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正直、表紙買いだったのですが…本間アキラセンセのイラストが、とてもよかった。内容にもぴったりです。
ツッコミどころは数々ありましたが、とにかく笑った。
33歳の医者、毅は節操のないところが非常に残念な男前。やりまくったバチが当たったのか、以前関係した女から突然父親なんだから引き取れと、3歳の男の子を押し付けられ、子育てのため清い生活に。
ところが、すごーく好みの美形をカフェでみつけ、しかもひょんなことから何者かに追われている外務省職員のその男、真々田明美(ままだあきよし、と読みます)を自宅に匿うことになるんですが。
イラストで見る限り、とってもイケメンな毅ですが、とにかく終始下半身ネタです。頭の中はいつもHな妄想でいっぱいで言うことも下品でどうしようもない男なんだけど、前向きだし、子育てもなかなかやるし、優しいし魅力的です。なので明美も、助けてもらった代償に体を要求されたって、ゲイでもなんでもないからそれ断れよ、とツッコミたいところなんだけど、なんかあそこまでまっすぐ迫られると悪くもないなと流された明美の気持ちも納得したりして。
「下半身の熱さはいつも感じていたが、心がここまで熱くなったのは久しぶりだ」、とかふつうに考えている毅がもうステキすぎで笑えます。
息子の空汰が、かわいい!明美を「ママ」と呼ぶ空汰は、子はかすがいの諺どおりで、さりげなく重要人物です。
毅が性欲の塊みたいなので、そんなシーンはもちろんあれこれ豊富です。ちょっとオヤジ入っているけど、ゲイじゃない明美をだんだん開発させていて読んでいてものすごく楽しいです。明美もかなりの男前で、守られているだけのキャラじゃないのがいいし。
でも、タイトルは「ホームドラマ」。ここが大事なところですね。初めは寄せ集めの擬似家族だった3人が次第に本物の家族として生きていこうとするところが見どころです。空汰のために明美が女装して公園デビューするなんて、すごい展開もありますので。「ツヨシとママはプロレスごっこ」という、幼稚園児お約束ネタもあって、ちゃんとホームドラマになってます。
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剛さんらしい、とても面白い話だった。
下半身だらしない系の攻めを描かせたら、ホントに上手い作家さんです。 本間アキラさんのイラストもとても合ってたし。
攻めの息子の空汰も良かった。是非成長した空汰の話も読みたいと思いました。空汰、パパ譲りの攻めになるんだろうか?(笑)
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とにかく子供が可愛い!
結構ストーリーはドキドキの展開で、その分日常のほのぼの感が半端ないです。
ママの悲壮感が前半ちょっと読むのにイタイんですけど、ぜひ乗り越えて後半までたどり着いて欲しい!
サスペンスドラマも読みたいなぁ。
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育児BLということで、設定はドストライクだったのですが…
やっぱり剛さんの文章のテンポ、私には合わない(´;ω;`)
設定もキャラも物凄く好みなのに…!!
合わない作家さんってこういうことなんだろうな…
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町医者・八千草毅×外務省職員・真々田明美
与党幹事長のスキャンダル証拠を抱え命の危険に晒される明美は、息子・空汰を引き取ったばかりの八千草に匿われ…。
好物の子ども付き。
BLに出てくる子は、たいがい年齢よりかなりしっかりしてますね。可愛いですけど。
国をゆるがすようなスキャンダルをどう収集つけるんだろ?って思って読みましたが、一般市民だとこうだよねぇ~って感じの納得できる決着の付け方。
当然、攻の毅は男らしくあったのですが、受の明美も精神的に強くて良いですねぇ。
子育ても、性教育的に不安は残るものの、情緒豊かな立派な男の子に育ちそうだし!!
危機に晒されながら、幸せ感溢れるお話でした。
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主人公は、節操のなさで、有名な医師・八千草毅。
女でも男でも、手当たりしだい食ってしまい、大学病院から追い出され、商店街の中で、医師をやっている。
そこは、ガラの悪い土地で、保険を持ってない人間や、保険で診療できないような怪我をした人間が訪ねてくる。
そこに、突然、昔関係を持った女が訪ねてきて、「あなたの息子」と言って、三歳になる空汰を託され、教育に関しては常識人であった毅は、子供の教育によくない、と節制した生活を余儀なくされる。
そんな中、外務省職員の真々田明美と出会う。
彼は、与党幹事長のとんでもないスキャンダルの証拠を渡されて、命の危険に晒されていた。
家を焼かれ、何者かに襲われ、怪我をした真々田は、一度出会っただけの医師・毅を頼るが……
という話でした。
毅は真々田を匿う代わりに、身体を要求するけれども、どうして真々田がそんな怪我を負っているのか、なんて詳しいことは何も詮索しない。
挙句、真々田の家で人が死んでいて、それがニュースになっていても、真偽を確かめたりはしない。
「けが人だから」という理由で、真々田を丁寧に扱い、困っているらしい真々田に、手助けをしてくれる。
もちろん、怪我が治るまで身体を差し出す約束はしたものの、手を出してはこない。
そういうところは、きちんと常識人な毅。
そして、そういう規則正しい生活をして、毎日子供の成長を思いやるうちに、今までの節操なしな生活を反省するようになる毅。
最後は、毅の友人の手を借りて、すべてハッピーエンドで綺麗に終わります。
なんというか……
何よりも一番、真々田の開き直り具合がひどいと思うけれど、命の危機を覚えたら、些細なことなんてどうでもよくなっちゃいますよね。
これから先も、この3人で擬似……っていうと御幣があるけれど、一般的ではないという意味で、家族をやっていくんだろうなー……と思うのが見える小説で、ちょっとしんみりしました。
起きている事態の深刻さとは裏腹に、毅のテンポがいつもと変わらなくて、本当に楽しかったです。
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かなり大味www。だけどワタシは割と好きです。
下半身ユルユルでセクハラギリギリのオッサン攻めwwww。
オッサンの下ネタを笑って流せるかどうかがこの本の好き嫌いを決めるキモだと思います。
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下半身に問題のある節操のなさで有名な医師の八千草毅。
いきなり3歳の空汰を息子だと言われ引き取り愛おしさを持ちつつ節制の日々に悶々としていた矢先美しい男真々田明美を見かけ…。
事件はシリアスでサスペンスドマラのようなんだけれど毅の下半身から来ているような発言や行動がおかしくて笑ってしまいました。
それに悩みながらも受け答えしてる良美が何とも可愛いのか何なのかも。
空汰がこれ又邪気の無い可愛いさで。
子育てもしっかりするけど良美との関係も大切しながら、と良美に毅が今までの人とは違う「愛情」を持てて良かったかな。
良美もはじめは毅の欲望に忠実さに呆れながらも好きになっていけたし。
これからは3人で暖かい「ホームドラマ」のような生活を送れますようにと。