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みんなのレビュー105件

みんなの評価3.5

評価内訳

99 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

「正解」はない。人気の書評家が考える「面白い書評」「ダメな書評」を知りたい方にはオススメ。

2011/06/29 16:52

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者はプロの書評家(プロフィールには「ライター、ブックレビュアー」とある)で、「GINZA」「本の雑誌」「TV Bros」といった雑誌などで、書評を多数連載している。本書は、現在は休刊になっている光文社のPR誌「本が好き!」の、2008年~2009年の連載記事に加筆修正したもの。

 「面白い書評はあっても、正しい書評なんてない」というのが、著者の基本スタンス。本書では、「粗筋紹介」「援用」「ネタばらし」の是非、「日本と海外」「プロの書評と感想文(ブログ書評)」という比較、といった様々な観点を設けて、具体的な「書評」を一つ一つ俎上に挙げて評していく。そうすることで「面白い書評」の姿を浮かび上がらせようというわけだ。

 だから「面白い書評とは○○○である」式の「正解」を期待すると裏切られる。本書の内容を突き詰めると「私(著者)が面白いと感じる書評が「面白い書評」」ということだからだ。「粗筋と引用だけでも、立派な書評として成立する」と書いた直後に「逆もまた真」とあるし、「援用」は「両刃の剣」で、「援用の傑作」もあれば「牽強付会な援用」もある。つまり、大事なのはその「ちょうど良い加減」なのだ。

 「ちょうど良い加減」を言葉で他人に示すのは難しい。だからこそ、著者は具体的な「書評」を例として出して、「これは良い」「これは悪い」と評するという手法を取ったのだろう。「粗筋は全体の何%まで」なんて書けば、それらしいものになるけれど、それではウソになる。著者はそんなウソはつけなさそうだ。主張が行ったり来たりして定まらないのも、著者の正直さを表しているのだろう。

 その正直さは「あとがき」のこんな言葉にも表れている。「(前略)それはあくまでもトヨザキ個人の評価です。「絶対」ではありません。(中略)この本で展開している書評観や書評論自体、後年、わたしは自分自身で更新するかもしれません。」 著者が絶賛する書評を、私が少しも良く思わないとしても、それはそれでいいのだ。

 特に、ある日の新聞各紙の書評を特A~Dで評価するという荒業が痛快。(5月22日の朝日新聞に、本書「ニッポンの書評」の書評が載っていたが、あれを著者が評価するとどうなるのだろう?)「正解」ではなく、人気の書評家が考える「面白い書評」「ダメな書評」を知りたい方にはオススメ。

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紙の本

ブログ書評には厳しいが大いに楽しめるトヨザキ社長の書評論。

2011/12/12 15:59

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 僕、トヨザキ社長は大好きです。ハッキリ物を言う人はとにかく好き。
でも、豊崎さん、ブログ書評に否定的なんです。「ブログで書評を書い
ている皆さん、あなたがたは守られてるんです。安全地帯にいるんです
よ」と言われればまさにその通り、ブログをやってる私は返す言葉もな
い。「なぜ他人様が一生懸命書いた作品をけなす必要があるのでしょう
か。卑怯ですよ」「匿名の書評ブログを開設している方は、今後は愛情
をもって紹介できる本のことだけをお書きになってはいかがでしょうか」
と言われれば、ただただうなずくしかない。

 光文社のPR誌に連載されたものをまとめたこの新書、前半は、粗筋
紹介というのも立派な書評だとか、ネタばらしはどこまで許されるのか
とか、興味津々の内容でとてもおもしろい。おもしろいのだけど、ここ
で否定された人。例えば、粗筋を一から十まで紹介しちゃう文芸評論家
とか、物語の肝を平気でばらしちゃう人に豊崎さんが言ってることが通
じるのだろうか?そーゆーわからん人はいくら言っても絶対にわからん。
このデリケートな問題を著者は例を交えながら丁寧に紹介してるのだけ
ど、プロでもアマでも通じない人には通じない(と思う)。それが、ち
ょっと悲しい。その後には、新聞各紙の書評五段階評価、「1Q84」
書評の読み比べなどもあり、本好きなら大いに楽しめる内容だ。最後の
「トヨザキ流書評の書き方」と大澤聡さんとの対談も貴重。惜しむらく
は、全体を通してツイッターで作家の渡辺某をメッタ切りにしてるよう
な迫力がないこと。もっとけちょんけちょんに言っちゃえばいいのに、
トヨザキ社長!

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2011/04/16 01:21

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2011/04/17 21:55

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