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最近では一番面白かった、おもしろ系の本。
タイトルを見る限りでは、ブラック会社の
ありえない話を集めた本かと思いきや
中世ヨーロッパ、江戸時代の日本などの
ありえない職業を紹介した本。
私が一番面白かったのは
ボロの布切れを集め、一日に何キロも歩く仕事。
(紙などの材料に使うらしい)
一日中ひらすら石を拾う仕事。などなど
イラストで描かれている人間の目が死んでいる!笑
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20110621
久々に純粋に面白かったかも。
ブラック企業の話を集めたものかと思えば、
そうではなく、現代から見ると珍妙な昔の仕事の紹介でした。
中世から近世のヨーロッパと、日本の江戸時代。
それだけでもこんな変な仕事があったのだから、
他の土地も含めもっとあったろうなぁと興味深い。
見開き1ページなので読みやすいです。
緩い説明も面白かったです。
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ブラック企業について書かれた本は多数あるが、
古代、中世など歴史上にまで範囲をひろげたものは珍しい。
と思って興味を惹かれて読んでみると、これがめちゃくちゃ面白い。
ノミネートされた職業は、隠遁者、反吐収集人、移動便器屋など、現代ではお目にかかれないようなものばかり。
例えば、反吐収集人というのは古代ローマの職業だが、当時の貴族は食事を満腹まで食べたら、それを吐いて胃をすっきりさせ、別の食事をとる、というグルメっぷりだったらしい。
そこで、すばやく反吐を回収する役割が必要となり、それが反吐収集人である。
ちなみにこの反吐収集人は奴隷階級の職業であり、転職は不可とのこと。
本書ではブラック度、離職率等の項目でそれぞれの職業が評価されるが、奴隷の仕事は離職率☆(辞められません)となっているのが圧倒的なブラック感ある。
本書では、ピックアップされる職業の斬新さという点でもすでに面白いが、歴史上のあれこれについてかなり幅広い話に飛ぶのが面白い。
たとえば、シラミ取りという職業の項目では、音楽室の後ろにある音楽家たちの髪がもっさりしているのは皆カツラだからであるという話、当時の上流階級のファッションとしてカツラが流行っていた話、水不足により髪を頻繁には洗えないが、感染症の恐れから地毛を伸ばすのは危険であったこと、などいろいろな話を知ることができる。
学校の、面白い歴史の先生の雑談を集めたような感じでオススメです。むしろ、歴史の先生の雑談のネタ用にもオススメ。
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なかなかブラックな職業ばかりで面白かった。昔の日本にシュールジョブがあったのは知っていたが、西洋の方にも日本に負けず劣らずのシュールジョブが多数あったことに驚いた。また作者の説明や言い回し、考えなどが面白く、学生の自分でも楽しみながら読めた。気軽に読める本なので、軽読書に良い本だと思う。