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様々な国際機関を渡り歩いた関本さんの体験記。日本が世界でいかに損をしているかについて繰り返し主張されています。損をしている理由(日本人の気持ちや考え)が分かるだけに非常にもどかしくなりました。国際機関で働くということの現状、日本が海外からどう見られているか等、知っておいて損はしないと思います。
自分たちの税金がどれだけ海外で無駄遣いされているのか。本書に書いてありましたが、意外と海外での無駄は多いようです。税金の使い道は国内に向けられがちですが(そして必要以上に公共事業が叩かれたりするわけで…)、きちんと全体を把握しないまま批判するのは危険だと感じました(自分への戒めも兼ねて!)。
多くの人にお勧めしたい1冊となっています。
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様々な国際機関にいたからこそわかる生の声。日本人がこれから国際社会でもっと発言力をもつにはどうすればいいのか考えるきっかけとなった。
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日本人が海外で働くことの難しさを単刀直入で書かれています。
実に気持ちがいい。
日本人としての「謙虚さ」が海外では裏目に出る。
これは自分が旅してても思いましたが、実社会でもそのようです。
そして英語はやはり必須。外に出ようとするなら必要ですよね。
あまりここまで「ハッキリ」日本の国際社会に対して意見を述べている本は少ないように思えます。読みやすくてためになりました!!
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-my bookdarts-
「誰かが亡くなってしまった悲しみを乗り越える一番の方法は、その人の一番好きだったところを自分の中に見つけること」
転職を成功させるために、私がいつも守ってきたルールが4つある。
ひとつめは、今やっている仕事に全力を尽くすこと。
ふたつめは、自分よりグレード(grade/位)が下の人とも積極的に付き合うことだ。
(中略)
さて3つめは、お世話になった人には必ず感謝の気持ちを忘れずにしっかり伝えること、
4つめは、チャンスが来たら、あまり迷わないですぐに飛び込むことだ。
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世界は優しくない。それが本書を読んだ感想だ。
国際労働機関、経済協力開発機構、アジア開発銀行、世界銀行・・・・
様々な国際機関で仕事をしてきた数少ない日本人である著者が本書を書いた理由は、国際社会で損をしている日本をどうにかしたかった、からだと書いている。
エゴ丸出しで自己主張する国際機関の職員達、そこには譲り合う気持ちや謙譲の美徳、など存在しない。
そして今なお様々に見え隠れする人種差別、自己主張しない国の人間は存在する価値すらないと思われている現実。
しかしそんな彼女も海外にいればいるほど日本人に生まれて良かったと思う、と語っている。日本人が持つ世界一の美徳はsensitivity(思いやり)との言葉に自分も大いに共感する。
著者の知人のアメリカ人の、日本はアメリカに次いで、いや、いくつかの分野ではアメリカをしのぐ技術力や国力を持っているのに影が薄い、との言葉も載せているが世界はまだまだ本当に日本を知らないのだと認識させられる。
日本を過大に評価するのではなく、かと言って変に卑屈になる必要もない。冷静に現実を知り重要なこと、正しいと思えることはは勇気を持って主張する。
それは国際機関で働く職員にだけ求められるのではなく、これからの時代、日本人一人一人にも求められるのかもしれない。
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国際機関に務める著者からみた日本人。グローバル化のますます進む世界に向かう日本人への提言の一冊。【この本を読んで何を活かすか】一番面白いなと思ったのは175ページのif「国連の公用語が日本語だけだったらどうなるか」なるほどな~と納得した。
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よくある日本/日本人は内気でだめだ!的な批判がメッセージの中心。しかし、著者の経歴は素晴らしく、国際機関への就職活動経験談は価値があると思う。
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Superオススメ!
国際交流場に相手が日本人を理解できるコツや話し方を書いている一冊!
For foreign student: this is a book that share the insight of what in the Japanese mind. And what can you expect from them.
Second thing that I learn from the book is the working environment in INternational organization and how they look like in a brief . At least from the prespective of the HR. How their grade people and how they hire people, what barrier did they run into when trying to hire japanese.
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国際機関というと、世界中からのエリートの集まり手に届かない場所のように思っていた。
中を覗くと、国籍によって繰り広げられる人間関係、影響力なき日本の立場、頭脳の身ではない英語やプレゼン力の大きさ…まさに日本人は損している。
世界はボーダーフリーになり、市場は世界に通じる。
だからこそ、日本人を辞める必要はない。
相手を思いやり、賢く、美徳に富んだ日本人のよさを生かして欲しい。
ただ、そうするためにも世界に認められないといけない。
そんな社会で生きていくからこそ、まずは世界で通用する英語力、議論、プレゼンを身につけたい。
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日本人が国際機関で働く上でのバリア。国を挙げた支援がまだまだ足りない。拠出金に比べて。
日本人としての美徳も役に立つ。
自分のバリューをどこで出すか。発言したり積極的に行動するのはまず基本。
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日本語の文化は好きだけれど、国際社会では通用しないのだなと改めて実感させてくれた本。
あとフランスの政府高官の話がおもしろかった。フランス人はフランス文化を愛しているのですね。