投稿元:
レビューを見る
寛永十九(一六四二)年の春、天下泰平のお江戸は活気あふれる下町の貧乏長屋に、ひとりの少年が現われた。寅太郎という名の少年は植木職人の仕事を手伝いひっそりと暮らしはじめるが、彼は大きな使命を抱えた島原の乱の生き残りだった。それは、主・天草四郎の復活と理想の国造りを成し遂げること。そのためには、徳川幕府を裏で操る怪僧・天海が持ち去った七つの“聖遺物”を奪い返さなければならない。だが、幕府は闇の精鋭“閻羅衆”を率いて、大がかりな切支丹狩りを進めていた―。異能の忍びたちの秘術を尽くした死闘の行方は?不思議な力を放つ聖遺物を手にする者は?傑作時代ファンタジー登場(「BOOK」データベースより)
あ~、まんま山田風忍法帳だ~。
突拍子のなさがやや物足りないものの、「僕僕先生」シリーズなどを始めとする中華ファンタジーより、こっちの方が好きかも。
天草四朗が残した聖遺物の内、まだ一つしか取り戻していないから、あと6つ取り戻すまでシリーズものとして続くのかな?
これはちょっと読み進めていきたいシリーズになりそう。
投稿元:
レビューを見る
主役は「たま」さんだね。
かっこいい妻でありお母さん。
全部集めてないよね、天海とも戦ってないよね・・・。
続くのかな??
投稿元:
レビューを見る
僕僕先生の様な中華ファンタジーから一転、実際の歴史に基づいた忍法帳小説を書いてみたという感じ。何故か天草四郎は創作者の興味をそそるとともに必ずといってよいほど魔人か超能力として描かれることが多い。本作でも死んでしまうが、その力を宿した子供と、その力を引き継いだ忍者が活躍する。何故に力を授けるはずの聖遺物をわざわざ敵の手に残し、その聖遺物が敵に力を与えることを放置したのかが不明だが、それを取り戻すという苦行が、復活という大願成就に繋がるのかも知れない。また、これらの聖遺物が何故に人間の七つの罪になぞらえられているのかも不明。聖人としてはきだした筈の罪を取り戻して復活というのは、どう考えても変ではあるが、そういったことは、どうでも良いとして素直に忍術合戦を楽しんだ方がよいだろう。ただし、聖遺物が後、六つ残っていて、それらの奪還をシリーズ化するとなると、いちいち、忍者が死んでしまうと話が続かない。また、一番、強そうな雷撃使いが死んでしまって、のこった人形遣いと独楽使いととかでは、先行きがあやうい。新規に強力な登場人物がシリーズ化には必須だろう。
投稿元:
レビューを見る
天草の乱で生き残り、四郎から特別な能力を与えられた切支丹達の物語。よくある「七つのお宝を取り戻せ」パターンですが、日本が舞台の物語は著者初という事もあってなかなか楽しめました。取り戻せたお宝はひとつだけなのでまだまだ続くのかな?
投稿元:
レビューを見る
天草四郎の遺志を継ぐ少年と忍びの物語。
ライトな時代物って感じで期待したんだけれど、敵との対立関係もはっきりしないし、文章も読みにくかった。話は続きそうだけれど、もういいかも。
投稿元:
レビューを見る
表紙の絵に惹かれて図書館で借りました。
なんか読むのにすごい時間かかりました。面白かったですけど。
でもこれ続くのかなあ。
投稿元:
レビューを見る
天草四郎が残した不思議な力を持つ七つの聖遺物。
島原の乱の生き残り切支丹は四郎の復活を願い幕府に奪われた聖遺物を取り返すためにと忍び集団南部隠と熾烈に闘う時代ファンタジー。
大家の仁兵衛を始め隠れ切支丹の長屋の住人たち。四郎から種を授かった寅太郎を養子にする植木職人の庄吉とたま夫婦。
切支丹狩り集団閻羅衆、荊冠を手に入れ強大な力をもつ忍び集団南部隠。
登場人物がたくさんなんですがキャラクターが皆いいですね。
忍びの者たちの秘術をつくした闘いと聖遺物の行方。
わくわくする面白さがいっぱいなんですがまだまだ序章といった感じで続きがありそうですね。
一応完結してるんですがこれで終わりだともったいないですね。
投稿元:
レビューを見る
島原の乱を生き残り天草四郎の一部をもらい力を得た修道騎士たちは四郎復活のため、江戸へ向かった。聖遺物を取り返すそうとするが。
期待していたのに天海、あまり出番なしで悲しかったです。庄吉とたまがいて寅太郎は本当によかったなぁと思いました。四郎の妻が誰なのか気になりながら読んでいて、そうきたかと思いました。
仁木さんの本をいろいろ読んでますが、僕僕先生以外ははまれないかも。続きそうな終わり方だったけど、あまり続きを読みたいと思えなかった。
投稿元:
レビューを見る
伏線が回収しきれていない感じが・・・。
“閻羅衆”も大して何もせず終わってしまいました。
・・・もしかして、続くとか?
投稿元:
レビューを見る
天草四郎、天海、忍びの者たち、七つの聖遺物、復活…
いろいろなことが並べられていますが、どれも中途半端な気がします。
続編があるということなのでしょうか?
投稿元:
レビューを見る
完結じゃないよね? 続きあるよね?(笑)
アフタヌーン…か、月刊少年誌(厚いやつ←具体的に誌名が思いつかないらしい)でコミカライズされても面白いかな、と思ってみた。
しかしきよ(痣。ツンデレ)は亡くなったのか?
投稿元:
レビューを見る
サブタイトルに「天草忍法伝」と記載されていたので、山田風太郎の忍法帖の流れをくむものか?と期待して読み始めた。
島原の乱から逃れた切支丹忍者と幕府方(主流ではない)の忍者の戦いでは、確かに風太郎系の忍法が現れるが、凄惨な一対一の殺し合いが続いていくというものではない。
島原の乱を鎮圧して徳川300年の礎ができた時代の、武力による覇権から権力を背景とした知力・財力での覇権への転換期に、純粋武力で生きてきた忍者達が自らのワザを生かすチャンスに打ち震えながら戦いに突入していく。
しかも忍法比べだけではなく、一般人として登場する長屋の植木屋夫婦が存在感を増してくるところが良い。
ただ、幕府方の忍び(服部系?)の話がちらっと出てくるが、この忍びは話だけで終わってしまい、三つどもえの戦いはならない。そうなったらもっと奇想天外になったかも知れない。まあ、話をまとめるにはこんなところかもしれない。歴史を無視するわけにはいかないからなあ。
風太郎忍法帖とはまた違った意味で楽しめた。今後に大いに期待したい。
投稿元:
レビューを見る
忍のばっさばっさの戦いを期待してたからちょっと雰囲気は違ったかなぁ。
でもたま・庄吉夫婦と寅のやりとりがほんわかしてて好き。
表紙に反して寅は少し幼いかんじだったかな。
ラストは案外盛り上がらなかったけど、続きが気になることは気になる。
投稿元:
レビューを見る
ほぼタイトル通り。天草四郎の遺物の力によって超人的な力を得た陰の者たちの戦いが…。
物語の立ち上がりがゆっくりだったのと、登場人物に最後まで感情移入できなかったのとで、お話にいまひとつ入り込めなくて残念。
意味ありげに登場しながら何もしなかったキャラクターも数人いたから、シリーズ化が前提なんでしょうね。
投稿元:
レビューを見る
悪くないんだけど…まさか続くとは思わず。
天草四郎側と、幕府側とに分かれるんだけども、しばらくどっち側についたらいいか判断できなく(個人的に白黒はっきりというか、主人公に肩入れして読みたいので…)、多分今作では天草四郎のほうが主役なんだろうけど、当然キリスト教だし、どうもダークサイドな部分が多いし。スッキリしない。
とか思ってるうちに以下続刊!みたいな感じで。
次出たら読んでみないことには…