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序盤は少し読みにくく、登場人物たちの魅力もイマイチ欠ける感じでした。
特に主人公の上司や中盤から登場するキャラは暗い過去がある感じだったので、この二人がどう話に絡んでくるのか楽しみだったのですが、どうにも中途半端な感じがしてもったいなく思いました。
しかし小説全体に漂う暗い雰囲気の描き方はとても上手いですし、14人の凍死体発見というつかみからの、ネットや電子空間をアイテムにした話の展開もなかなか面白かったです。
第12回日本ミステリー文学大賞〈新人賞〉
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リアル感がまるでなし。ネットの仮想空間が登場するせいか、どこか違う世界の雰囲気が漂う。登場人物の名前をあえてカタカナにしているのもそうだ。
設定はよさげだったのに、途中から迷走していた感じが・・・
主人公のクロハもどこかわけあり風にしているが、好きになれず。刑事として新人だと思うのに、なんであんなに仕切ってしまうのか。
結局犯人の目的もよくわからず、たまたま?通っていた仮想空間が事件に関係ありという、ご都合主義で解決とか、えーっでした。同僚もそこの常連だったりとか世間狭すぎです。
事件はかなり凄惨だったわりに、アンニュイな雰囲気だけで話が進んで、解決もアンニュイだった・・・(意味不明だw
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70。うーん…普通。派手に殺される連続殺人と冷凍コンテナから見つかる大量自殺の死体。設定は面白そうだけど、なんか、薄い。少し影のある主人公、女刑事クロハ。警察内部のドロドロや、仮想空間やらポリゴンデータといったネット関係のお話。主人公がよくある女刑事という感じで新鮮さはなかったし、なんか全て中途半端な感じがした。お姉さんの性格は好きだった。映像化しやすそう。まぁ、新人賞ですな!てか、警察官が住所教えたりするもんかね??
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なんか読むのに時間がかかりました。
あらすじからして非常に好みなんですよ。
なのになんでこんなに時間がかかったんだろう。
内容は面白かったんです、多分文体が合わなかったのかなぁ。
まず、登場人物の表記がカタカナ(x_x;)
私カタカナの名前苦手なんですよね~。なので海外作品あまり読まないです。
しかも名前は割と普通だったりするんですよ!
主人公は「クロハ」でちょっと変わってますが、他は「ハラ」「カガ」みたいな。
漢字にしてよ!って思いつつ、これは何かの伏線かもしれないと読んでいたのですが、結局意味ないんかいヽ(`Д´)ノってなりました・・・
いや、おそらく雰囲気作りのためとか作者なりの意図はあるんだと思いますが。
終始降りしきる雨、無機質な埋立地、仮想空間、など漂うダークな雰囲気はいいと思いました。物語も終盤はさすがに加速がついて一気に読みましたし。
ただ最後加速がついたはいいけど、バタバタあっけなく終わったなという印象は拭えません。
あまりいい事書いてないですが(^▽^;)
独特の雰囲気、仮想空間と現実世界の絡みなど面白かったです。
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警察小説というよりも、近未来ミステリーといった方がしっくりくるような気がする。でも、近未来でもなく現代のネット社会はここまできてるのかもしれない。
面白くない訳じゃないけど、どちらにしても警察、刑事モノ好きにはちょっと違う気がした。
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港のレンタルコンテナから発見された多数の冷凍状態の自殺した遺体が発見されクロハは捜査を始める。
仮想空間、SNS、自殺願望サイト等々今の世界にあり得る状況を駆使した背景の描写がものすごくスリリング。クロハの周りの人間関係も興味深く描かれていて、最後の解決の場面がバタバタでなければ文句無しの☆5でしたね。
しかし、最後の『鼓動』との対峙はこれまで無いくらいの緊張感だった。面白かったー。
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本屋の面陳からなんのきなしに手にとったけど、圧倒された。うん、エンターテイメントとして極上ではなかろうか。ストロベリーナイトとか"推理小説"とか好きな人にお勧め。
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これを読もう!と思って買ったわけじゃなく、
通勤時間をつぶすのに、手ごろな本ないかなーと
探した時に目に入ったので、買ってみた。
中古じゃなく本を買ったのは久しぶり。
主人公は女性刑事クロハ。
集団自殺と連続殺人事件と遺書メール。
仮想空間でのやりとり、現実の事件。
あの、仮想空間がいいなぁと思った。
ああいうのが、あったらいいのに。
あるのかな?私が知らないだけで。
スピード感があるというのか
3日間くらいで読み終えてしまった。
でも、面白かった。
星3にしちゃったけど、3.5くらい。
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うん、面白かったです。
でもかなりパソコン系の話が出てきていたので
分からない人にはちんぷんかんぷんかも。
主人公のクロハを始め、カガやキリなどの登場人物の描写も秀逸で引き込まれていきましたね。
ハラが警察を辞めるときのくだりはちょっとウルッと来たし・・・(´;ω;`)ウッ
ただ、事件そのものの描写はちょっと雑かな…
私の感受性の問題かもしれないけど、最終的にクロハの姉が惨殺された意味があんまりわからなかったし、
最後の結末もバタバタしてて雑さが目立たのが残念。
もう少しページ数多くなってもいいから、最後まで丁寧に書いてほしかったです。
ただ、この作品が一作目ということで、これからもっと完成度の高い作品を生んでくださるでしょう。
結城 充考さんはかなり注目ですなo(`・д・´)ノ
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事件自体は特異でもなく、規模が大きいわけでもないが、これまでの警察小説と比較して、最もWEB上のバーチャルな世界を自然にストーリーに組み込まれた小説。心理面などの人間描写が面白く、最後まで引き込まれて読んだ。
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▼随時更新
あの人に勧められて速読したけど…
彼が言うほど、満足感はなく 至る部分で不完全燃焼
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アバターの部分や犯人像など、スッキリしない所がけっこうありますが、正直こういうテンションの作品好きです。
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話の面白さより、文章の綺麗さが特徴的。
主人公の女性刑事クロハの動きがとても大きいから映像化したら結構面白いんじゃないかな。
ただ動機内容が薄いミステリーはあんまり好みじゃないのであくまでも文章の綺麗さで★3つ。
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4月-7。3.0点。
孤高の女刑事。冷凍コンテナでの集団自殺と、連続殺人。
警察社会の女性差別と戦いながら、真相へ。
まあまあ。動機がよく解らなかった。
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2011年のワースト3。
読書好きの人、ミステリ好きの人は読むだけ無駄。印象は40代(作者の年齢)が書く携帯小説(読んだ事は無いけど)。
日本ミステリ文学大賞新人賞受賞作・「警察小説の超新星」「店長一押し」の帯に惹かれ、裏表紙のあらすじの奇怪な事件に興味をそそられて購入したのだが、まだチェックが甘かった。初めの1ページだけでもいいから目を通すべきだった…!
初めの1ページで解ります、これつまらない、と。
携帯小説と言ったのは、ト書のような文体でとにかくひたすら「○○は△△した」ばかりが列挙されていて、情緒も何もあったもんじゃない。透明感を通り越してスカスカだ。伏線も読者に気付かれないように努力した(つもりな)のかもしれないが、あれは駄目だろう。上手い伏線っていうのは真相が解った時に「そういえばこんなシーンがあった…!」と驚嘆混じりになるものだろうが、そもそも殆ど作中に登場しない犯人に対してあれを伏線にした、のがもうなんていうか浅はか。犯人も納得いかないし、例の彼の顛末も何考えてるのか本当に不明。また登場人物の名前が片仮名なのも、携帯小説的にはありなのかもしれないけど日本の警察組織を扱った文芸書では読みにくい以外の何物でもない。クロハ、カガ、ハラ、サトウよりも黒葉、加賀(以下略)にしただけで、頭に入りやすくなるだろう。
人物描写も稚拙で――。まあいいところは氷漬けの遺体が何体も見つかった、という事件の不可解さのみなのだが、この唯一の魅力的な設定を活かしきれてない筆力だ。こんなのをどうしておススメ出来るのか理解に苦しむ。