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大切な友人が死んだ。葬儀の場で久々に集まった僕たち。その帰り「俺はこれから死ぬ」と宣言する友人。彼の自殺を止めるため、福岡からのロングドライブが始まった。
小路幸也の作品は、ノスタルジックな作風だけどこれもそう。長いドライブの間に主人公たちが過ごした過去の出来事を回想し、あの頃はよかったなと同時に、もうあの頃には戻れないという切なさを感じる作品。でもそこまで感情移入できなかったな。ワタシ女の子ですし(笑)
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いつでも会えると思っていた大切な友人が
突然いなくなってしまう
濃厚な、もう2度と体験出来ない4年間を
過ごした懐かしく楽しく切なく悲しい想い出
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二十数年ぶり、親友の葬儀で福岡に集まったのは、大学時代の四年間、共同生活を送った三人の仲間と私。葬儀を終え、一人の仲間が言う。「レンタカーで帰って自殺する」。 思いとどまらせるため、私たちは一緒に東京まで帰る決意をし、あの頃へ 行するロングドライブが始まった。それは同時に、心の奥底に沈めた出来事を浮上させることになるが••••••。
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良かった!大人になった恩田陸のネバーランドって感じかも。
大人になると、明日のことや仕事や家族のことを考えないでバカ騒ぎをして夜を過ごすなんて確かにない。
自殺を止めるためのロングドライブ。読み終わったあとちょっと、ん?と思う感もあったけど、そこは気にせず心地よい読了感に浸ろう
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息をもつかせぬ展開と、まさかのどんでん返しと、驚愕のラスト!・・・なーんて(笑) さすが、小路さんですね~!とても気に入りました♪ おススメです!!
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読み始めてすぐ「この話はどんなふうに展開するんだろう、面白くなさそうだな」と思った。
けど進めていくうちに5人で暮らした4年間。そこに大きくかかわった一人の女性の人生が次々と思いだされていく。
これだけ大切に思える友達、その友達との絆。
まさに"Mourning"
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最終的にどうなるのか、どきどきしながら読んでいました。
最後はえっ?て思いましたが、すっきりしました。
結構壮絶な事件を抱えながらも意外と普通な感じ。
でも人生ってそんなものなんですかねえ。
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文庫本のカバー絵を描かれているスカイエマさんが好きで、そちらのブログで拝見して気になっていた1冊。小路氏の本は初見です。
大学4年間、同じ屋根の下に住んでいた男5人。
そのうちの1人、「真吾」の葬儀のため、卒業以来20数年ぶりに再会します。ところが、その葬儀が終わったあと、「淳平」が突然、これから自殺すると言う。
ダイ、ワリョウ、ヒトシの三人は、その自殺の理由を言い当てたら死ぬのをやめると淳平に約束させ、ロングドライブが始まる。
そんなあらすじなのですが、2時間半くらいで読めちゃいました。おもしろかったのですが、個人的には涙もなく、そこまで感情移入することも無かったなぁ。主人公がおっさん4人(5人)だったから、というわけでもなく、なんだか、どこにでもありそうと見せかけていやいや普通じゃないでしょ、というこの人たちの関係やエピソードがちょっと引いた位置で感じたからかも。
そして私にしては短時間で読んだからか、いまいち、読んでる間はそれぞれのキャラがよく分からなかったです…。のでちょっと登場人物おさらい。
弓島大<ダイ>
北千住の祖父母が住んでいた家に、祖父母が亡くなったあと一人で住んでいた。この家にみんなで共同生活をする。ギター。大学卒業後、東京でカフェを営む。
大野淳平<淳平>
大学卒業後、劇団に入る。最近テレビドラマに出て少し知名度が上がってきた。ボーカル。甘いマスクの二枚目。
大学時代に茜と付き合っていた。
美園和良<ワリョウ>
一人称が「ボク」。キーボード。大学卒業後は、金沢で家業の豆腐屋を継いでいる。既婚。
植木晃一<ヒトシ>
ベース。大学卒業後は、水戸で教師をやっている。大柄。既婚。
河東真吾<真吾>
ドラム。淳平とは高校の同級生。童顔。メガネ。忘れっぽい。大学卒業後、裕美子と結婚し、娘をもうける。
福岡在住だったが、交通事故で死亡。
緒川茜<茜さん>
ダイ達より5つ年上のOL。
高校時代に自分のせいで野球をあきらめた男の「婚約者」とされているが、実際は償いのためいいようにされている。淳平と付き合っていたが、婚約者が単身赴任先から戻ってきた際に交通事故にあい、事故死。
緒川裕美子<裕美子ちゃん>
茜の妹。おとなしい姉に対して活発な女の子。
真吾と結婚する。
書きだしていてようやく整理ができたのですが、作品の良しあしとは関係ないところ…多分私は「ワリョウ」のキャラクターが好きではないのです(笑)なので多分読んでいてちょっと浸れなかったんだろうなぁ。
4年も共に暮らしたのに、二十数年会わなかった友人たち。ただ、「あの時間」、「共に過ごした仲間」を思い出し、語り合う。その瞬間がしみじみと、月日の流れと今の自分の立ち位置を感じさせるような、そんな空気が作中ずっと流れます。個人的に、「ものすごく日本映画っぽい演出の小説だなぁ」と思いました。映画になったらよりおもしろいのかもなぁ。
色々なところのレビューで見かけますが、きっと「大人」になってから読んだほうがい��作品なので、社会人になりたてくらいの人には、「こういうおっさんいるよね」くらいにしか感じないのかなぁとも思いました。
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●あらすじ
あの人のためにしたことを後悔したことなんか、ない――。
二十数年ぶり、親友の葬儀で福岡に集まったのは、大学時代の四年間、共同生活を送った三人の仲間と私。葬儀を終え、一人の仲間が言う。「レンタカーで帰って自殺する」。――思いとどまらせるため、私たちは一緒に東京まで帰る決意をし、あの頃へ遡行するロングドライブが始まった。それは同時に、心の奥底に沈めた出来事を浮上させることになるが……。
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親友の葬儀を終えた帰り道、一人の仲間が「帰って自殺する」と言い出す。
読み始めた私はギョッとして買ったのは失敗だったかなと思った。
でも中年のおじさん達があの頃を振り返り、それぞれに思いを馳せる。
後悔もあるけれど、過ぎてみないと分からなかった事もある。
結末も良い意味で裏切られ、自分がこのぐらいの年になった時、どんな仲間が周りにいるのだろうと思う。
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morning――朝
mourning――追悼、哀悼
帯タイトルは、
「この車で一人で帰って、自殺する」
仲間の一言から
喪服のロングドライブは始まった。
大学時代、
バンドを組んだ5人。
楽しかった共同生活。
憧れのマドンナ。
1980年。
それぞれの生活を歩んでいた5人が、
仲間の慎吾の死をきっかけに
葬儀で集まる。
その帰り道、
淳平が自殺をすると言い出す。
淳平を止めるために、
説得をするドライブが始まる――。
なんてゆうか。
怖いものもなくて、
楽しくて、
永遠に続かないもの、
年を重ねるにつれて
どんどん
いろんな事情や秘密を抱えるようになる。
現在と回想の過去が行ったり来たりしますが、
読みやすく
登場人物を把握できれば
すぐ読みきれます。
最後は・・・ね。
切なくて優しい感じです。
好みはあると思いますが。苦笑
淳平の自殺の原因は??
淳平の自殺をとめられるのか??
大切な人が
側から離れていってしまう。
絶対に離してはいけないもの。
今だから、
大切だと言えるもの。
そんなものを
優しく爽やかに描いています。
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読み終えて、脳裏に浮かぶ人や出来事がいる・ある人は幸せだろうなぁ、と思わず思ってしまう。
大学生活4年間を共に過ごした友人の葬儀帰り、「自殺する」と告げた友人の理由を探るために、車を交替交替で運転して、大学時代を思い起こし、九州から北陸経由、横浜まで。全員に共通する記憶は、たった4年間。だけれど、辿れば辿っただけ、蘇る当時の記憶は鮮やか。
こんな青春の思い出が、心の底にあって生きるのってどんなだろう。
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他界した時に涙するぐらいの親友関係ってそうそうあるもんじゃないと思う。
そういう友の葬儀が終わり、一緒に過ごした想い出をゆっくり振り返る間もなく日常へ戻らざるを得ない現実。
そんな中、友のある一言で、一台の車に全員が乗り込んで、夜通しで仲間を偲ぶことになる話。
運命共同体かのごとき、旧き良き友情?絆?っていいなぁと。
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小路幸也さんの本は6冊目ですが、過去の5冊はすべて「東京バンドワゴン」シリーズ。
このシリーズが大好きで小路幸也さんファンになった私。
「東京バンドワゴン」以外に初めて手をだしました。
が~!!
良いです!この本。
学生時代の4年間を一つ屋根の下で暮らした5人。
そんな彼らが20数年ぶりに集まったのは仲間の一人、真吾の葬儀のため。
葬儀を終えたダイ、淳平、ヒトシ、ワリョウのはレンタカーでロングドライブに出る。
そこで語られる5人の大切な4年間。
甘く酸っぱい、そして切ない思い出。
小路幸也さん、ますます好きになりました。
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自殺を考えている友人を説得するために過去を振り返り、その時には分からなかった事が段々と明らかになっていくのだけどちょっと呆気なかったかな。