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twitter上の書店員さんがとてもおすすめしていた本
大学生のとき、某大型書店でインターンをして
「書店で働くことは、想像していた働き方・お客さんとの
関わり方と違うかった。」と思い、書店員への道は選択肢から削除
でも、この本読んでみたら なんか違うかも。
感想とかちらちら見てたらワクワク感がむくむくと…
だから、読んでみたいです。
今年で社会人も3年目、夏までに読もうかな。
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山下書店と、盛岡にあるさわや書店に「伊藤清彦あり」と言われた名物書店員、伊藤さんの書店員人生を振り返る本。
出版界の人間としては、読まんといかんかな、と思い購入。
うちの社長もさすがに知ってた。やはり有名人なんですな。
伊藤さんの話は「貸し本屋」から始まり、地方と都市部の本屋格差などなど、おもしろく読みました。
山下書店時代の話あたりは、本屋さんという仕事の面白さ、「仕掛けて、売る」ことの面白さが伝わります。
坪数の小さい書店で、配本がないことでやりたいように棚が作れて面白かった、とか、その結果、単品では日本一売ったものが多数ある、とか、そしたら版元がたくさん店に来るようになった、とか・・・業界の仕組みについてもいろいろ考えてしまいました。
一方で、この業界には能動的に「売る」ことを全く意識しない人が多かったのかなー、とか、岩手に移った当初の嫌がらせやら、なんか古い感覚の人が多かったようで、この業界大丈夫か、という気持ちにも一瞬なりました。
今はどうなんでしょう。いろいろいるとは思うけど、ちょっと保守的な人、現状を変えようとしない人の方が多いかもしれない。
他の業界だって、古いとこは多かれ少なかれ、事なかれ主義・保守的なとこはあるとは思うけど。
まあ、これは余談でしたが。
何にせよ、伊藤さんが業界を引退したことは実に残念。
評価☆3だとなんかつまらなかったみたいだけど、おもしろかった。
まあしかし、業界外の人はさすがに読んでもいまいちわからんかな、という気はします。
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とても面白かった。伊藤氏はすでに現役を退かれているようだが、さわや書店には行きたい。そして、あとがきで触れている南相馬市立中央図書館も気になるが、計画的避難区域内で、休館中だった。一日も早く、再開できるように祈る。
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本来やるべき事をコツコツとなさっているのはどの業界でも大切な事。それを長年やり続けてきたパワーにはびっくりしつつ見習いたいと思いました!あとがきに書かれていた南相馬市立中央図書館がとても気になりました。
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新刊が入ってこないとか、いらん本ばっかり入って来るとか、本店指示のフェアしか出来ないとか、文句ばかり言ってる自分に渇!出来ることはまだまだあるのにやらずに言い訳ばかりしている自分が恥!がんばるよ、アタシももっとがんばるよ。
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「うんうん」「なるほど」と共感しきり。
偉大な書店人の言葉はストレートに入ってくる。
今回も勉強になりました。
少しでも近づけるように頑張ろう。
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小さな書店を自らの手で創り上げていった「伊藤清彦さん」と出版状況クロニクルで出版業界への鋭い意見を絶えず提示している「小田光雄さん」の対談本。
読むだけでわくわくが止まらなくなる。
欲しい本を買うだけならネットで十分な現在における書店のあるべき姿を考えさせてくれる良書。
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地方の小売店で、足を運ぶお客さんにどう応えるか勉強し試行錯誤して売り上げをあげ、さらに本の魅力を伝える活動もした方のお話しだからこその説得力がある。
セレクトショップや二次販売でない新刊書店で闘ってきたということが、読んでいて力を頂ける。
この20数年間で村社会がなくなり、郊外消費社会になり、街なかの競合型商店の力もなくなった。
それと並行する様に本の持つ文化発進の力も衰退した記述もあり、心踊る内容ばかりではないが、だからと言って書店員の考える力がなくなったわけではない、と思わせられる。
現在の流通や出版物の質の問題を超えて、フランチャイズ店でない、小売店にしかできないこともまだある、だろうか?
本の未来を考えて『後に続く者を信じて走れ』(井上ひさし氏著作より)を信条とするなら、自分がまず走るしか、ないのだ。
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90年代に地元のさわや書店を大きく変化させた“カリスマ書店員”伊藤元店長のインタビュー集。東山町と一関市で過ごした青春時代では地方の書店事情、東京の山下書店でどんどんしかけた時代の話では、書店の仕事の実態が語られ、仕事上本に触れてきても全く想像に及ぶところではなかったので、非常に興味深く読んだ。そして、終盤で語られた盛岡の商業圏の現状は、もろに書店の盛衰に当てはまることだったので、大いに驚いた。しかもこれは地元だけじゃなく、全国的なこと…。やっぱり、地元のいい書店は愛していかないといけないなあ。
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伝説の書店員と呼ばれた盛岡さわや書店・伊藤清彦氏のインタビューの書き下ろし。書店が意思をもって本を選び、並べ、販売する。売るかどうかを書店が決めた。そのためには徹底的に本を読んだ礎があるのだろう。郊外型、複合型の店舗が中心になった今、そんな意思をもった書店がなくなったと著者は憂う。電子書籍を含めてオンラインが進んだ今こそデシタルにリコメンドするのではなく、意思やコンセプトを持って本を薦め売ることができたら面白そうだ。
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参考にはなるけど、90年代の話なので、そういった時代もあったんですねぇ… くらいの感じ。過去をまとめた記事なので、これからの展望はない。あとは読者が考えてくださいといったまとめかた。まあ、これはシリーズものなので、通して読めば何か展開はあるのかもしれない。
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伊藤さんのご冥福をお祈りします。
とりあえず「アークワークス」と「ミレニアム」は買います。
やっぱりものすごく本を読んでいた人だったのだなあ、と実感。
流石に盛岡の書店全部回って分析していたことまでは知らなかった。
また、さわやは未だにスリップとノート管理でやっているのだが、その意味もちゃんとあった。
(ただし今それが引き継がれているかは不明。今のさわや本店は本を読んでいない)
さわや、第一、東山堂があった時代の話は懐かしい。
一番品揃えがよかったのは東山堂、美術系・マンガなら第一書店だったなあ。
また、さわやの古参従業員によるいじめ・いやがらせについては「ああ、やっぱりな」という感じ。
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P64より
あの人だったら絶対買うという本を入れる。そういうお客さんが100人いると1000冊売れる。
P94
お客さんにあれはこういう本でしたね、とアナウンスするだけで全然違う。
※はい、見事にそういう接客に引っかかってた顧客ですよ(笑)
P121より。
本は無用の用。出すことによって需要が喚起される。
P147
今や捨てるべき書もなく、出て行く町もない。