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神様もお金さえも情報。一人一人が情報の受け手であり渡してである。それらを自分なりにどうやって受け、どうやって渡すのが編集なのか。受ける方のと渡す方の能力は根本的に異なる。
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情報の捉え方について考えることが出来る本。「情報」ってニュースやネットだけではなくて、周りにあるもの全てはそうなのだ、ということが分かる本。捉え方を広くすることで、世の中の見え方は変わるのだ、と思う。人間の進化、歴史を絡めて情報を語っている点が興味深い。
基本的に小学生むけの本なので、ルビも振ってあって難しい言葉もなく、易しく書いてあって読みやすい。内容は大人でも楽しめる。
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話題がとても多岐にわたっていて役立つ。現在の情報社会において、子供が小学校高学年になったら読ませておきたい本の筆頭に挙げたい。
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世の中は情報で溢れている。
情報を編集することで新しい価値が生まれる。
編集するには並べてみて、並べ替えて、入れ替えて、区切ってと、こねくりまわしてみる。
自分の中で情報を編集することが大切。
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メディア・リテラシー、コンピュータ・エシックス、未来のおとなに知ってほしい話。新しい世界が広がれば、今までのルールはすぐに適用できない。新しい技術の便利かどうかも大切だけど、本当は「どう便利なのか?」が問題なのだ。
ルール・ロール・ツールの「ルル三条」面白いですね。決まり事を守り、役割を実行する義務と権利、そしてそれぞれ適切な道具を用いる。
グローバルな世界になって、グローバルな「ルル三条」を作らなければならないし、個々の「ルル三条」はグローバルで通用しないからって、消してしまうわけにはいかない。今まで、世界の色々なところで積み上げて、育ててきた、それぞれの文化。
コピペでは作れない、自分の経験・自分の情報編集を大切にしよう。このブクログもその一環に。
松岡正剛の千夜千冊http://1000ya.isis.ne.jp/file_path/table_list.html
千夜千冊マップhttp://senya.pictopic.info/
イシス編集学校 とぴとぴニュースhttp://es.isis.ne.jp/topics/
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ポプラ社より出ている<未来のおとなへ語る>シリーズ。松岡正剛氏も書いていたか。先日、丸松本舗で見つけて、その場で息子に買って渡そうかと思ったけど、自分が読んでないものを渡すのもなんだなと思い、中学生向けとは知りつつまずは読んでみる。
情報とはどういうものか、から説き明かし、その性質、情報が情報として活かされるとはどういうことかを、多くの例を挙げて説明している。
大人が読むには、前半はちょいと退屈。世界を知らない子供たちは、ひょっとしたら興味を持って読むかもしれないけど、“情報とは?”と思って読み始めるに子にとっては、やや冗長なのかもしれない。読書馴れしていて判断力があれば、目次をさっとみて必要な個所を狙って、ななめ読みもできそうだけど、中学生にはちょっとしれは無理かな。
後半、第7章くらいからは、氏の真骨頂、情報編集に関わる意義と、手法のさわりが紹介されている。情報を整理、編集し活用するためのノウハウ的なところは面白い。人は、「考えた」ことと「思い出した」ことが混在している、それを別々に取り出す訓練をしてみるなんてのは、これまで聞いたことのない試みで非常に興味をそそられた。
昨今の情報社会、ITの蔓延についても、手放しで良しとはせずに、これまでのメディアにも良さがあり、昨今のネット上に溢れる情報にも一定の価値を認める。それぞれの情報の性格、特性をよく理解して、自分なりに編集し活用することの大切さを教えており、軽く読めるけど、大切な示唆に富んだ一冊だった。
よし、息子に薦めよう!
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子供向けの本とは思えないくらい、情報に関しての大著。
コンテンツとは情報のメッセージのこと、その内容。
情報はルール、ロール、ツールの三カ条。
国民国家の大きな特徴は、国語を決めたこと。国の中ではどこでも言葉が通じるような体制になっている。こうすることで情報の通じやすい環境が出来ている。もう1つは国民が政治に参加する権利を持ったこと、国民が軍隊に参加しなければならないこと。
情報をつなげれば自分と世界がつながる、情報の順番を変えると世界は変わる、言葉を読み替えて、情報の世界を面白くできる。
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□一番残ったこと3点
ルル3条
情報発達過程の一致
自己編集 相互編集
□
□下記詳細
P105~
文明や文化は、それぞれの情報コードを使って、各地で独特の情報モードを作りだしている。
文明や文化ごとの違った形
「情報の要素=コード」と「情報の様式=モード」が各地であらわし方を違えて発達
コード 文字や紐の結び方
モード 使うスタイル、生活での活かし方
P167~
情報と自分の関係を理解するために
ルル3条 例)国(日本…天武天皇の時代、8世紀頃から使われる)
ルール(約束事) 憲法(7世紀後半の近江令が最初)
ロール(役割) 国民の生活と安全を守る 政治(律令体制)
ツール(道具) お金 国家が発行しているもの 国立のもの
社会の仕事という仕事の、職業という職業のそれぞれにあって、しかもみんな別々
P203
お金というモノサシ お金の代用ができるモノサシ
「富」の力には3つの力
貯蔵の力 交換の力 支払の力
+情報の力 力バランスをとる バランスをとる情報のモノサシ「為替」
P217
ナポレオンが徴兵と徴税の方法を決定
国民一人一人の情報が必要
情報の分析→国家と国民の基準→平均的な国民像
P232
19世紀に発達 通信 新聞 万国博 百貨店
P268~
情報を編集する為に
情報をつなげれば、自分と世界が繋がる
情報の順番を変えると、世界は変わる
言葉を読みかえて、情報の世界をおもしろく
P294
情報のメニュー
学知 社会 商品
P320
最低でも3度 読書と付き合う 読前 読中 読後
P334
「おぼえたこと」と「考えること」を分けて考える
1人で知ることや考えることには限界があるので、自分の中に「コーチ」を想像する テスト
「覚えていくこと」と「表現していくこと」は別。この2つを行ったり来たりして考える
オールドメディア 書きたいこと、訴えたいことがある
ニューメディア ロールの欠如
P424
遊びの基本型 ごっこ遊び しりとり遊び 宝探し遊び
P434
西洋 ルネサンスより楽譜 同じ音
日本 その場、その場で何かを生む
P436
自己編集 相互編集
感想(自分なりの言葉に変換) 意想(情報にファッションを感じられるようにする) 構想(組み立て)
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「情報」というつかみどころのない概念に対して、ここまで噛み砕いて、しかも体系的に説明できるなんて松岡さんだからこそなせる技。子供だけじゃもったいない!
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松岡正剛氏の、「情報を編集する」ということや「情報とは」何か、ということが中学生にもわかるよう、語りかける調子で述べられている。
いままで自分が「情報」だと思っていなかったモノやコトも、「情報」であるということや、ぞれらの「情報」によって社会は常に変化していることなど、なかなか興味深く読めました。
ただ、全体的に「文章が長い」のと、ルビが多かったり、あちこちに話が派生する点など、少し「読みにくいかな」と感じる部分もありました。
情報のとらえ方として…「ルル三条」
=情報の持ち方によって仕事や役割に違いがでてくる
ルール:約束事、決まり事。
ロール:役割や役目。
…ルールを守り、ロールを実行することは、社会学では「義務」とも言います。また新しいルールを発案したり、ロールの意義を訴えることは「権利」とよばれます。
ツール:道具
これら「三つのル」は小さなことから大きなことまで、歴史の中で漠然としていたことからはっきり決まってきたことまで、さまざまな情報社会や情報文化に影響を与えている。
=国家も情報でできている。
情報の編集について
情報は宇宙にも自然界にも、歴史の中にも、自分のカラダの中にもある。それらの情報は、そのままほったからかしにして受け止めるのではなく、自分で積極的に編集することが必要。
→感じたこと、読んだこと、見たことなどを、自分で紙に書いたり、絵にしたり、語り合ったりして表現することが大切。
※情報の受け止められ方、表現の仕方の難しさ
p.445~
たとえばカメラで「畑」をうつそうと思ったとします。このとき、ちょっと引きすぎると「風景」になるし、ずっと近づけると「土」になってしまいます。もっと近づけると「泥」にしか見えません。距離によっては、ナスやキャベツという固有名詞になってしまいます。▼そこに「畑」というものもあるはずなのに、カメラでは「畑」だけがなかなか撮れないのです。…すべての情報は、ほんというにちょっとしたことに左右されて出来上がっているのだということも、だんだん知るようになりました。
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"子供向けの本だと思っていたら、かなりでごわい。
大人が読んでも読み応えある。
情報とは何か?
どのように扱うか?
デジタル化は私たちの生活に何をもたらすのか?
歴史から何を学ぶべきなのか?
自分で考えることが大切。"