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面白いです
2020/11/15 20:36
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
いや串田の癖がすごいですね…
そして串田のイメージと表紙の絵のイメージがちょっと私の中ではずれがありました笑
でもセックスシーンもしっかりしてるし、話の流れも面白いです
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楽しみにしていた「眠る劣情」のスピンオフです。迷脇役だった久緒さんメイン、編集の神凪守の視点から描かれていて、久緒静――ペンネーム串田寥生の職業にふさわしく、ミステリー仕立てです。
冒頭から、串田のぶっとんだキャラが炸裂。守はゲイで彼に片想いだけど、公私にわたって振り回されてとんだ迷惑被ってます。
串田のセリフがいちいち笑えます。守との会話が夫婦漫才!串田も頭の回転が早いけど、それを迎え撃つ守のツッコミも大したもんだと思います。
ミステリー作家串田の新作構想は、孤島で起きる連続殺人事件。横溝チックですね。
そして、主役キャラの探偵は「からくり人形探偵内野」!!だそうです。いいですね、受けました…モデルは言うまでもなく、あの内野みたいです。
その作品の取材ということで、串田は嫌がる守を言いくるめ、彼の生家がある瀬戸内海の小島に向かいます。その様々な古い因習が残る島で、串田と守は事件に巻き込まれてしまうんですが。
夜光花センセお得意のミステリー調で、謎解きとしても楽しめるストーリーです。
最後に意外などんでん返しもあります。
でも、ここでの見所はやっぱり串田の突き抜けた魅力!「眠る劣情」の時からものすごく面白い人だなあと思ってましたが、今回出番が多いのに比例してその魅力が倍増してます。
恋愛面ではそんな二人なので、ラブもエロもそこそこって感じです。串田の性格を考えれば、かなり守は苦戦しそうです。でも、そんなこと気にならないくらい楽しめました。ひょっとして、評判がよければ続編が出るのかな?ぜひ、二人の仲を進展させて欲しいです。
高階絵師のイラストすてきでした。表紙は夜光センセもおっしゃってるように、ほんとにミステリー小説のコーナーに平積みしてあっても不自然じゃない感じです。帯のセリフはBLだけどね。
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雰囲気といい、謎といい、さすが夜光さん! って思いました。
BLでここまでのミステリーが読めるなんて……ありがとうございます。
串田さんの飄々としてるキャラが良かったです。
『金曜日の凶夢』と同じく変人攻めでうまうまでした。
神凪君も可愛かったですね。
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眠る劣情は読んでるんですが、あまり好きじゃなかったという記憶しかなく、この串田のこともまったく覚えてません(笑)でも、何も問題なく読めました。前半、飄々として掴み所のない串田に振り回されている神凪という二人のやりとりが楽しくててっきりコメディだと思ってたら中盤以降ミステリな展開で面白かった。ただ、終盤はなんだかすっきりとしない。事件についても島の因習についても恋についても中途半端なまとめ方かと思う。特に恋については、串田の確たる恋愛感情が見えないまま。神凪のことほんとに好きになってるのか?
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なんか後味良くない。すごいモヤモヤが残りました。まず串田が好きじゃない(苦笑)ああいう理由があったにせよ、最初から守を利用する為に近付いたのも気に入らないし、告白されて断ったにも関わらずちょっかいを出すし、とにかくデリカシーがなくてイラッ。最終的に付き合うことになったみたいだけど、それまでの言動がダメ;;守もあんなことされて許しちゃってるのがなぁ…。あの島の風習も理解できない。人殺しといて平然としてる妹とか島民たちが信じられない。今回のことだって結局隠蔽してるわけだし。島の謎がわかっていく過程だけは面白かった。
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串田より久緒のほうがしっくりくるというか。意外というか予想どおりというか奥が深い人物よ。
なかなかにミステリでした。
真面目くん乱れシーンも楽しい話でした。
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はああおもしろかった!!
夜光さんのこういう話読んだの二冊目だけどこっちのほうが断然好き。
淫乱受けかわいいです……
先生が自由人ですごくいい。飄々としててなんか心配になりつつ好きだ。
もうちょいラブしてほしかった気がしなくもない。
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作家と担当編集のお話ですが、ミステリアスな展開です。編集さんが作家先生を好きなことを知ってか知らずが、受け入れちゃう作家先生の行動がなんかよくわからないのだけど、彼なりに理由があって納得のいくストーリーだった。
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うーん、ミステリーとしてはまあ、面白く読めたんだけど、主人公のはずの守君に感情移入しにくかった。
どちらかというとかなりヘタレな受けでした。家族や故郷から逃げたまま、自分の根っこを解決しないまま、弱い心を抱えて生きている青年、なんでしょうが、情けなさが中途半端に感じて最後までモヤモヤしてました。反対に串田の飄々として、すっとぼけて一癖も二癖もある、何気に酷い人物像は嫌いじゃないけれど、この二人の組み合わせはどうにもグズグズと崩れかかったナマモノの様で、収まり悪かったです。
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好みの登場人物無し。結局、串田は恋愛してるようには見えないし、編集の神凪はイヤな感じのヘタレさだった。
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串田先生をみきしんで、守を武内さんで読んでしまいました(笑)。島の因習に加えた串田の…と言う、二重の伏線が張られていて、ミステリの名に恥じないBL小説だった。『眠る劣情』も読まねばならんですな(笑)
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『眠る劣情』のスピンオフ。
恋愛モノとしてみると、☆3つ。
推理小説としてみると、☆5つ。
なので、間を取って☆4つ。
ただ、犯人(?)はかなり早い段階で見えてきた。
串田のキャラが苦手。
けど、あのキャラだから、この本(ストーリー)は成り立っている気がする。
ただ、いまいち串田の感情がつかめなかった。
『恋人』となってからも、ちゃんと守のことを好きなのかは見えてこない。
また、守にしても、串田の中身じゃなく外見が好きなんだとしか見えてこない。
『眠る劣情』よりもこちらを先に読んでしまったけれど、『眠る劣情』を先に読んでいたら、串田のキャラもそこまで苦手ではなかったかも。
「やっぱり順番どおりに読むべきだった…」と思った。
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仕事の相手だと思っているときは串田の話を受け流せていたのに、恋愛が絡むと弱くなる。そんな守が可愛かった。ゲイであることで勘当された守が実家に戻るのはかなり勇気がいりそう。それもあってか、島に行ってからの守は、自信なさげな印象が強かった。だからこそ、串田のことを更に好きになったのかも。島で起こる不思議で、怖い出来事。何が起こるのか分からないホラーのような雰囲気のあるミステリーだった。
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ミステリー作家の串田と担当編集者、神凪守
余所者を受け付けない神凪の故郷島の因習、隔離された島で起こる事件、謎の地下牢などてんこ盛りで引き込まれます。伏線が散らばり、最後の回収まで本当に面白かったです。
神凪の少々他人の悪意に鈍感で、でも真っ直ぐな所が可愛いく、真面目なのに情事になると無茶苦茶エロくなるのは美味です。
串田の思考回路の面白さと、表に出さないけど、神凪を溺愛している姿が善きでした。