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今年最大のヒットだ。僕のなかでは。cbcという日常のルーチンを見直し、研修医時代に得たうろ覚えの知識をブラッシュアップする。項目はきれいに整理され、症例ベースでアトラクティブ。みるべきポイントがまるで囲んであるのも専門医の追体験ができるようでとても会得しやすい。一発診断と確定診断が別れているのも極めて臨床的だ。
特にその口調が現場の臨床家らしいのもとても好感がもてた。リアルな臨床家で教育者でないと、ああいう口調にはならないと思う。研修医は必読だが、この口調を学ぶためだけでも、指導医が読むのも良いと思った。
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「血液内科医の常識」を知りたくて購入。簡単な症例提示があり、「一発診断」があり、その後の解説へと続く流れで、さくさく見ることができます。ほとんどの症例で「一発診断」を即答できたので、僕の常識度もまあまあとわかり一安心。血液内科で教育されてきて、また教育してきたことを、きちんとまとめてくれた、たいへんな労作です。血液内科以外の人にとっても、面白いですよ、たぶん。
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血算の異常を血液内科の先生向けではなく、一般診療医向けに書かれた本です。構成も症例提示ベースにテンポ良く解説されていて読みやすく分かりやすいです。ページでデータが途切れて読みにくいところがあったり、似た疾患はまとめて、比較出来る表のようなものがもっとあったら分かりやすかったかな、と個人的には思いました。ですが、いい本だと思います。
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血算の読み方に関する定評のある教科書で,異常のパターンと考え方をいくつか示してくれる。専門医より一般向けで,検査値に関わる人全員が知っておくべき内容といったスタンスだろう。