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西炯子のデビュー作を含めた初期短編集。今まで西炯子のデビュー作が出版されていなかったことに、まったく気付いていなかった…。不覚である。私が大学生の頃は、まだあまり有名ではなく、漫画ファンの間で密かに支持されていた存在だったのが、今や売れっ子漫画家のひとりなんだから、世の中は分からないものである。
あとがきには、「私は漫画を好きで描いていたことがありません」「漫画は、夢でも、憧れでもなく、ただ現世を生きる術でした」と書かれている。彼女の漫画の大きな特徴である、「一般受けを狙わず、どこか刹那的で地味な作風」を貫くことができた裏には、このような心情があったわけだ。歴代作品を読んできた身として、この独白は素直に腑に落ちるものがあった。
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「BL」という一分類では言い表せないような作品ばかりで良かった 表題作と出口が特に好き 薔薇姫も好き
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今日買ってきたものなんですが、とても良かったです。
以前にこの方のうすあじというコミックが気になって買い、それからこの人なら大丈夫だろうという確信を持ってこのコミックも買いました。
切ないけど最後が決して悲観的ではなく次に進む姿勢や余韻が今回も良かったです。
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もともとBL描いてたんかい!と色々衝撃。ホントに昔の短編から載っていて、ほんのり長野まゆみを思い浮かべた。薔薇姫とてもおもしろかった。作品の絵柄が違いすぎて、この短編と短編の間に何があった!?とか思いつつ・・・^^
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最初はま〜絵がへた。笑 どんどんいい絵になってゆく。薔薇の話は結局人が死んでしまう話で、なんというか、2作続けて読むと ん?というか…弁護士の話が一番好きだった。どうしようもなくて。 うだうだ言ってるけどどれもとてもおもしろかったです。
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中学生とか、高校生の頃に読んだ漫画の数々を
もう一度読めて嬉しかった。
西炯子さんの漫画に対するたんたんとした取り組みから、
珠玉の数々が生まれたのかなあ。
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2012 1/22読了。WonderGooで購入(古書)。
男性同士の切ない恋愛だったりそれ以前の心のつながりだったりを描いた短編集。
「薔薇姫」が好き。
あとあとがき。
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「出口」が1番好きです。こういう片方だけが辛い話が好きなので最高です。相互依存関係だけどフェアじゃない。何気ない一言に舞い上がったり傷つけられたり。もどかしくて切ない感じが堪りませんでした。でも最後は報われたので文句なしに素敵な話。