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タイトルが気になったので、乙一初挑戦!と思ったら、これはネット上で募った一般作品をリライトした作品とのこと。乙一デビューは変化球作品になってしまいました。
でもだからこそいろんなテイストがあって読みやすかったかもしれません。
各ストーリーをひとつに結び付ける潮音の存在も、読者にとって一番身近に感じる人物で存在感があります。
私のような乙一ビギナーには入りやすい作品だと思います。
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乙一独特の世界観は健在。読者からの「没投稿作品」をリメイクして作られた一冊。いい意味で、乙一らしくなく、新鮮味があっていい。
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素人さんの没原稿を乙一さんがリメイクするという企画本のようです
作風とかまちまちだっただろうに、全編を通して統一感があるのはさすが。ただ私の好きな根底に流れる不気味感がほとんどないので、ちょっと物足りない感じです。あとがきでも、いつもの自分の話と違うものになりそうなネタを選んだ的なことを書かれていたのできっとわざとなんでしょうねー。
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Web投稿作を乙一さんがリメイクする、という面白い趣向の連作小説。
まずタイトルが素敵!こちらも募集して決められたそうです。
その通り図書館もちゃんと出て来るし、鍵となる人物が本の虫の女性図書館職員なのも良し。
「ホワイト・ステップ」が一番力入ってますね。面白かった!
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ボツ作品のリメイク集だということですが、みんな同じ町が舞台になっていて、お、ここにも出てきた!と思いながら読むのも楽しかった。
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設定が他の人のなので、乙一らしくなくて、乙一作品が好きな自分的にはあんまりでした。最後のホワイトステップだけは乙一ぽくて◎でした!
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集英社のWEB文芸の企画から生まれた、ちょっと風変わりな短編集。企画名は「オツイチ小説再生工場」というもので、読書からボツ原稿を送ってもらい、乙一さんがリメイクするというもの。
やはり元ネタがひとのものだからか、いつもより乙一色は薄めでした。
それぞれの短編が少しずつリンクしていて、個人的にそういうのが大好きなので、読みながらニヤニヤが止まらず、そのうえ最後にあんなラストを用意されたら……泣くしかなかった。
白乙一でも黒乙一でもなく、乙一の新しい世界かも。
しかし、ネタを公募って作家としてはどうなんでしょうね(笑)おもしろかったけど!
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一般から募集したボツ小説を乙一がリメイクしたという作品集。活字中毒できりのいいところまで読まないとやめられないという潮音さんに激しく共感。読みながら歩いていて「バカやろう!」と罵倒されたりするのよね~私も・・気をつけないと!・・軽く読めて面白いです。
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少年が小説家になった理由。コンビニ強盗との奇妙な共同作業。ふたりぼっちの文芸部員の青くてイタいやりとり。謎の鍵にあう鍵穴をさがす冒険。ふと迷いこんだ子どもたちだけの夜の王国。雪の上の靴跡からはじまる不思議な出会い。集英社WEB文芸「RENZ ABURO」の人気企画「オツイチ小説再生工場」から生まれた6つの物語。
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「小説家のつくり方」 「コンビニ日和!」 「青春絶縁体」 「ワンダーランド」 「王国の旗」 「ホワイトステップ」
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タイトルからしてとても心惹かれる。そしてどの物語もとても面白い。投稿作品のボツ原稿を著者がリメイクした物語だそうである。素直にまっすぐに進んでいるかと思いきや、ラスト近くのほんのひと捻りでさらっとかわされてくらっとする。元は別々の作者が書いた物語が、連作になっているのもすばらしい。潮音さんに興味津々である。とても魅力的な一冊である。
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乙一小説再生工場という企画で作ったリメイク作品集。短編が6本あり、それぞれが微妙にリンクしている。物語の完成度としては、可もなく不可もなく。ミステリなものが大半で、元が小説家希望者のボツ作品とあって、乙一らしいダークな感じの作品はあまりなかったように感じた。でも本の表紙の感じとか、物語全体の雰囲気は好き。
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始めて乙一さんの作品を読みました。素直に、面白かった。
別々の6つの物語は、架空の町「文善寺町」と潮音さんでつながる連作短編集になった。小説家のつくり方/コンビニ日和!/青春絶縁体/ワンダーランド/王国の旗/ホワイト・ステップ 毒舌の掛け合いは特に笑える。
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いろんなテイストの小説がギュッとつまった一冊です。投稿作品のリメイクということですが、さすが乙一、短編がうまくまとまってて面白いなあという印象。
個人的にはワンダーランドが一番面白かったです。中では一番黒いお話ですけど。視点の移り方とオチが絶妙。
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読者投稿の作品を乙一がリメイクしてまとめた作品集。
乙一の初期頃の作品が好きなひとにお勧めできる話が多かった。
特に「ホワイト・ステップ」は作者あとがきにもある通り、
いかにも乙一らしい内容だった。
別名義で作品をだしたり、ジョジョのノベライズしたりと
デビュー頃の作風から徐々に離れていく様子が見られる作者だから、
初期の独特な切ない雰囲気が感じられる作品は今後でないかもしれない。
「さみしさの周波数」や「失はれる物語」の雰囲気が好きな人は
この本は読んでおくと良いと思う。
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>集英社WEB文芸「RENZ ABURO」の人気企画「オツイチ小説再生工場」から生まれた6つの物語
おもしろい試みですね!
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待ちに待った乙一の最新作!と言いつつ今までの乙一らしさはあまり感じられないが、これはこれで面白い作品でした。なにより企画が斬新で、やはりさすがだなあと感じる作品。