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ようやくきた怒涛の展開に水を差す、先触れの一言。
過去を語るに、いい作用をもたらす一言は期待度がアップするんだけど、そうじゃないので・・・ガッカリ。
ストーリーが面白いだけに、とても残念。
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貴志祐介の中で最高傑作ではないでしょうか!?
この世界観を構築できるってスゴイです!!ドキドキしながら読みました。一気読みです!!
そしてちょっと切ない読了感も良いです。
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2011/1/16 Amazonより届く。
2021/3/4〜3/10
いやいや、壮大な物語であった。上巻を読み始めた時には、全く予備知識もなかったので、まさかこんな最後を迎えるとは。素晴らしいエンターテインメント!
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文庫本上、中、下巻合わせて1,496ページ。長いけれど、世界観に慣れてからは一気に読めた。
PKを持った人類が支配する千年後の世界が舞台ということで、幻魔大戦的な超能力ウォーズを期待したけれど、攻撃抑制と愧死機構という足かせがそれを許さない。そのために物語がより複雑になって、こんなに長い話であるにもかかわらずだれるところがなかった。
人体はいろいろな菌が混在することで、お互いを牽制しあい健康的な状態を保つ。しかし、悪い菌を殺すために過度に殺菌消毒してしまえば牽制しあう菌がいなくなり、場合によっては悪い菌だけが繁殖してしまう結果にもなりかねない。
それと同じでいろいろな個性が混在することは悪い面もあるけれど、実はそれが社会を継続させる唯一の方法なんじゃないだろうか。画一的な社会は異物が入り込んだ時の防御に弱い。
読んでいてそんなことを思った。
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vsバケネズミな下巻。
ナイス奇狼丸、守が空気…、想像力こそがすべてを変える下巻。
わりと悪鬼の行動については読めてた。ロボトミー手術でもされてたのかなという予想は外れたけれど。あと486ページに覚に死亡フラグが出ていると思った。
無間地獄とかどうしても幽白の戸愚呂兄とかむくろの復讐とか思い出す。
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1月22日読了。
ネタばれ含むので注意。
1000年後の日本、偽りの平和の中で暮らす子供たち、大人がひた隠しにする秘密を偶然にも知ってしまった子供は自分の生きている世界が血塗られた歴史の上に成り立っていたことを知る。
壮大な世界観と細かい所まで練りこまれた設定がすごい。
最初から最後まで一気に読めた、ただ主人公の言動が気にくわなくてあまり好きになれなかったのと、所々矛盾してないって箇所があったのが気になった。
呪力や悪鬼、業魔、バケネズミなどファンタジー要素満載で好き嫌いが分かれそうだけど、ぜひ読んでほしい。
『新世界より』には、人間の残虐性が余すところなく描かれていると思う。同じ人間には攻撃できなくても、他の生物には容赦なく呪力を使い殺していく。人間はそれを疑問もなく受け入れている。
物語の終盤では、バケネズミとの戦争がおき、多大な犠牲を払うことになる。最後にわかる真実、人間が行った残酷な所業、呪力をもたない人間を家畜同然のバケネズミへと変化させ奴隷として使役する。このような残酷ことを平気で行い、その上に成り立っている平和が本当に平和と言えるのか。
物語はいったんの終息を迎えるが、その先にもまだまだ問題は山積みである。この物語の今後も読んでみたいと思う。
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ファンタジー→エログロときて、最後はホラー。気持ち良い話ではないけど、よく考えられてるなーと、思いました。
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中盤の日野光風と鏑木肆星の立ち回りと造形は群を抜いてゾクゾクするほど異形。他の登場人物と明らかに一線を画しているほど。映像化というよりは、せがわまさきに漫画化してほしい。
山田風太郎賞を受賞したこともあるし、ベストタイミングなのでは?
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ラストまで読んだ人に与えられる衝撃と恐怖と安らぎ。
これだけ身震いするラストが待ち受けているとは思わなかった。
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一気読みの醍醐味、エンターテイメントとしての読書を久々に味わった。
早季が奇狼丸に頼んだことの罪深さに手記の中で悔いている記述が全くないことに背筋が凍る思いがする。悪鬼に対してはあれだけページをさいているのに。
傲慢な優越感と去勢されたような集団の弱さがやけに印象深い。
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ミノシロモドキ
一家に一台欲しいですね。
総ページ1500にもなる大作ですが、上巻半ばからは一気に読めてしまいます。バケネズミの真相は、あまり驚きは無かったが。
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そこそこしか楽しめなかった。主人公の手記形式で書かれてたから、主人公が死なないことが分かってたからそこまで楽しめなかったのかな
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やっぱり、この人のは読みごたえがある。SFなんだけど、ミステリーでもありファンタジーでもあり、この巻はアクション映画を見てるようでもありました。一気に駆け抜けていくように進んでいったけど、ラストはすごい考えさせられたなあ。
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古典SF小説の良い所をしっかり押さえて書かれているので、
SF小説好きが読むというよりは、SF小説ってどんなの?という人への門戸として位置づけるべき作品。
ある程度読んでる人には物足りないかも。テーマもそこまで目新しいものではない。
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色々とえげつない話でびっくり。
夏祭り以降の村の様子はスプラッターよりのホラー。
というかこの作品、描写されていない部分のほうが
もっとえげつないことになってる気がする。
真理亜と守の最期ってなんか…な感じ。
東京探検は「漂流教室」のような登場人物が
大災害後の日本の未来を
彷徨うほかの作品を髣髴とさせた。
オチはやっぱりSFだな、という感じ。
大抵未来の人間が主役の話は
現代の人間との決定的な違いを見せ付けられる。
設定が盛りだくさんのわりには
伏線回収も終え、整合性がきれいに取れていたので
すばらしかったです。