サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

みんなでせんたく みんなのレビュー

絵本

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー10件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本

【コレクション向】【読みきかせ・幼児~小低】せんたく板を使って川でおせんたく。それが終わると、みんなで体にせっけんを泡立てて水浴び。のどかな片田舎を舞台にしたフランスの絵本。澄んだ水と、温かな陽ざしと、さわやかな風と……。そういう恵みに気づいた人が思いついた幸せな物語なのでしょう。

2011/06/13 17:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 何て楽しげで幸せそうな光景だろうと表紙に惹きつけられ、ジャケット買いをしました。
 幸せといっても、いろいろな種類のどうぶつたちがこのように並び、体をこすり合うことなど実際にはありえません。けれども、どういうお話が展開した先に、このような場面になったのかを想像しながら、ついでに「出会い」と「成り行き」というものについて考えてみれば、自分の身の回りレベルでも、ありえないことではないと思えます。

 女の子、あらいぐまの親子、ビーバー、ねずみ、かえる……どのキャラクターもデフォルメされず、自然な色合いで描かれています。
 この画風は、日本の絵描きんたちで言うと林明子さんや垂石眞子さん、鈴木永子さんらを彷彿とさせます。デッサン力があり、心地よい線が愛情をもって、生きものたちや道具たちの形を紙から浮かび上がらせます。
 表紙の体をこすり合う絵も、最初は女の子やどうぶつたちに注目していたのですが、あぷくや石けんだれに注目し出したら、絵に幸せ味を加えることの秘密に少し近づけた気がしました。
 作家は、フランスで人気の絵本作家の一人だということです。邦訳作品が今まで何冊か出ていたようですが、そう話題にならなかったのか、すでに在庫切れで流通から消えてしまっている絵本ばかりです。

 表紙をめくると、見返しの左右を横切る形で、川がさらさらと流れています。両岸は木立や植え込みで、向こうの方に家の屋根が見え、川の岸辺には柵のようなものが大小4つ見えます。人けはありません。お芝居の始まる前の舞台のような感じです。
 前扉で、ゴムぞうりをつっかけて走っていく女の子が登場します。

 いよいよ本文。岸辺に腹ばいになった女の子が手首から先を水につけ、かたわらのねずみを眺めています。ねずみは、せんたく板を川に差しかけ、せんたくおけに入れた布をいじっています。見返しで柵のように見えたものは、どうやら物干し台で、せんたくばさみがいくつか止められています。
 女の子の名はエレナ。エレナがねずみにあいさつすると、「あなた、はじめて? ずいぶん はやかったんだねぇ」と声をかけられます。何のことかと思っていると、ねずみの仲間らしいビーバーやあらいぐま親子、かえるたちがやってきて、いっせいに歌いながらせんたくを始めます。
 歌の文句には、「せんたくものも ああ いいにおい」とあるのですが、エレナは自分のシャツがいいにおいではないことに気づき、洗ってみようかという気になります。ズボンも泥だらけ、ついでに下ばきもぬいでしまって、ごしごしこすっていると、すでにせんたく物を干し始めたどうぶつたちが、せっけんやせんたく板を貸してくれます。そして、「こっちに まだ せんたくものほせるよ。せんたくばさみも まだ あるよ」と声がけもしてくれます。
 体の大きさの違うどうぶつたちが並んでいたので、てっきり「繰り返し話」のパターンかと思っていました。良い意味で予想が裏切られました。

 せんたく仕事のあとの楽しみが、おふろでした。大きな川の浴槽に入る前に、皆で体のこすり合いっこをします。体についた泡を洗い流すために、川のおふろに入り、乾いたせんたく物を取り込んで、どうぶつたちは「またね」と引き上げていくのです。
 皆が去って行ったあと、再び後ろ見返しで、人けのない川の景色が登場します。

 さわやかですがすがしい後味の残る絵本です。
 本文に使われたオフホワイトの用紙も、内容にとてもよく合っていて品が良いです。洗い立ての綿タオルのようです。


このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2011/08/13 16:48

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/10/15 22:13

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/10/28 11:39

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/11/26 11:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/08/12 16:02

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/11/07 20:30

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2016/05/16 00:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2024/01/12 19:03

投稿元:ブクログ

レビューを見る

9 件中 1 件~ 9 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。