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「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」―鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメンバーにまさかの亀裂が!それぞれの悩みを発端として数々の問題が勃発。旧メンバーとの確執も加わり、新たな危機に直面する。そんな中、主宰・春川巧にも問題が…。どうなる『シアターフラッグ』!?書き下ろし。
面白かったぁ~~♪
そもそもの趣旨「300万円返済」でありながら、
前作では返しきれておらず、そんな「尻切れトンボ」状態で
終わるはずないよな・・・と、続編を期待していたが、
この度1年かけての発刊!!!
思ったよりも早くて嬉しい。
お得意の「ラブ路線」がやや薄く、けれど満足度は高いままに読み終えた前作。
本シリーズは【劇団】にスポットを当て、
劇団員+司のドタバタストーリーで終始すると思いきや、
今回は「ズキュン」「ドキュン」きました。
『愛してる』だの『好きなんだ』っていう、
ラブ用語を直接使わず、些細なセリフや感情描写でここまで
ジビれさせてくれる著者の技量に改めてバンザイなのだ。
現実的に言えば(いや、劇団員のリアルに関しては無知ながら・・・)、
団員がこんなに少ない劇団内で、
あっちもこっちもカップル続出したんじゃ、
そもそも成り立たなそうだし、危機続出ながら、直ちに突破口が現れるあたりも、ご都合主義だよな。
が、そんなことはぶっ飛んでしまうほど、
読書中も、さらに読後感さえも心地よい。
ファンの贔屓目を差っ引いてもここまで
【文字だけでワクワク】させることのできる作家さんは、
なかなかいないと思うのだ。
著者作品を読むたびに擬似恋愛をしているわたし。
あとがきにて、3巻で完了予定とおっしゃっているので、
この思いを最低もう1回は味わえると、
喜びつつ、もっともっと発展させてほしいなと、
切に思ったのです。
《2011年1月31日 読了》
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「もうひとつのシアター!」という有川さんが脚本を書かれた公演を観てから読もうと心に決めていました。
なので、ようやく読了。
1巻は鉄血宰相が際立っていましたが、今回はシアターフラッグのメンバーそれぞれがピックアップされていて楽しかったです。
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前回は、司・巧・千歳以外はあくまでサブキャラといった風でしたが、これはそれぞれの異なった視点で書かれていたので、個性的な面々がより詳しく掘り下げられていて良かったです。
あんなキャラだったんだ・・・と思う人も多々。お前のことだニックネーム・マスター。
今回は時間がどんどん進みます。舞台に関することのみならず、恋愛面でも動きがいろいろあったり。牧子と巧(無自覚)の関係がすごい好みだv
ていうか某二人ってまだつきあってなかったんだ!
数か所、ちょっと胸に刺さる部分が数か所ありました。
できないことをできないというのは、ほんとに難しい。
読んでよかったです。
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久しぶりに有川浩の新刊読めた!スッゴく軽いけどそこが元気出るんだよね~ 有川浩に欠かせないラブコメ要素も1より多くて満足だ(*^。^*)
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春川兄弟+千歳以外の劇団員の関係性が大目に?描かれて
その関係の変化もあり
恋愛要素も少し強くなり、むしろ1よりも面白かったかも。
相変わらず、胸に刺さるようなセリフもあり。
次でいよいよ完結してしまうようなので、
劇団は一体どうなるのか、今回動いた人間関係もどうなるのか…。
今から3が楽しみです!
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面白かったけれど実はさほどのめり込んではいなかった
前作でしたが、流石はプロの「ストーリー・セラー」の
有川さん! この続編から一気に面白さ爆発です。
劇団メンバーのそれぞれのキャラも固まってきて
思いがけない伏兵キャラの活躍にニヤニヤしたり、
萌えたり(ドジっ娘!!!)、鉄血宰相の二つ名を持つ春川「兄」
のヘタれな一面、その弟で主人公の春川「弟」の
だめっ子なのに鉄のように頑固で硬い芝居への想い。
そして有川作品らしくしっかり甘〜い展開も
仕込んであって、本当にエンターティナーな作家さんです。
色んな評価はあるでしょうが、現在の商業作家さんで
ここまで人を楽しませるという点に重きを置いて
書かれてる方もいないと思うんですよね。
演劇も小説も音楽も...好きで愉しいものにお金を
使いたいものね!!
折角盛り上がってきたこのシリーズも次の「3」で
完結との事です。寂しい限りですが彼等がどんな
舞台を演じきってくれるのか楽しみで仕方ないです!
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2巻になって人間関係がどさぁっと動いた! 面白い。やっぱり有川浩は面白い!! 有川作品はシアターフラッグと行動理念?が似てる気がする。新規開拓。その世界を知らない人が入り込みやすい。あぁ~3巻楽しみです。
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1ではテンポ良く1回目の公演までを書いていた。上手くいかなかった部分もあるけれども、次の公演、次のステップに向けての良い一歩を歩き始めた、そんな話でした。
2もやはりテンポが良くあっという間に読みきってしまいました。1巻が一つの公演についてじっくり書いてあるのに対して、この巻では数回分の公演がサラッと書いてある。むしろ公演ではなく人に目を当てている話だと思う。各キャラクターの考えていること、日常、劇団以外の活動について書いてあって、読んでいてイメージを付けやすくなった。
次回の3も出るそうで、楽しみにしています。
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前回の続きのお話。
やっぱり有川さんの作品は会話のテンポがあるのがいい。
今回は恋愛要素もあって、前回のより好きかも♪
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1より断然面白かった!
1は人物紹介で終わっていた感じがあるけれど、2で話が動いたなーと。ところどころ斬新な日本語が出てくるものの、ストーリーセラーで書いていたように「勢いがあるから読める」なあ、と。
シアター!における恋愛要素はOKな人とNGな人がいるだろうな。ひどく現実的かと思えば、ちらちらと少女マンガになるこの感じ。
「物語」なので、成功で終わるのかなとは思いますが、それでも、途中途中は色々と考えさせられます。この後も楽しみです。
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舞台観に行きます!ロビーでサイン入りとか売ってないかな〜。
無事にサイン入りもGETして読了。
☆5つけたいところだけど完結するまではちょっと厳しくしておきます。
ラブコメ万歳。
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一作目は取材したのをそのまま書いた感じがしたけれど、今作は結構おもしろかった。
ヘタレな弟の恋愛はどうでもいいw
初版/2011.1.26 購入/2011.1.27 読了
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前作に引き続き素晴らしい出来。
演劇なんて食ってける世界じゃないと分かっているからこそ、面白いです。
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前作シアター!の続編。
前作同様、小気味よいテンポと、あとがきにあるように作者自らが認めるコントロール不能の登場人物たち。
前作よりもラブコメ要素が多いけど、今一つ進展しきらないので、今後の展開が楽しみ。
でも、次巻で完結なのかな。寂しい気もするけど、お芝居を見たくなりました。
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前作よりもキャラ立ちがはっきりしてきて、どのキャラに注目してても楽しめるようになってきました。個人的には千歳の「子供時代の欠落した」アンバランスさが気になるし、有川先生のセリフには胸を衝かれることも多いので(自分を振り返ってイタタタってなる)完結編も楽しみです。メンバーそれぞれの未来とともにシアターフラッグの結末と、未来が早く知りたい!