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今、日本で最も勢いのある会社のひとつ、ソフトバンク。この書はそのソフトバンクの社長孫正義についてどんな人なのか、経営理念や手腕、人間性、ビジョンといった視点からアプローチを試みたものである。
前半はソフトバンクの三百年続く組織づくりについて、後半は孫正義のグループ経営者としての仕事術およびソフトバンクで孫正義に要求されるビジネスパーソンとしての仕事のやり方について。
著者はソフトバンク株式会社元社長室長の三木雄信。孫正義分析の角度も納得できる。
それにしても孫正義、Yahoo! BBにソフトバンクの創業者、アイパッドとiPhoneの仕掛け人…大した日本人がいたもんだよ。
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なるほど孫正義社長はこういう人だったか。
ソフトバンクが当時のボーダフォン買収金額にも、もの凄い衝撃を受けたことを思い出す。今ではすっかり携帯電話会社のイメージがあるのが不思議。
常に走り続ける、営業力の達人。言い換えれば人たらしの天才である秀吉、さらには孫社長が敬愛する坂本竜馬その人のような人を巻き込むのが抜群に上手い。小学生のころの孫社長、お父さんの喫茶店への助言が凄いなとうならされた。
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■孫正義
1.孫正義は、小さな勝負はしないようにしている。それはいくつかの理由がある。その1つは、小さな勝負は始めることは簡単だが、そのため競争相手が多くなり、逆に成功しにくいからだ。
2.人のやらない事業から始めろ。人のやらない事業は、掛け金が少なくても十分その業界では目立つ可能性があり、成功の可能性が高まる。
3.発明する方法を発明する。
4.書籍メモ:「愛は脳を活性化する。」「人事屋が書いた経理の本」」「売る広告への挑戦」
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孫正義さんとは決断の人で、築かれた壁を壊していくことに挑戦を続けていくことが生きがいなのだろうなと感じた。
本田さんや井深さん、松下さんなどとは違い、モノを生み出していくことで世の中を変えていくのではなく、仕組みを変えていくことで世の中を変えていく点で、後世どう評価されていくのだろう。
本の中では、プレゼンの下りが興味深かった。スライドは部下たちに自分の想いを伝え、その反応に合わせてやりとりをし、それに合わせたものを作らせる。そして、何よりも感情を動かすことを重視し、相手を行動させるように仕向けることが目的としているそうだ。
また10秒考えてわからないものは考えても無駄など、孫さんの人となりが見える本だった。
しかし、あまりの礼賛ぶりに少し辟易した。
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インベーダーゲームを日本に持ってきたのが孫正義。全く知らなかった。そして、泥臭くも資金をそこから作り、事業を広げていく。
稼げるなら何でもするが、道理に反したことはしない。その志が感銘に値する内容であった。
本書の書き方は、伝記風なので、途中からだらだら間が否めなかった。
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『孫さんは規格外』といういくつかのエピソードが面白いです。しかし、なぜだか書籍としての密度は感じなかったです。「仕事術」の本とも言いにくい気がします。再読する可能性は低いです。
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孫さんはどの様に仕事に向かっているのか?
→規格外のスケールで考えるとマイナスの要素をプラスに変えてしまう逆転の発想
事業計画のパターンを多く作るには、切り口の軸を考える
継続的な発展企業を作るためには、大河となるプラットフォームを構築する
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孫さんがどんな風に今の(この本発行の2010年代)会社を作り上げたのかはわかった。
ただ、同じエピソードを何度もほんの少し違う角度から書いているので、「あ、さっきも言ってた」という感じになってしまうのが、残念。
でも、そのせいで頭に残るのだから、著者の戦略なのか?
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私が見たところ、ソフトバンクグループのなかで株式を上場・公開するなど、成長した会社の社長は孫正義にしたがうだけではなく、自分の頭で一度考えて、それ以外にも必要な手当てをした。
孫正義から方向性の指示をもらったら、その事業の担当者はいったんは自分の頭で考えることが必要なのだ。
自立した経営者になるには、自分で独立して社長を経験するしかないと感じた。
常に未来がどのようになるかを想像力を働かせながら、ビジョンを思い描いていく。
孫正義は自分自身が「一生五十年計画」を持っているように、経営者が自分自身の人生について確かな計画を持つことは当然としているのだ。自分の人生について計画を持っていない人間が何万人もの従業員の会社の社長になり、その進む道筋を示すことなどできないと考えるのは孫正義にとっては当然といえば当然である。
孫正義はソフトバンクが永続するグループになるためのキーワードは「多様性」だと考えている。
孫正義は数字を勘で理解できる。
それは日々の訓練のたわものである。たとえば、孫正義は朝に新聞を読む際、ある会社の決算について書いてある記事は、読む前に売り上げや利益などを予想するのだ。これを日常の生活でも仕事の上でもすべての場面でやっている。こういった数字を予想するためには、事業計画の作成と同じ様なことを頭の中で瞬時にやら無ければならない。だから自然と彼の「勘」は鋭くなる。
一度上げた目標の数字のハードルを下げることはない。孫正義はあらゆることの数字の実績を覚えておいてその数字を達成したら次には最低でもその数字を達成することが求められる。これが孫正義の方向感覚である。
株主総会では孫正義がすべて理解し責任をもって答えている。また、質問にたいして真摯に答えることを自分自身の責務と考えている。株主の質問に対して時間が長くなるからといって打ち切ることはしない。一つずつ丁寧に答えていく。
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孫正義氏について知りたくて読書。
孫正義氏の側近だった著者が体験や見聞きした内容をまとめている。
現在、エネルギー事業を手がけようとしているソフトバンクグループ。ますます注目される経営者の1人といえる。
判断力、行動力、実行力のいずれもが桁違いに早いと思った。
同社は300年企業を視野に入れて後継者を育てようとしているらしい。経営者とともに沈んだダイエーを反面教師にして。
読書時間:約1時間
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孫は事業計画だけでなく、日々の業務においても数字で徹底的に仕組みを説明することを求めている。
現場でも自分が目指すべき目標が明確になった。
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孫さんとのエピソードを交えながら、どのようにして組織として成長し続けていくのかを紹介しています。参考になる部分は非常に多いです。
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・天才はつくられる…孫正義がもともとユニークなアイデアをもつ子供だったのは「お前は天才だ」「すごい」と褒めて育てた父の影響が大きい。
・発明脳は訓練で鍛える…孫正義は徹底した訓練を積むことで現在の孫正義をつくってきた。例えば孫正義はアメリカ留学中に「毎日一つ発明をする」というノルマを自分に課した。
・説得ではなく感動させろ…孫正義のプレゼンテーションの目的は論理的に説得することではない。感動により相手を同じ目標を目指す同志とすること。
・苦難の時代を雌伏期に変えた読書術…20代後半の約3年間、肝炎で闘病生活を送っていた孫正義は小説、古典、経営学、ビジネス書などを数千冊読んだ。例えば、孫の二乗の兵法の原点である「孫氏の兵法」だけでも原書を違う人が解説しているものを10冊以上読んだ。
・孫正義の即断即決術…10秒考えてもわからないものは考えても無駄。社員が「検討中です」と答えたら「今すぐ結論を出すか、必要なステップを言え」と言われる。「検討中」と答える場合はそもそもどういう基準で評価するかを考えれば10秒で結論が出るはず。とはいえ、孫正義は相手のある交渉などではなんでも素早く決めるわけではない。優れた経営者とは、決めるべきときには素早く判断し、決めないほうが望ましいときには「決めない気持ち悪さ」に耐えて決めないことができる人物なのだ。
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孫さんの何がすごいかって、スピードや数字などは明確だが
やっぱり信念や誠実さなんだと思う。
ADSLの時の、10営業日がんばります宣言。
朝令暮改で現場を何としても動かす気概。
個人情報が流出した時の逃げない対応。
やはり心を鍛えることが、良い経営者になるためには必須だと思うので
あらためて自身の心と向き合おうと思えた。
あと、訓練によって発明脳を作っていくという話は
自分のメンタルブロックもあるなぁと反省した。
0→1もやってなかっただけで、
訓練すればたぶん普通にできるはずとマインドセットすることにした。
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三木さんの著書はこれで5冊目の読了。
全てが元社長室長として最も身近に接してきた日本を代表する世界的な経営者であるソフトバンク社長の孫正義氏について書かれたもの。
2011年1月5日第1班第1刷発行と12年も前に書かれた本ではありますが、学び多き一冊です。
第1章 孫正義・壮大なる未来ビジョン
第2章 孫正義・逆転の成功法則
第3章 孫正義・「規格外」の仕事術
3章からなる本書、興味深く読み終えました。
三木さんの著書との出会いでもあり、大切にしている一冊「孫社長にたたきこまれたすごい「数値化」仕事術」と出会ってからは今まで以上に数字には強く意識をするようになりましたが、改めて数字で語る重要さを思い出しました。
先ず印象に残ったのは「事業計画は1000パターンもってこい」のフレーズです。
私がこの指示を受ければ...
1000パターンを編み出す方法が記されていましたが、自分の血肉としていきたい。
そして「発表してしまえば、不可能も可能になる」というフレーズ。
私自身、自分にプレッシャーをかける為、周囲に自分の目標を声に出して発表してくることを意識しやってきましたが、全てを達成出来たかと言えば決してそんな事は無く、改めて自分の弱さを痛感。
又、積読になっていますが、プレゼンについても本書の中で触れられている部分があり、是非とも自身の成長の為、取り入れていこうと思いました。
説明
内容紹介
今、最も旬な経営者であるソフトバンク社長・孫正義。その規格外の仕事術を、社長室長として間近から見てきた人物がリアルに語るのが本書。 まずは経営者として、「三百年続く企業」を目指すという壮大なビジョンに秘められた意図や、マイナスをプラスに変えていく逆転の戦略や発想を取り上げる。ブロードバンド事業、携帯電話事業参入、iPhone発売といったターニングポイントを例に出しながら、「発表してしまえば、不可能も可能になる」「数字で語れない幹部は去れ!」「事業計画は1000パターンもってこい」といった独自の経営観を紹介していく。 そして後半では、「常に数字で語る」「ツイッター活用」「プレゼン術」といった具体的な仕事術について触れる。 孫正義の近くにいた著者だけに、リアルな話も満載。そのパワーの秘密がわかる一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
今、最も旬な経営者であるソフトバンク社長・孫正義。その規格外の仕事術を、元社長室長として間近から見た人物がリアルに語るのが本書。「三百年続く企業」を目指すという壮大なビジョンに秘められた意図から、マイナスをプラスに変えていく逆転の戦略や発想、そして「常に数字で語る」「ツイッター活用」「プレゼン術」といった具体的な仕事術まで、そのパワーの秘密を縦横に説く。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
三木/雄信
1972年福岡県生まれ。1998年ソフトバンク株式会社に入社。2000年より同社社長室長となる。Yahoo!BB事業の立ち上げやナスダック・ジャパンの設立、日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)���買収案件などにプロジェクト・マネージャーとして関わる。2006年にジャパン・フラッグシップ・プロジェクト株式会社を設立し、現在、同社代表取締役社長兼CEO。ベンチャーから上場企業まで数多くの社外取締役・監査役も務める。日本年金機構(旧社会保険庁)では理事(非常勤)として改革を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)