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おなじみ坂本真綾さんが、3年前の初夏に約1ヶ月ほどの
長い欧州一人旅に出かけられた時の、レポともいえるエッセイ。
今年は私自身も、0泊3日ですが一人旅を楽しんだこともあって
読みたくなりました。
ちなみに私自身は今年2回東京と鎌倉を旅したのですが、
真綾さんが長い旅で
「遠くなるいつもの場所と慣れて愛着のわく異郷」を
感じていくさまは、私も旅で感じていた部分でもあり、
自分自身は長い旅に出たことがないにも関わらず、
とても感情移入しましたね。
しかしながら、長い旅といっても、その滞在一つ一つの中で
行きずりの「仲間」を見つけていく真綾さんは
「不特定多数の人が自分を知っている」
仕事に就いている故の真綾さんの素質と、そして
「言葉が通じない故に人と関わらなければいけない=
人と関わることができる」
からなんだなぁとほろりとしました。
かえって言葉も表記もわかれば、誰とも話さなくても
何とかなりますもんね。
「ひとりになりたくて旅に出たのに、私は人を求めて歩いていた」
はまさに知らない場所を旅してゆえですね。
おまけで、このエッセイにたびたび挿入される
「あなた」への手紙。
色々な解釈が出来ますね。
真綾さん自身とも、ファン一人ひとりとも、はて?
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真綾ちゃんが5週間の旅の中で感じた
美しいもの、引き出された涙、人との出会いとそこで生まれた言葉、
自分が探していた居場所の在処を
ただただ真っ直ぐに語りかけてくれます。
everywhereが生まれた過程の断片を知ることができて、
哲学的な彼女に少し寄り添えたような、そんな気持ちになります。
本に真綾ちゃんの曲が登場したら、その場でBGMにしてみて下さい。
音楽がイメージと重なって初めて聴いた曲のように感じるはずです。
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歌手・声優・女優である坂本真綾さんの37日間のヨーロッパ一人旅を綴ったエッセイです。彼女が旅の中で出会った人々、感じたこと、出来事がたくさん詰まっていまっていて、自分もどこか旅に出ていたような後読感がありました。
その内容は読んで頂くとして、私が感じたこと。
なんか、上手く言えないけど、優しい気持ちにになれました。他人に対しても、自分に対しても。他人と自分を比較するのをやめよう、他人を受け入れ、自分も受け入れてあげようと思いました。
素敵な手紙をありがとう。
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真綾さんが好きだし、紀行文も好きなので、好みのど真ん中♪
自分自身に気付くには、現状から離れて見るのも必要なんだなぁ
そんなコトよりも、楽しそうでいいなぁと思った
羨ましさもあるけど、楽しさが勝った
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真綾さんが37日間ヨーロッパを旅して自分自身を見つめ直したり旅の間に見たものや感じたことを綴ったエッセイ集。
読んでいてとても温かい気持ちになったり、真綾さんが感じていた悩みなども自分自身にも共通していることがあってみんな同じようなことで悩んだり苦しんだりするんだなぁと知ることができた。
「everywhere」という素敵な曲はこの旅によって生まれたらしい。
真綾さんの言葉はとても心に響くものがあり、読んで良かったと感じました。
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旅は、自分の内面と深く向き合うものなのだ、ととても実感した。
自分に向き合って、一生懸命考えているまじめな人なのだなぁ、と思い、より真綾さんが好きになった。
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29歳のとある女性のヨーロッパ36日間一人旅の記録。大好きな真綾ちゃんだからということもありますが、何度も共感したり切なくなったりして泣いてしまいました。やはり真綾さんの書く文章が好きです。
ノンフィクションだけど私小説といってもいいんじゃないかと思います。
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坂本真綾が「坂本真綾」を振り返り、これからの未来を見つめたエッセイ。
37日間の一人旅の記憶でもある。
初作曲曲everywhereが生まれた様子も。
突っ走ってきた彼女が立ち止まり、これまでの自分を振り返る。
不安に駆られながら一人で旅に出て、ずっと探していた場所を見つけ、これから先のステップへと踏み出していく様子は、素敵だと思った。
彼女と一緒に旅をして、大切なものを見つけたような気持ち。
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真綾さんの
37日間のヨーロッパ旅行を綴ったエッセイ。
「everywhere」の誕生が描れていたり
真綾さんが撮影したり
されたりした写真が使われていたり‥
他にもたくさんのすてきなものが
ぎゅうっと詰め込まれた一冊。
だいすきな真綾さんの
だいすきなことばで綴られたこの本は、
「地図と手紙と恋のうた」
「アイディ。」と併せて、
大切な大切なたからもの。
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真綾さんがヨーロッパをひとり旅しながら自分自身の内側を見つめて綴った記録。
…中学生の頃からファンで、憧れていた真綾さん。
社会人になり、真綾さんと同い年の人と一緒に働くことがある今は、一人の女性として、より身近に、親しみを感じている。
だからなのか、真綾さんと自分を重ねてしまうことがあったけど、『from everywhere.』を読んで、自分と違う部分や弱くて脆い部分もあることがわかって、より一層、生身の「坂本真綾」を理解できて、本当に嬉しかった。
…真綾さんにとって、この旅の最終目的地にたどり着くことは「いつかやってみたいこと」だった。
小さいけれど、私にも「いつかやってみたいこと」があったのを思い出し、今日、必要なものを買った。
今は時間的に少し厳しいけど、必ずやるんだ。
真綾さんに「ありがとう」と伝えたい。
「はて、真綾さんを知らない人には、この本はどうだろう?」という感じもあったけれど、すぐに「意外と楽しめるのではないか」と思った。
内省的な部分と同じくらい、旅の情景が丁寧に細かく描写されているから、興味をそそられる。
それと、「この旅で真綾さんが感じたり考えたりしたことは、同世代の女性なら、共感する部分があるように思えるから、受け入れられやすいかも…」とも思う。
(…ついでに。「フィールドワークっぽいな、何となく…」と感じたのは、私が(真綾さんと同じ!)社会学専攻だったからだろうか(笑))
…オススメしたい人は、自分の内面と向き合うことが必要な人、同世代の女性、「いつかやってみたいこと」がある人、かな。
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彼女の歌をよく聴いているからか、言葉がすっと染み込んできます。
見るもの、ふれるもの、聴いたもの、すべてから受けとる感覚、そして自分自身に向けるまなざしがしなやかに描かれていて、とても穏やかな気持ちになれました。
仕事ではりつめまくっていた感のある今の私に、まさしく必要だった本だなーと思います。感謝です。
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坂本真綾初の長編エッセイ。
私も一人旅をしてみたいと思っていたから、このエッセイを読んで旅をした気分になりました♪
彼女のすごくやわらかくて、人間が大好きなところとかすごく伝わって素敵な作品だと思います。
旅をするならあまり予定をきっちり組まずのんびりしたいとも思うし、言葉も意外と何とかなると私も思っているけれど、初めての一人旅で海外でそれをいきなり実践できるかって言うとかなり勇気がいりそう。
そういうのが出来るっていうのも憧れて、あっという間に読んでしまいました☆
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多忙な真綾さんがなんとひと月もの休暇をとってのぐるっとヨーロッパひとり旅。きっとだれもが感じる旅先の寂しさと自由さがすんなり読める。真綾さんのこの「普通の感覚」が好きです。
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真綾さんの5週間のヨーロッパひとり旅エッセイ。
読みながら、いっしょに旅してる気分になれます。
観光地ばかり巡るのではなく、異国の日常に紛れて自分を見つめ直す旅。
実行するにはちょっとの勇気が必要。旅立つこと自体への思い切りや、人の目や、仕事の調整をつける煩わしさなど。実際にはけっこう難しいことだと思う。
今の私にはできないけど、この本を読んで、ちょっとリフレッシュした気分になれた。
BGMは真綾さんの曲。「I.D.」「everywhere」はもちろん、「Gift」「マジックナンバー」「Remedy」なんかも。
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劇団、音楽と活躍してきた坂本真綾の旅の日記。パリすごく感受性の強い人。素の自分でいられる時間の少ない芸能活動の中で、初めての海外旅行一人旅。観光地を巡るだけのツアーとは違って、日常の中に沈んでいく。自信も大好きな旅の仕方だ。サンタマリアノベッラ駅から電車に乗る。そんな単純かつ特別でもなんでもないこと。それが、逆に感性を刺激し、彼女らしさを素敵に表現している気がする。
シンプルに、パンを買って、電車に乗って、人と会って。日常の中にキラリと光る瞬間を探して、旅をしてみたくなった。