上龍とは違ってスルスル読めます(笑。
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ホームレスからの逆襲という、現実にもありえるかも!という展開を細かい心理描写で描くストーリーでした。丁寧で細かい描写は分かり易く、のめり込みやすいですが、ストーリーの展開の遅さが少しだけ残念でした。
けど、これらすべての細かい設定が下巻で爆発するのかも!!という事で下巻に期待です。
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テレビで紹介されてて気になった本。
期待して読み始めたら、裏切られず始めから終わりまで、先が楽しみで読み進められた。
今どきの言葉や有名人の名前があって、リアルに感じた。
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ホームレスから様々な出会いを経て、新興宗教を立ち上げる主人公。たぶん実際にホームレスの方から取材などをして書きあげているようで、その暮らしぶりが生々しく、とうとうと書かれている。
主人公が、新興宗教のカリスマとして立ち上げる同じホームレスの仲間(ともかく大柄で沖縄出身、人を惹きつける容貌の持ち主)が、最初は、阿部寛サンのイメージだったのが、、M-1グランプリを見てからは、スリムクラブの真栄田サンにしか思えなくなってしまった。ドラマ化された時は、誰が演じるんだろうか・・・。
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『仮想儀礼』のパクリかと思って読みはじめたら、まったくのパクリで、そのうえユルい。目新しい展開もないまま上巻読了。週刊ブックレビューで知った、はじめて読む作家だが、文体はいいかんじなので、下巻に期待。
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新興宗教がいかにして作られるか、という物語。占い師の手段や人をひきつけるための手段にはなるほど、と思わされます。だけどあくどい訳じゃなく、人ってのはやはりなにか信じるものがほしいのかなあ、と思える面も。この「大地の会」は、さほど悪いものじゃないかもね。
だけど。終盤の展開が怖いなあ。どんどん成功しているはずなのに、結局は何が幸せだったのか分からなくなってしまう。目標を見失ってどんどん暴走し、自分の首すら絞めることになってしまうとは。諸刃の剣だったのですね。
こういうものに頼らずに、自分をしっかりと持って生きていきたいものですが。難しいのかなあ。
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内容(「BOOK」データベースより)
全財産は、三円。転落はほんの少しのきっかけで起きた。大手証券会社勤務からホームレスになり、寒さと飢えと人々の侮蔑の目の中で閃く―「宗教を興す」。社会を見つめ人間の業を描きだす著者の新たなる代表作、誕生。