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表紙に一目惚れ
柴村の作品にはよく表紙に一目惚れして読むことが多いです
とても読みやすくてすきです
このあとにプシュケを読んで由良くんが出てると知り読み返しました
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それぞれ悩みを抱える平凡な女子高生4人が主人公な短編集。
柴村さんの本は初めて読んだけど、
視点がとっても女性的で、さらりとして読みやすかった!
どのお話も、これから物語が動き出しそうだなという爽やかさと切なさ。
それぞれに共感できる部分もあったりして。
サブレも良いけどタカチアカネの〜が一番好きだなー。
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4編の短編が集まった短編集。書き手が男の子であったりはするけれど、物語の軸は後書きで触れられているように「十四~十五歳の女の子」です。
柴村さんの文章は、等身大の人々を描き出すがゆえに、時々ひどく辛辣で、苦しい。「Run! Girl,Run!」はその点で、ぐっさりと刺さった一本でした。
――自分を変えられない少女、茉莉。四月のクラス替えの影響で、気の重さを抱え続ける日々を送ることとなった彼女は、叔母の開く雑貨屋で白人の少年・ウィズリーと出会います。日本に来たばかりだという彼に街の案内をすることになるけれど、やはり自分のふがいなさを感じるばかり。偶然出会った人気者の竹本さんに、ウィズリーの案内を押しつけてしまい……。
どうして自分はこうなんだろう、どうして彼女と自分は違うんだろう、そうして泥沼にはまっていく彼女の思考が、ふとしたきっかけであふれて、止まらなくなってしまう。
「人生楽しそうな人と楽しくなさそうな人って、何が違うのかな? 外見? そんなの生まれ持ったものでしょ、今さら直せないでしょ? それとも、性格? 性格を直せばいいの? でも性格ってどうすれば直せるの?……」
そうして鬱屈を吐きだし続ける彼女は、そんな自分が嫌いで、嫌いで、たまらないんです。その訴えが悲痛で、身に覚えがあって。読んでいて泣きそうになってしまいました。
他の三編もとてもあたたかい作品でした。「scraches」に由良くんが登場したのは嬉しかったなあ。
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【借り本】
『サブレ』
一番好きかな。ベランダ越しのやりとりがいいなと思った。
ミナモさんの受け応えがいい。年下の子にたまに敬語になったりするのとかも。
そして由良もやっぱり好きだ。
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やっぱり柴村さんの話は身近に感じられていいなあと思うのと、こんな青春送りたかった…というのがあるな。
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4作品からなる短編集。内2作品は『4月、それは…』『まい・いまじねぇーしょん』からの再掲。書き下ろしの1作品は由良シリーズからのスピンオフ作品。
最後のベランダ少女の話が一番良かった。
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「scratches」
振った者と振られた者で遠出した先は。
失恋した直後に振った相手と出かけるなんて体験は、なかなか無いだろうな…。
それにしても、由良先輩のブレなさは見ていてなんだか安心する。
「Run! Girl , Run!」
人見知りで口下手な彼女の想い。
彼女の言動や思考全てが自分に当てはまり、なんだかドキッとさせられた。
彼の言う通り、変わるためには動いてみなければ何も始まらないんだよな。
「タカチアカネの巧みなる小細工」
手作りの人形を学校で販売する理由。
この男の子は中々販売の才能があるのではと思った反面、もしこの嘘がバレた時この子はどのように対応するのだろうとも思った。
「サブレ」
ベランダ越しに出会った彼は。
周りに合わせている事を、上手く擬態していると表現したのは中々に的を得ているなと思った。
普段の生活では擬態して生きているからこそ、何所か息抜きの出来る場所が必要になるんだろうな。
それにしても、この二人の物語はもっともっと長く読んでいたく感じた。
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4つの作品が収録されています。どれも素晴らしい完成度ですが、個人的に下記の2作品がとても好き。
「scratches」一話目
誰もが羨む美少女に片想いした殻に閉じこもりがちな男子高校生がある日その想い人から声を掛けられ、2人で学校をサボる。
妄想し過ぎだろ!リアリティなさ過ぎだろ!
と思いながら読み進めていくと、彼女は事前に自分の事を好んでいる噂を知った上での行動だったことが分かる。彼女には別に好きな人がいて...この構図を知った瞬間、一気にこの作品が好きになった。
「タカチアカネの巧みなる小細工」 三話目
バイト好きな男子高校生が、見知らぬ女生徒からハンドメイドのマスコット人形を突然託され、学内で売りさばた額の半額が受け取れる。
バイト好きの彼はコツを掴み、どんどん売り上げをあげていったある日、連絡が取れなくなる。
この作品も思わずアッと驚くオチに感動した。 たったの48ページなのに心を摑まされた。
久しぶりにいい作家に出会えました!
「ヨシッ、この作家追いかけよう!」と思ったら、2015年4月を最後に新作の発表が・・・辛
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2019/05/24読了。
高校生くらいの女子が主人公の4つの短編集。
最後の「サブレ」が一番面白かった、かな。後は、もう一息って感じだった。
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15~16の女子高生をメインにした短編4篇。
「scratches」「Run!Girl,Run!」「タカチアカネの巧みなる小細工」「サブレ」
普通に学生生活を送っていた高2の由良君、吉野彼方が出てきて切ない…
「サブレ」が一番好き。続編が読みたい。プシュケ~といい、柴村さんの書く読後のなんとも言えない切なさが好き。